密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

悲報:読んだら5分で終わる報告書を読んでいない麻生大臣+マクロ経済スライドにまた誤魔化しの臭い。

=金融庁が出した、”老後は自己資金2000万以上の用意が必要”という報告が波紋を広げ、国民に不満不安の声が広がったのを受け、さすがに無視できなくなった安倍・麻生、10日の決算委員会にご登場。作戦はダラダラ答弁


蓮舫議員の追及に、珍しく弱腰で、オロオロ感が隠せない麻生大臣。報告書がただの不適切表現だったと言抜け逃げ切りを図る、が、蓮舫議員の「この報告書読みましたか?」と質問されて、「冒頭一文を読みました、全体は読んでいません」と答弁。議場から『エェェ〜!!」という驚きの声。「国民からこれほど反発や不安の声が上がっている報告書、読んだら5分で終わる報告書よんでないんですか?」と突っ込まれ、一言もなくす麻生大臣。そりゃそうだ、何のために大臣やってるんだ。飲食交際費だけで年2000万を支払う麻生氏。お金持ちだから自腹で払うなら別にいいが、政治資金で支出しているとなると、大問題だ。バーで飲む時間はあっても、議会答弁前に5分で読める報告書を読む時間がないとは、一体何に忙しいんだ。ともあれ、報告書を読んでいない内容もうろ覚えで適当に話すから、蓮舫さんにコテンパンにやられた麻生大臣。


方や、安倍総理は、「不正確であり、誤解を与えるものだった」という印象操作に必死。お得意の立て板に汚水の、臭い水増し答弁と、TVを意識しての、ヤジに過剰に反応したふりをして自分の正当性を一方的に振りまく、これもお約束の民主党政権では〜、も繰り返す戦法に出た(質疑に立った小池晃氏に"民主党じゃないですから、私そういう無意味な反論しないで下さいよ。"と返された)


それにしても、安倍答弁久しぶりだが、やっぱり、不愉快、浅薄、幼稚。歴代首相でもこんなにヤジに反応(利用)し、国会で口喧嘩まがいの答弁を展開する、品性と知性のない首相がいただろうか。(なんでこんな人間を支持する国民が半数もいるのか?まあアメリカも最近トランプ支持率40%越え。ほんとようわからん世の中だ。)


安倍総理が、なんか新しい用語(カタカナ混じりの、すごいことのような印象を与えることば)を出す時は要注意だ。その言葉が ”マクロ経済スライド”マクロ経済スライドとは、そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組み) これをやたら盾にして、ほぼ偶然の域の年金額0.1%上昇を、上昇した証拠のように振りかざし「マクロ経済スライドによって『100年安心』という、そういう年金制度ができたということなんです」「マクロ経済スライドも発動されましたから、いわば『100年安心』ということはですね、確保された」 
とまくし立て、だからなんで、マクロスライドで100年安心なの?という基本的疑問には答えない。本人も理解していないのだろう。


ここからリテラの記事を転載します。
最初から最後まで安倍首相はその「100年安心」の具体的な根拠を何一つ示せなかっただらだらと「マクロ経済スライド」の説明をつづけたあげく、「今年度の年金額は0.1%プラス改定になった」と主張今年の年金額がたった0.1%上がったことで「100年安心」など言えるものではまったくなく、「関係ない!」という当然のヤジが飛んだのだが、安倍首相はこうキレはじめたのだ。



「年金水準をちゃんと説明しなければ、不安を煽るだけの結果になってるんですよ!」
「こうやって説明させないという態度は、おかしいと思いますよ」


「年金っていうのは制度の説明ですから、少しは時間かかるんですよ。スローガンを言い合うことではないんですよ」


「100年安心」というスローガンをさんざん喧伝しておきながら、「年金水準は下がる、2000万円貯めろ」と不安を煽ったのは政府のほうではないか。なのに、言うに事欠いて「不安を煽るな」って……。
 しかも、そこからはじめた「不安を煽らない説明」とやらは、前述した何の安心の証明にもならない「今年度の年金額は0.1%増額改定」というアピールの繰り返しと、「みなさんにとって都合が悪い説明になると遮るんですか?」などといういつもの野党批判だったのだ。(リテラ)



まあ相変わらずですな。しかしどれだけ印象操作しても、年金・個人年金課の吉田一生課長は、こうはっきりと明言している。
公的年金の給付につきましては、マクロ経済スライドにより、中長期的な水準の調整が見込まれているのはご案内のとおりで、老後の所得確保における私的年金の重要性が増すものと考えております」
「若い人ほど65歳時点になった時点の平均寿命は長くなりますが、公的年金の所得代替率は低下するわけです」

「調整」などという表現を使っているが、これはもちろん「中長期的に年金給付が下がる」という意味だ。実際、吉田課長がこの説明の際に示した厚労省資料のグラフからも、厚労省がいま公表している見通しよりもさらに長期的で大幅な給付削減を想定していることがはっきりとわかる。
 つまり、安倍首相は「マクロ経済スライドによって年金は100年安心」と言うが、それは年金制度が保たれるというだけの話で、
政府が「国民が安心して老後の生活を送ることができる水準の給付金」を約束しているわけではけっしてないのだ。


 しかも、だ。共産党の小池晃議員は、こうしてマクロ経済スライドによって年金はどんどん下がっていくことから、「41歳以下の世代では、夫婦で3600万円不足する計算になる」と指摘。2000万円どころか、3600万円も貯め込まなくてはならないのだ。就職氷河期世代である40歳代の貯蓄ゼロ世帯は17.3%、30代も14.5%にも及んでいるというのに、政府は3600万円もどうやって貯金しろと言うのだろう。(リテラ)


さてこの100年安全年金神話にもう一つの落とし穴があるようだ。アメリカでもある年金受給時期先延ばしによる受取額の増額。決算委員会の場で、安倍政権による「年金給付引き伸ばし」の手口も大塚耕平議員の質疑で暴露されたのだ。


国民に年金給付開始年齢先延ばしをさせる詐欺的誘導の手口


 現在の年金制度では年金開始年齢は原則65歳だが、60〜70歳までのあいだで本人が選択することができる。そんななか、じつは今年4月から年金受給額などが通知される「ねんきん定期便」の記載内容が変更され、年金の繰り下げ受給が案内されるようになった。そこでは、70歳まで年金開始を遅らせた場合、年金額が「65歳と比較して42%増」になると図まで用いてアピールされている。


「42%も増えるならお得かも」と考える人も多いだろうが、現在、繰り下げ受給を選択している人はわずか1%程度にすぎない。年金がなければ暮らしていけない、そういう苦しい生活を余儀なくされている人が多いことも要因のひとつだろうが、もうひとつ重要なのは、70歳から年金を開始した場合、65歳から開始した場合と比較して「得」が出るのは82歳から、ということだ。日本の平均寿命は2017年で男性が81.09歳、女性が87.26歳。つまり、男性は平均より長生きしなければうま味はなく、年金の給付をなんとしても抑制したい国の思惑が透けて見える。


前述した金融審議会「市場ワーキング・グループ」に出席した厚労省年金局の吉田課長も、年金支給年齢を遅らせる繰り下げを強調し、「フル就業できるうちは公的年金を繰り下げ、引退後、増額した公的年金と私的年金を含む貯蓄の取り崩しで、長期化する高齢期の生活水準を確保することができます」などと述べていた。年金の支給開始時期を繰り下げる高齢者をなんとか増やそうと厚労省は必死になっているのである。


まさに詐欺的だが、この“年金詐欺”の元締めはもちろん安倍政権だ。その典型が、すでにデータが揃っていると認めている年金の「財政検証」の結果公表先延ばしだ。今回の「財政検証」の結果は将来的に年金給付額が下がることを示す厳しい内容になると見られており、参院選前に公表すれば確実に安倍政権に大ダメージを与える。つまり、安倍政権が厚労省に命じて、参院選まで公表を遅らせようとしているのだ。
 しかし、どれだけごまかそうとしても、年金制度が崩壊していることはもはや、あきらかだ。きょうの国会では、安倍首相が「年金100年安心」と言い張る根拠をまったく提示できなかったどころか、41歳以下の世代は3600万円もの貯蓄が必要という指摘まであった。国民に年金安心神話を振りまいてきた安倍政権の責任を問う。それこそが、参院選の争点だ。(編集部)


データーを改ざんしてしまえる安倍政権のような政権が続けば、このマクロ経済スライドは、改ざんしたデーターで、どんどん恣意的に運用できる可能性もある。
今日の小池議員との論戦中、野党の対案なしの反対という印象に誘導しようとした安倍総理に対して、小池晃議員年金社会保障の財源を大企業減税を取りやめ所得税の累進課税を行うと具体的数字を上げて主張した。この論戦で、安倍総理は、日本は大企業と富裕層に利益をもたらし擁護しないと、国力が衰えるという考えをはっきり示した。対する小池議員は、国民の生活を底上げし未来の不安を現象させ、消費を喚起させることが国力をあげる根本的な力だと、主張した。 どちらの考えが日本の未来を作るか?ここに参議院選の争点がある。 


疲弊し、国際的信用を失い、外交もメロメロ搾取されるがままを許し、格差拡大、貧困、老後不安、そしてヘイト分断、倫理崩壊、弱者をいたわる余裕をなくし、排除、隔離を声高に叫ぶ荒れる社会、こんな日本に誰がした? 
まだ間に合う。投票・野党統一候補、比例は共産党、れいわ新選組の善戦を!!


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