密接な関係にある他国から

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人の痛みが解らない安倍政権に権限集中なんてとんでもない

「事は一刻を争う」「被災者救助、支援に万全を期す」安倍首相は今日4月16日、昼前に開いた非常災害対策本部会議で関係各省を前にこう宣言。
相変わらず、かけ声だけは勇ましいが、全てポーズの安倍首相。
リテラに寄ると、今回の熊本大地震に対する安倍政権の対応はとてもじゃないが「迅速」と呼べるようなシロモノではない。首相は今頃になって「事は一刻を争う」などと偉そうに言っているが、当初は地元の要請をはねつけ、その結果、被害をさらに拡大させた形跡があるのだ。
 そもそも、14日、1回目の地震が起きた時点で、熊本県では行政機能がマヒしている地域がいくつも出てきており、同県の蒲島郁夫知事は政府に対して、主導的に災害対策に取り組んでもらえるよう「激甚災害の早期指定」を求めていた。ところが、政府はこれを取り合わなかった。


ちなみに、東日本大震災であれだけ対応の遅れが指摘された菅政権は地震発生の翌日、激甚災害の指定を閣議決定しているが、安倍政権は今日16日昼の時点でもまだ、指定していない。


自衛隊の増派についても同様だ。知事側は最初から大量派遣を求めていたにもかかわらず、政府は当初、2000人しか出さなかった。そして今日未明、マグニチュード7.3の大地震が起き、被害の大きさを知ってから、ようやく増派を決定したのである。


リテラ :官邸が震災の早期対応を拒否し政治利用 安倍官邸が最初の地震の後、熊本県
の支援要請を拒否! 菅官房長官は震災を「改憲」に政治利用する発言
http://lite-ra.com/2016/04/post-2166.html


「被災者の救出が遅れているのは、1回目の地震で行政機能が麻痺していたところに、2回目の地震が起きて、安否確認や救出が満足に行えていないから。政府が熊本県の求めに応じて、1回目の地震の直後からもっと積極的に動いていたら、もう少しこの混乱を防げたのではないかと思います」(熊本県庁担当記者)


現場を自らの目で確かめ、被災者の生の声に接し、今後の対策に生かす」大見得を切った現地視察を、16日2度目の本震に恐れをなしたか延期。「被害の全容把握や被災者支援に万全を期す必要がある」大見得の次は言い訳。


「視察取りやめは、マグニチュード7.3の大地震が起きて、安倍首相がさらに大きな地震が起きるかもしれない、と怖じ気づいたからでしょう。安倍さんは東日本大震災、福島第1原発事故のとき、菅直人首相(当時)の対応を手厳しく批判しました。しかし、菅さんのほうがまだ、自分で危険な場所に行っただけマシ。安倍さんは被害対策を地方に丸投げし、首相公邸に籠もりっきりですからね」(全国紙政治部記者)


災害担当の松本文明内閣府副大臣、政府の体裁だけのため、上から目線で「今日中に青空避難所というのは解消してくれ」と蒲島県知事と面会するなり言ったと云う。


知事から「避難所が足りなくてみなさんがあそこに出たわけではない。余震が怖くて部屋の中にいられないから出たんだ。現場の気持ちが分かっていない」と怒鳴り返されるという失態を演じてしまった。


ここへ来て管官房長官『緊急事態条項』必要発言、しかも見え見えの御用記者からの質問という仕込み。こういう事の対応は早い。


災害時の政府対応は、災害対策基本法が定める首相の「災害緊急事態の布告」でもって主導的に行うことが十分可能で、事実、東日本大震災の被災地に、政府の災害対応についての法改正が必要かどうかをアンケートしたところ、ほとんどの自治体が「必要がない」という回答を寄せている。


大災害においても、自分たちのイメージ戦略の好機ととらえ、利用する安倍政権。
人の痛みがわからない、こんな人たちが、緊急事態条項で一切の権力を掌握する、考えたただけでも恐ろしい。現行の法律で不足が生じるほど、対応もしていないではないか。

無理矢理再稼働させた原発の、共産党の即時停止要求をはねつけている現状、もし緊急事態条項などあたえたら、たとえ事故が起っても箝口令をしき、事故隠蔽にはしるだけだ。

要は国という上っ面を、よく見せる事が目的になる。

上っ面といえば、この赤ら顔は、いただけない。

7時12分、東京・猿楽町のフランス料理店「レストラン パッション」。稲田自民党政調会長らと食事。9時41分、報道各社のインタビュー。52分、官邸。53分、報道各社のインタビュー。54分、危機管理センターに入る。


突発事項だから食事中、飲酒中でも仕方ないけど、今時、7時から、高級レストランで、優雅にワインを楽しめる人がどれだけいる事か? 低賃金で昼夜2つの仕事をし、昼食をけずり、子供を飢えさせ、過労死、過労自殺も絶えないのが、この国の現実。
これでは、人の痛みなど関心を持てというのが無理かも。


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