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希望の党は民進党右派政党 変節玉木新代表の受け入れがたい折衷

民進党代表選のときのように、やっぱり私が応援していた大串氏は当選せず。 
かつてシャープな切り口の論客だった新代表・玉木雄一郎氏。しかしその顔に、清冽さはもはやなく、どこか前原前代表を思わせる、権力への憧憬に狂った、ご都合主義の論理を受け入れたぬるさが漂う。

希望の党は十日午前、東京・永田町の憲政記念館で開いた両院議員総会で共同代表選の投開票を行い、玉木雄一郎衆院議員(48)を共同代表に選出した。共同代表は国会議員団のトップで、小池百合子代表(東京都知事)とともに党運営や国会活動全般を統括する。任期は二〇二〇年九月まで。速やかに新執行部を発足させ、党勢の立て直しや主要政策での一体性づくりに取り組む。
 

選出後、玉木氏は「これから希望の党を、日本の未来を切り開いていける政党に、力を合わせて育て上げたい」とあいさつした。玉木氏は記者会見を行い、小池氏との関係について「仲良くコミュニケーションをとっていきたい。都政と国政で歯車をかみ合わせ、うまく相乗効果を出していきたい」と語った。


共同代表選には玉木氏のほか、大串博志衆院議員(52)が立候補。国会議員五十三人が投票し、玉木氏が三十九票、大串氏が十四票だった。
 

小池氏に近い結党メンバーらの支援を受けた玉木氏は、共同代表選で安保法を大筋で容認し、九条改憲の議論も認める考えを示した。党の独自路線を強調し、立憲民主党など他の野党との連携には、消極的な姿勢をみせた。
 

衆院解散後に合流した民進党出身議員らに推された大串氏は、安保法は容認せず、九条改憲は不要だと主張。他の野党との連携の必要性を訴え、立憲民主などとの統一会派にも意欲を見せた。


2年の長きにわたり、市民の望む野党共闘を潰してきた勢力が希望の党の大多数を占めていることがはっきりした代表選。


プライムニュースでは、大串氏との違いについて聞かれ、違いはない、角度の違いと述べたが、共産党を含む野党共闘への姿勢は大きく違うし、大串氏は安保法容認もしない、9条改憲も不要。どこが同じなのか?この人は自分が頭がいいと思っているゆえに、言葉で誤魔化せる、言いくるめられると思いすぎる。

プライムニュース 2017年11月10日 20171110


例えば、「戦争法は束法案で、賛成できるところと反対のところがある。実際廃案にしてやり直すことは、法理上無理がある。』
と言うが、憲法違反の法律を閣議決定、憲法違反の強行採決で法制化した法を、そのままにすることは、憲法違反を国が容認し行うことになる。こう言う変な折衷案を出すから、安倍政権になめられ、足元を見られ、コケにされてきた民進党そのもの。
法理上無理がある?やる気になれば出来る話だ。やる気がないことを、法理上の問題にするな!!!


しかも、この人も、前原氏同様政権奪取が目標と語る。政権奪取より先に、きちんと野党らしく行動したらどうだ。政権政権というなら、自民党には行って、前原派でも細野派でも長島派でも玉木派でも作ればいい。


政権取って同じことをするなら、自民党でいいわけだ。こうした何かピントのずれた民進党保守派議員の独りよがりと高プライドを見事に継承した玉木新代表。


すでにネットで騒がれている彼の変節。反安倍派にとっては、裏切り者、親安倍派にとっては馬脚を現した変節漢、これでは、舌鋒鋭く安倍首相を追い詰めるどころか逆に追い詰められそうだ。


党の決定の不透明性についても、口先で、白を黒と言っている苦しさ、詐欺商法のサラリーマンじみてきている。


自民党の選挙後の無法とも言える権力のごり押し、そしてこれは当分続き、野党はブリザードの中で体を寄せて立ち向かわなくてはいかない状況で、彼は、この国の危機、国難安倍政権の非常事態条項も、別の設定を考えて容認できるという考えを語っている。
今大切なのは、ジェネラルな状況下での改憲・緊急事態条項の是非ではなく、安倍政権が運用することを考えて、を議論の第一義に置かなくてはならない。
それを、なんとも、ナイーフに改憲議論をしていこうというのは、何度安倍政権に煮え湯を飲まされたも懲りない、学ばないお花畑な人々だ。


どれだけ自民案をソフト化して、あるいは安全弁をつけて賛成しヘルプに回っても(希望の党が率先して会見をリードしてゆくと、ほざいていたが、、)、法制化されれば、自民の最初の案のとうりに運用される、そういう政権だという危機感がまるでない。


また自党の党首も極右思想の持ち主。どう口先セールスをしようとも、黒いものは黒いのだ。まっとうな憲法論議をしたい?! 詐欺師に騙されない方法は、相手の土壌に乗った議論はしないことだ。その時点で詐欺師にドアを開いてしまっている。


今は憲法議論の時ではない。殺人を目論む相手と、フェアプレーでスポーツだからとフェンシングの試合をするのは間違え。試合をしないことがベストなのだ。


だいたい、本当にするべきことは、現政権が憲法順守義務を何度も破っている、そのことが常態化していることを是正することだ。


玉木氏は、最後に、「支持率が低いことに向き合い、謙虚に理由を探る」と言ったが、理由は明白。黒いものを白と自分に言いくるめ、理屈をつけて正当化していることと、この非常時に野党共闘に背をむける、あるいは、元民進むでまとまって共産党排除を画策する、そういう動きをしそうで、嫌なのだ。


国民は、誠実で、シンプルな言葉で、筋の通った真理を訴える政治家、国民の声に耳を傾け、骨身を惜しまず動いてくれる政治家を欲している。


単に、滑舌のいい安倍首相になるだけの、嘘、ごまかしの政治家はいらないのだ。



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