この週末はBeaconのアーチストによるオープンスタジオだ。ここに住んで１4年以上経つが、どうもいつも日にちが合わず、今回は初参加。オープンスタジオとは、アーチストが来客を自分のスタジオ（アトリエという言いの方が日本ではポピュラーかもしれない）に招き入れる。

アーチストが続々NYCから移住してきているBeaconなので、否応なく盛り上がる。
参加アーチストは自分のアトリエに、作品展示をし、ワインやスナックなどを用意して、来る人たちとアートについて話をする。売る場合もあるが、そうガツガツと期待はしない。仕事をしながら、ワインを飲みながら、ゆるゆると過ごす。

オープンスタジオは各地域のイベントとして人気が高く、今は、ブルックリンのダンボや
ウイリアムスバーグのオープンスタジオツアーなどもあるくらいだ。みんなアーチストの創作の原点、発想を知りたがるので話も弾む。

昔はオープンスタジをにギャラリーのデレクターがやってきて、スカウトしたいということがあったが、最近はとんと聞かない。それでもアメリカのアーチスト達は、我が道をゆく。これは音楽家も同じで、いろんなところに呼ばれて、例えば、今回のオープンスタジオの、キックオフパーティーの会場で演奏しているのだが、あまり観客に向けてという意識は乏しい、自分で自分の演奏をしている（ので、すごく音がうるさい）。

もちろんカーネギーホールなんかで演奏する時は、聞かせる演奏をするけれど、売れるまではどこでも出かけて、ギャラをもらい、観客が一人でも、聞いていなくても自分の、仲間との演奏を楽しむ姿勢が貫かれている。

ところで、日本では、必ず作品のネガティブな批評をする（のが自分を賢く見せると思い込んで）奴がいる、特に若い女性アーチストに絡みたがる。かつて若い女性アーチストだったワタクシも、からまりオヤジ、お説教オヤジ、教えたあげるオヤジ、セクハラオヤジに悩まされ、必然的にあしらいが上手くなるホステス化を余儀なくされた。今、状況が変わっていて欲しいと望む。

相手を見下し、自分の優位を見せるための会話は楽しくない。相手に興味を持って、会話を始め、自分との共感を探るその方がずっとアートを楽しめる（アートだけでなく全てにおいて）。

もちろん日本にもそういう、話していて楽しい方、”教えてやろう”ではなく、こちらが会話の中で深い感銘を受ける方にもお会いしたたくさん経験もある。

それでも、相手を認めたら、自分が損なわれる恐怖症は、悪しき日本の島国根性の一端で、それが諸悪の根源になっているのではないかなぁと、いろいろなニュースを見て思う。

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丸山穂高氏の暴言と、その後の対応に既視感、という記事を書いたところ、だったが、
リテラにこんな記事。

日本維新の会・丸山穂高衆院議員の「戦争しないとどうしようもない」発言。ふだん戦争扇動発言には擁護的な安倍応援団やネトウヨ文化人も今回はさすがにまずいと感じたのか、だんまりを決め込んでいるようだ……と思っていたら、そうでもなかった。
　やっぱりバカはどんなときも止められないらしい。どう見ても擁護できないにもかかわらず、当の丸山議員でなく、発言を報道したマスコミに噛み付いたネトウヨ文化人がいたのだ。
　ひとり目は、2017年の衆院選で維新から出馬し落選、今夏の参院選で維新から候補者として公認を受けている元フジテレビアナのネトウヨ論客・長谷川豊氏。14日にこう連続ツイートした。

〈①丸山穂高さんの件について色々とコメントも来てますが、さすがに材料が無さすぎて良く分かりません。今分かってるのはテレ朝は「この録音がある」と。丸山さんは「切り取りだ」と。そこまでしか分からずにコメントしにくいです。前後もないし。
ただ、丸山穂高議員は少なくとも、国会の場において→〉
〈②素晴らしい追求や質問をいくつもしている代議士である事は疑いようもないと思います。一つ言えることは「そもそも戦争なんて出来ない」訳だし、丸山さん、随分と酔っ払ってたのかなぁ…という程度でしょうか。前後もちゃんと聞けばコメントしようもありますけど。ただ、今回の件で一つだけ。→〉
〈③元メディアにいて、取材を17年半してきた人間として言えるのは、このテレ朝のやり方（みんなで酔っ払った場でこっそり録音してそれを切り取って晒すという行動）は正直、好感が持てません。
こんな事やったら、もう政治家がみんな心を開いてくれなくなります。酒なんて飲みに行けないです。→〉
〈④丸山代議士の件はもちろん、党の執行部が対処されると思いますが、あくまでメディア人として見た感想としては「テレ朝さん、ちょいスジワルなんじゃない？これは」と言いたくなります。
あくまで元メディア人としてのコメントです。それ以上でもそれ以下でもありません。〉

ミジンコのごとき一般人であり、か遠くアメリカに住んでいる人間でも、実録音のやり取りを聞いていてば、丸山氏が、団長に対して、自説に誘導するよう、しつこく質問の形で詰め寄っていた様子がわかるし、免責できるほど泥酔もしていなかった（酔っ払ったから、無罪放免は日本ならではの文化？でアメリカでは人前での泥酔、酒による乱行は社会人としての資質を問われる重大な行為だ）ワタクシとしては、酔っ払い無罪の寛容も、いいようにも思うが、こと政治家がしかも政治家として参加した、他国との関係を含む問題を主とする集会では、酔っ払うこと自体、政治家の資質を問われても仕方ないだろう。

そのような報道側への非難、丸山氏擁護を、自分も”切り取られ”て”メディア”にいじめられて落選したから、同病相憐むでツイートした長谷川氏。もう禊は済んだと思ってるの？
せっかくまた公認もらって、国民も忘れただろうから、立候補するのに、暴言擁護に立つか？これは、すなわち、自分は悪くない、無反省の証明ではないか？　元メディア人ねぇ〜。あなたがメデイアを使って垂れ流したおぞましい差別、忘れられませんよ。
（勤勉で心が強く、しかし腎臓病を患い、透析をしつつ、大変な思いをして生活いる友人とその思いを知っている。この発言を聞いた時は、本当の腹が立った）
維新もよく考えて公認した方がいい、いや、こういう暴言チンピラ議員を集めてこそ維新か。

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心なしか、維新の党・松井代表の顔がくたびれている。暴言売りのイケイケチンピラ軍団
のトップであり、掟破りの選挙私物化入れ替えW選を見事制し、市議選府議選も勢いに乗って、イケイケの大阪維新であったが、今回の丸山議員の発言と、その時の態度、そのあとの開き直り、と、せっかくの上り調子に水を差すどころか、大阪以外では未だに低迷の維新の党にとどめを刺しかねない、かつ大好きな安倍さん菅さんも渋い顔で、公明党追い落とし連立与党の野望も、揺らぎかねないのだから、さすがの松井組長も疲れ果てて見える。

安倍政権を見習って、どんな暴言、暴挙を行なっても、大した処分をせず擁護する体質の維新も、今回は除名、議員辞職勧告決議が出されれば賛成すると、神妙な態度だ。

しかし、今回の丸山議員の暴言とその後の態度は、既視感がある。透析患者に対するひどい発言で落選した（維新は比例南関東ブロック名簿の1位に他の4候補とともに登載されたが[21]、結果は千葉1区最下位で落選した。当時こんな人を比例一位にする維新にも呆れたし、比例で当選されたは叶わない、正義はないものか！！と思っていたので、彼に人々がNOを突きつけてことがひどく嬉しかったのを覚えている）

昨年9月の「透析患者を殺せ」発言が大きな批判を浴び、出演していた全番組を降板する事となった長谷川豊。
健康保険制度を問題視する意図から「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ！無理だと泣くならそのまま殺せ！」とブログに記した長谷川だが、政治家転身を表明した今年2月の会見では「自分が書いたのだろうかと疑いたくなるような過激な言葉が並んでいた」と謝罪。「僕の100％の誤りだった」と反省の気持ちを表していた。

　謝罪した事で批判は一旦終息し、政治家として期待する声も聞こえてくるなか、意外や“再炎上”の兆しを見せているという。

「長谷川さんが例の発言について『そんな事は言っていない』ともとれるようなことを主張し始めているんですよ」と語るのはフリージャーナリストだ。続けてこう言う。

「会見の数週間後に〈ネット上で「長谷川は透析患者を殺せと言った」などと大ウソを拡散してる人間たちがいます〉とツイッターに投稿したほか、6月3日には〈「透析患者」を「殺せ」とは何の話でしょうか？〉ともツイートしていて、SNS上では『言ってただろうが！』と批判が殺到していますね」

炎上騒動当時、MXテレビの「バラいろダンディ」で「『自堕落な生活やって人工透析やってる連中なんか全員殺せ』って言ったらすごい燃えたんですよ」とハッキリ語っていた長谷川氏。本人としては、真意は違うのにそう言われるのはウソだ、と言いたかったようなのだが、やはり「透析患者を殺せ」という意味にとれる発言をしてしまったことは動かせない。一連の行動は、さすがに「居直り」というほかないだろう。
（白川健一）

似てますよね、今回の丸山暴言とその後の対応と。常識・良識の欠如、思いやり、相手の立場をおもん図る想像力の欠如、自分の優位性だけを信じているバランス感覚の欠如。
政治に携わっていい人間ではない。

ところが、いつの間にか、長谷川豊氏は維新の党の公認を再び得て次回の参議院選に立候補するのだ。

日本維新の会は２２日、夏の参院選の第２次公認として現職１人、新人３人を決定した。候補者は次の通り。（敬称略）
　【選挙区】埼玉　沢田良（新）
　【比例代表】山口和之（現）▽空本誠喜（新）▽長谷川豊（新）。
山本太郎氏は選挙は金ががかる、立候補届け出だけで３００万それから諸々で数千万かかるので、普通のサイドの人は立候補できない、できないようにしている。と言っていた。
でも、こう言う人は、別サイドの人と認定されたので、公認を得て議員に立候補できる。
議員、一度やったらやめられない、そんな旨味と自意識を持ってしまったら、政策はなくても、国民なんて馬鹿ばかりのお荷物だと思っていても、選挙中は頭を下げて、心にもないことを言い募る、議員になりたいだけの議員中毒症。

長谷川氏は、前回の審判をどのように捉えて、再び議員に立候補するのか？そして、維新の党は公認したと言うことは、かつての暴言のについて、どこが問題だったのか？何が悪かったのか？を本人がきちんと考えを示していて、その考えを公認したと言うことだろうか。　本人の話を聞いていない（参議院選になれば、過去の発言も含めて晒されるだろうが）のに、決め付けられないが、どうも、考えを改めたと言うのは疑わしい。それは、又しても維新で返り咲こうと言う、暴言集団で再び活躍したい、してほしいと言う、維新のうちわの合意みたいなのが感じられる。

とすれば、丸山議員を除籍しても、反省して大人しくしていれば、また国民が忘れてころ
に、戻して公認を与え再選をサポートするのだろう。丸山氏もジタバタしすぎれば、その芽を摘む？どちらにしろ、極右思想で繋がるチンピラ政党、つくづく、維新は信用できない。

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