密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

「野党5党の共闘、暗礁に」いや、まだまだこれから。

熊本がいいスタートを出来ているが、まだまだ暗中模索の野党共闘。
ですが、ハードボイルドなブログ ”世相を斬る あいば達也”さんが


希望の持てる、予測を展開。一部転載します。


”世相を斬る あいば達也:表向き「野党5党の共闘、暗礁に」 水面下の成り行きは?
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/eb5da81946d265fce13d08ff6976fd66



表向き、はかばかしくない野党等一候補擁立問題、民主党の議員の間に、保守対リベラルと云う反目がある。表向きだが、到底融和できない体質が、党内にあるので、理論上絶望的だと云うのが、各マスコミの通り相場な解釈になっている。


しかし、情報筋の話によると、菅官房長官は、夏の参議院選が一強多弱の構図のまま雪崩れ込むとしても、不安を払拭出来ないでいるらしい。完璧に勝ち戦との前評判くらい、当事者たちに、圧力を加えるものはないのも事実だが、疑心暗鬼の元は、どうも違うところにあるのではないかと云う憶測情報だ。


その存在は痩せても枯れても、“カノ人”であることは言うまでもない“小沢一郎”現する実は永田町では未だ神通力が残されていると意識される政治家なのである。昨年末、日本共産党・志位委員長が、日本の政治史に残るような「国民連合政府構想」誕生の陰の功労者
であった事は、周知の事実である。その小沢氏が自らの流儀から脱皮した動きを見せている。選挙の王道とは異なる動きが目立ちはじめている。




日本共産党の志位を立て、民主党を最大野党と持ち上げ、どんな形でも構わないが「国民連合政府構想」により接近した、政治勢力の結集に、奔走してる。この動きが、官邸の神経を逆なでしている。


小沢一郎の動きは、「国民連合政府構想」の縁の下の力持ちになり切り、志位と岡田のつなぎ役に徹し、日夜、隠密活動を続けている。問題なのは、現時点で、民主党と共産党中心の「国民連合政府構想」の枠組みが成立したなどと云う情報が流れてしまえば、安倍は4月解散に打って出る可能性があるわけだ。4月に、衆議院解散など打たれたら、小沢一郎のステルス戦術も灰燼に帰す。その意味では、民主党岡田はグズな党首として行動するのがベストである。地を出して行動すれば良いのだから、演技と云う程でもない。民主党シンパの支持者から、「岡田をぶん殴りたい!」と言わしめておく必要がある。


ここに来ての、世界経済全体の流れの中で、アベノミクスの神通力は剥がれかけている。
4月解散はかなり打ちにくくなってきた。世界経済や欧米対中露の対立が鮮明になる中、経済の好転は、ほぼ絶望的状況になるので、7月のW選の可能性も低くなっている。経済を知らない“経済政策通首相”の化けの皮が剥がれるわけだ。安倍自民は、実質的に低空飛行を余儀なくされるはずである。



それまでに、安倍内閣の醜聞が固定化されていけば、参議院選だけを乗り切るだけでも、赤信号は充分想定できる。ただ問題な点は、レームダック状態になる安倍自民党政権に変る野党勢力が、国民に見えていないとなると、消去法で安倍自民が、現状維持程度の結果を残し、衆参過半数は維持すると云う、国民的には最悪な政治が続くわけである。本来であれば、「国民連合政府」の実体を提示すれば、世論も大きくスイング出来るのだが、早い時期に「国民連合政府」を見せてしまうと、4月の破れかぶれ解散もあり得る。


まだまだ、流れは流動性があるが、民主と共産中心の「国民連合政府」の真の姿を見せるのは、5月に入ってからと云う線だろう。


現状の有権者の心理としては、民主党と元民主党みたいな連中(維新の党)程度に、政権を任せる気に、国民がなるとは思えない。そのくらいの事は、岡田も枝野も知っている。共産党とタッグを組むことで、リベラル政党に凄味が生まれる点で、有権者の目は変る。若者層は、日本のバーニー・サンダースを待っている可能性は充分ある。ただ、あまりにもブラックな政権なので、事前に情報が洩れて、09年同様に、東京地検特捜などに活躍されては堪らないわけで、5月までは、野党再編はお茶を濁すに違いない。筆者は、そのように読んでいる。でなければ、民主党は大大敗するのだから。出来得れば、有権者が納得できる、アベノミクスの破壊的失敗が衆目一致になるのが理想だ。


半分ぐらいに要約していますので、ぜひ本文もお読みください。


心強い分析です。バーニーサンダースの躍進も、闇雲な共産党アレルギーにいい治癒効果があるのでは、と期待しています。ブログで取り上げられている赤旗の記事も転載します。


赤旗新聞:野党共闘 真剣な協議を BS番組 笠井政策副委員長が強調
日本共産党の笠井亮政策副委員長・衆院議員は13日、BS朝日「激論! クロスファイア」に出演し、参院選にむけた野党共闘の行方や、憲法改定を掲 げる安倍政権とどう対峙(たいじ)するかをテーマに、ジャーナリストの田原総一朗氏、情報誌編集長の歳川隆雄氏らと討論しました。

 田原氏は「野党のなかで最も注目されているのが共産党だ」と紹介。歳川氏も「(共産党の)存在意義は今の日本政治のなかで非常に高い」と語り、日 本共産党の政策や主張について質問しました。笠井氏は、党がめざす未来社会の姿、党名に込められた理念や理想、さらに今度の国会で党として初めて天皇出席の開会式に出席したことなどについて、丁寧に質問に答えました。
 日本共産党が提案している「戦争法(安保法制)廃止の国民連合政府」構想が話題に上ると、田原氏は「アイデアがおもしろい」と述べ、参院選1人区での野党共闘の現状を尋ねました。
 笠井氏は「安倍政権に正面対決する日本共産党が比例でも、選挙区でも躍進することをめざして全力をつくす」と表明。そのうえで、戦争法廃止と立憲 主義回復を掲げ、当選後も無所属で活動する統一候補を擁立した熊本の例を挙げて、「こういう形を大いに広げたい」と強調しました。
 一方で、選挙協力を実現するために真剣な協議と、しっかりとした合意を呼びかけている党の立場を紹介し、「率直に言って、まだ民主党はその呼びか けに応じていない」と説明。5野党が戦争法廃止法案を共同提出することについては「廃止法案を一致して出せるというのは良いこと。だがそれがイコール選挙の共闘とはならない。選挙の共闘は真剣な協議としっかりした合意をつくる必要がある」と強調しました。
 安倍首相が憲法9条の明文改憲に突き進もうとしていることが話題になり、笠井氏は「憲法を敵視し、戦争する国づくりを進めるのは絶対に許されな い。国民の多くの声にこたえて、正面から反対していく」と表明。歳川氏は「共産党が議席を伸ばしてくれることを切に望んでいる」と語りました。  ≫(しんぶん赤旗 2月14日)




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