密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

モラルハザード安倍首相側近の官邸幹部平気で弾圧発言

「読売の記事にはふたつの警告の意味がある。ひとつは、こんな人物の言い分に乗っかったら恥をかくぞというマスコミへの警告、もうひとつは、これ以上、しゃべったらもっとひどい目にあうぞ、という当人への警告だ」
メディア弾圧と、政府の個人に対する恫喝を、政府が自ら公表するという驚くべき事態。安倍首相側近の官邸幹部が記者質問に答える形で発言した。
もしアメリカで大統領側近がこういう発言をしたら、メディアは大騒ぎだ。右派メディアFoxでさは糾弾するだろう。もちろん発言当事者はこの発言が大統領の意向であるのかを厳しく追及される。


一国の政府が、自分隊の疑獄隠しに、証人の性的スキャンダル(全くのプライバシー違法行為でもなんでもない次元)を吹聴し、それを公メディアを使ってに重ねて脅しをかけるとは、ここまでセンスが狂っている劣化内閣。こういうことが功をそうするなんて、なんてヘタレな!!これで黙っているなんて日本の報道陣は誇りがないのか?!

と怒り嘆いていたら、情勢は変わってきたようだ。さすがに政権中枢部の人間が、メディア。証人脅しを認め公言しているのだから、黙っていられるわけもない。
これも驕れる安倍政権のオウンゴールとなった。
保守系といわれる、週刊文春・週刊誌新潮が徹底抗戦の特集を出し、いつたんは腰の引けたテレビも取材に殺到しているらしい。

記事より抜粋
「週刊文春」の記事は、文書では見えてこなかった省庁間の子細なやりとりや経緯が前川氏によってあきらかにされており、国家戦略特区による獣医学部新設がいかに加計学園ありきで進められたのかを裏付ける証言になっているという。



「『週刊文春』は、前川氏の告白を6ページにわたって紹介。そのなかで前川氏は、タイトル通り、一連の文科省作成の文書が『本物』であると断言しているのはもちろん、前川氏自身もいくつかの文書を保管していることや、それらを作成した担当セクション名やどういうシチュエーションで前川氏に渡されたのか、さらには『総理のご意向』と内閣府から突きつけられ、プレッシャーを感じたことなどを語っているそうです」ー週刊誌関係者  また、前川氏は読売新聞の「出会い系バー通い」疑惑にも言及し、その事実を認めた上で“違法な行為はしていない”と話している、という。


 一方、「週刊新潮」のほうは、問題の「出会い系バー」で取材を行い、前川氏の買春疑惑を報道。しかし、決定的な証拠などは書かれておらず、逆に読売の情報元は官邸であり、下半身スキャンダルによって前川氏に報復するとともに、前川氏の実名告白を報じないようマスコミを牽制する目的であったことを報じているという。


そして、この「週刊文春」の前川氏の告白や、「週刊新潮」の路線転換を受けて、前川氏の実名証言をつぶしていた新聞やテレビの空気も変わりつつある。実はいま、前川氏のもとには新聞、テレビの取材が殺到しているのだという。
 

前川氏の代理人や知人を通じたアプローチはもちろん、世田谷区の住宅街にある前川氏の自宅に行ってみると、多くの新聞、テレビの記者が入れ替わりやってきて、外出中の前川氏が戻ってこないかチェックしていた。ちなみに、新聞は読売をのぞく全社、テレビもテレビ朝日にTBS、フジテレビが取材に動いているという



「もちろん、いま、マスコミの目的は読売がやった前川氏の“出会い系バー通い”でなく、文春と同様、『“総理のご意向”文書は本物』と証言してもらおうというものです。NHKやフジテレビなんて、前川氏のインタビューまで収録しながら、官邸の圧力で潰されてますからね。現場には相当不満がたまっている。『赤信号、みんなで渡れば怖くない』とばかりに、各社が一斉に前川証言を報道する可能性もある」(全国紙政治部記者)


当然と言えば当然。自分たちの力にあぐらをかき、人の頭を踏みつけにしてきた安倍政権がツケを払わなくてはならない。トカゲの尻尾にされた籠池氏、そしてこの、前川氏。
黙って消えてくれると思うのはそれこそ、俺様トップの大きな勘違いだ。
メディアの現場だってそうだろう。


官邸は「いままで見たことがないくらいの、それは凄まじい発狂ぶり」(官邸担当記者)
しかも、その際、官邸幹部らはこんなセリフをちらつかせているのだという。
「前川がパクられたら、どうするつもりなんだ。犯罪者の証言を垂れ流したことになるぞ」


権力を持ったチンピラの恫喝?しかし、籠池氏にも逮捕を強行させようとしていた(いる?)が、籠池氏は野党に協力し、多分優秀な法的ブレインが付いているのだろう、冷静に効果的に、立ち回っている。
 前川氏は不当逮捕されないためにも、むしろ積極的にマスコミの取材に応じるべきだが、問題は新聞・テレビだ。このまま官邸の恫喝に屈するのか、それとも撥ね返すのか。──その結果は明日の新聞や夜のテレビ報道で判明することになるだろうが、このまま官邸の圧力に負けて言いなりになっていいわけがない。

官邸のセンスが狂っているのは、共産党が行っている情報源の秘匿という当然の義務を、
認めず攻撃材料にすているという点にも表れている。こういうセンスの狂った人たちが、
行政を行い、立法をコントロールし、司法に影響を及ぼす。


前川氏も優秀なブレインで周りを固め、野党と連携して、身の安全を確保しつつ、証言を行って欲しい。


かけ問題の決定的新文書、告発者が現れ、もっと良心の疼きと権力に押さえつけられる屈辱に耐えかねた人たちが後に続く可能性がある。天皇は、政権の横暴な特措法に直接不満を伝え、国連が、共謀罪に対する警告を命令書の形でこれも直接通達した。


絶対権力に真っ向から一人で対決できる人は、めったにいない。だがこの流れは、安倍圧政に対して不満を募らせる日本の国民にとっての最大の好機の到来だ


国民もマスコミも、もう空気を読んで迷っている時ではない。ここまで劣化し私物化された日本を取り戻すチャンスなのだから。


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