密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

今の具体的に困窮する庶民にとって、宗教の存在意義とは、キリスト教、仏教、神道

アメリカはどこの町にも教会があって,地域の住民交流に一役買っている。保護の必要な人たちの炊き出し、シェルター、必要な物を無償で,あるいは低金額で購入できる救世軍ストアーもある。これは寄付と必要なくなった物を持っていって,他の人に役立てる。


民間のGoodWillと云うチェーンストアーもいらなくなった物を持ち込む。
ここでは、出所した受刑者や複雑な仕事の無理な人を雇い,持ち込まれた物をきれいにしたり,仕分けしたりと云う仕事に従事している。この人たちに仕事をまわす為の寄付ストアー(でもお金持ちのエリアに行くといい物が驚く値段であったりする,お宝発見もかねて,行く,ところが最近ここの社長が利益を不正に私物化している事がわかって、不買不寄付運動がしばらくあった。) 子供を持つ母親たちのコミゥニケーションは、子供たちの保護にも繋がる。


移民のコミュニティーでは、ムスク、ブッディストテンプルなどがあり、なれない生活の困惑、アメリカ社会と摩擦の軽減、自国言語でのストレスの相談、アドバイス、など、日本の寺院より,具体的にアクティブである。移民社会のとりまとめ的位置を占める事さえある。


冬の到来で、日本でも炊き出しや,シェルター提供が行われているだろう。民間ボランティア団体や,やはりキリスト教系の教会が主のようだ。仏教は,お坊さん自体が施しを受ける修行,托鉢をしているくらいなので、物質的施しやその為の寄付集めの活動などはしないのだろうか。


以前,何かの本で、念仏の発祥は,大飢饉で,どのようにしても、救いようのない人々に,これ唱えれば苦しみから解放され極楽浄土に行けると説き、人々の心を念仏に集中させ、恐怖、悲しみ,怒りを忘れさせる,所謂”三昧”の境地に導く事によって精神的苦しみから脱却させる(もちろん飢えて死に事に変わりはないが)と理解して、とても納得した。現在のお経,念仏は,ずいぶんリッチになったものである。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ


にほんブログ村


それでも,心ある住職が寝る間を提供したり(現代駆け込み寺ーもちろん江戸時代は女性救済の本家駆け込み寺,現在もDV被害者のために、あるのだろうか?)仏教僧侶が戦争法案反対の為に声を上げたりしている。出来ればもっと大乗仏教の心を発揮して,具体的な、社会保障サポート、困難な状況の人々救済に乗り出して欲しい。


さて、そこで,神道である。神道は人と自然の力関係をまなび、災禍に対する心構え、自然、物質、亡くなった人に対する尊敬の念を持って生活の安寧を願うものと認識しているがで、とくに、思想とか、戒律とかない、アミニズム。神官は神のお告げを聞くシャーマンのようなもの? だから,人助け、ボランティアにはかかわらない、のは、まあいいけれど、神の声を聞かず、自然事物人間に対する敬虔な尊敬を忘れ、現政権の声を聞き、自分たちの支配力の増強の為,憲法改正の署名を推進する。一体どういう心得ちがいだろうか?


神道史・神道論研究者の門屋温さん:神社本庁と東京都神社庁による「改憲請願署名運動」についてのノート(FB)神社における改憲誓願署名をめぐって

https://www.facebook.com/notes/門屋-温/神社における改憲誓願署名をめぐって/910167429067073?fref=nf


境内、社を,困窮する人々に解放したり,氏子に呼びかけて,衣服,寝具、本,オモチャ、などの寄付を募ったり、炊き出しを率先して呼びかけたりしなさいとは言いません。
せめて、本来の役割、清い心で自然に祈り、人々の安寧を願って欲しい。その為に,自分たちの我欲,支配欲求を捨て去る事が,自身の心を清めることが、第一にやる事ではないのか? 日本人の生活,風習、感覚に深く根ざす神道であるが故に、昨今の神社本庁の動きは、許せない思いでいる。

PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村