密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

籠池さん+雑記・アメリカの退役軍人割引

籠池夫妻が保釈された。籠池氏は顔がテカテカして意気軒昂に見えたが(見せるようにが頑張っていた?)、時折、素の顔というか深刻で疲れた表情を見せる。しかし、このひとは何らかの復讐計画を持っているようだ。そのために、今はあまり話さないとしていると見える。奥さんは痩せてスッキリしていたが、感情アップダウンが激しく(以前から?)この人を何のために10ヶ月も取り調べたのか(取り調べいなったのか)籠池氏は冤罪という言葉を使ったが、籠池氏に対するプレッシャー、人質だったのではないか。やはり検察の不当な取り扱いを感じざるを得ない。


会見発言の中での、
安倍首相から100万円の寄付を受けたとの主張も取り下げないとして 「お返しに行かせていただきましたが、受け取っていただけませんので」 

前から不思議に思っていたのだが、安倍総理は国会で何度となく「籠池さんは私に100万円を返すと言って、持ってきているが、表面だけ一万円札で、中身は新聞紙なんですよ」と得意げに話しているが、どのようにしてそれを知ったのか?受け取ったら中身が新聞だった?だとしてら受け取ったのか? どなたかご存知でしたら教えてください。 


中身新聞紙が、直接確認事項なら一時受け取っったということなのだし、そうでないなら、噂や伝聞、フェイク情報に基づく発言を国会で行い、籠池氏への不当な印象操作を行なった、これも大変な問題だ。


まあ、食えない籠池氏は、ちっとも怯えていないどころか、腹に一物、復讐する気満々に見えた。極右小学校への夢は諦めていないということだが、安倍総理や日本会議から距離を置けば、彼なりの吉田松陰的?保守感も民主的になり得るかもしれない。とりあえずは、奥さんをいたわって、体を休めてほしい。


さて話は、最近でチョッと驚いたこと。
Dさんの音楽友達のご夫妻と、St Petersuburgのダウンタウンにディナーに行った。
なかなかハイセンスなレストランで、ロケーションも料理も堪能した。お勘定の時、友人が退役軍人割引について申し出て、ウエイトレス、"Yes,of course"と応じて、退役軍人カードの提示を求め、彼の食事代は50%OFFになった。


Dさんたちの世代はベトナム戦争世代で、前にも書いたが、Dさんも大学卒業前に、空軍の募集に出かけたそうだ。当時パイロット一人の募集で、最終選考に残り、眼鏡をかけたDさんは不採用になった。Sフロリダ大学の担当教授から、デューク大学院を勧められ、奨学金も出て大学院で3年学ぶ間は兵役免除となり終戦をくかえ、戦地には行かずに済んだ。だからDさんの友達はほとんどが、かつて軍人だった人たちだ。 


それでも、プロのトロンボーンプレーヤーでもある穏やかなその人から、従軍していたことは想像もしていなかった。彼は海軍で潜水艦勤務だった。奥さんも載せたことがあるよと言っていた。「密室でストレスはたまらないの?」と聞くと、「原子力潜水艦になっていたから、ホテルで生活しているくらい快適だったよ。」と。幸運にも、ベトナムには派遣されず、国境警備巡回をしていたそうだ。


アメリカは、経済的徴兵制のなんのと、日本では批判されるが、奨学金という名の学生ローンの返済を盾に自衛隊入隊を目論むようなせこい国とは違う。従軍者には退役後もいろいろな利点が備えられている。両親がアルコールや薬物に溺れ、就学の権利も事実上奪われ、両親と同じ地域に住み、いずれは同じ状況になってゆく子供達の中で、そこから抜け出し、成功への道筋を見つける一つの選択肢が、軍隊であるというのも事実だ。


戦争時期でなければ、多くの従軍する若者は、戦地に送られず、人生を向上させている事実がある。退役後の終生に渡る病院の無料、損傷した体への最新の補助、その後の就職、お墓も配偶者共に無償、これは私が知る限りであって、今回のようにレストラン半額などの様々な優遇があるのだろう。


自衛隊を、ただ違憲と教科書に書かれて(これは事実ではない、それこそ両論併記している)だから、その子供が肩身の狭い思いをしているなんて、陳腐な理由で加憲を主張するなら、その前に子供達のためにも、日本の自衛隊・消防隊員・警察官などの任務に命の危険がある職種の公務員に対する、ケアは充実しているのかを、きちんと検討すべきだ(公務員でないかもしれないが、福島原発の廃炉作業に当たっている人たちも、使い捨てになっているのではないか?)職務地・戦地で怪我をしたら?体調不良の治療費は?払ってもらえるシステムを形ばかり作っても、因果関係を認めずほとんど却下だろう。義手義足の手配費用、その後の就職、死亡したら?靖国に祀ってもらえるけど、お墓は自腹?自殺ならそれさえない。


靖国は祀るだけだし、いかにも日本軍国主義的な安上がりな名誉の付与だ。名誉でなくした手足が生えるわけじゃない。壊れた心が治るわけじゃない。自衛隊やめたら自己責任?英霊になったからって、本当に喜ぶ遺族はいない。


屈強で勇敢な人たちが、命の危険のある職務につく、それは、国民のためにであって、総理の虚栄心、偏向思想でイメージする”国”や、彼のために動く政府の私兵になってはな。政府は彼らのための退役後のケアを十分配備しなければならない。そして、戦争は絶対してはならない。


以前見た龍馬伝の中で、”やるぞやるぞと構えて、一発も撃たずに、交渉を成立させる、これが真のヴィクトリーぜよ!!』なんて福山龍馬が言っていた。


つまり圧力と対話の目的は、圧力ではなく対話。対話を引き出しための圧力。「時に石にわたを含ませ、時には棉に石を隠すが如く人に接せよ」という禅の言葉(うろ覚えだが)もある。


何の方策もなく、トランプ・アメリカをバックに圧力の拳を振り上げ、何のケアも考えず、国民扇動のために英霊作りを目指す安倍政権。
そこには、真のヴィクトリーはないぜよ!!



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