密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

イスラム教徒の勇気と友愛

ケニアで、イスラム教徒の男性が死亡した。
昨年12月、同国北東部のマンデラで武装集団「シャバブ」に市民の乗ったバスが襲撃された。武装集団はキリスト教徒の乗客を殺害すると脅す一方、イスラム教徒には危害は加えないと告げたという。そんな中、教員のサラ・ファラさんは他のイスラム教徒の乗客と一緒に武装集団の前に立ちはだかってキリスト教徒を守り、銃撃され,ずっと入院中だった。


生前に受けた米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカのインタビューでは、「私たちは兄弟であり、違うのは宗教だけ。だからイスラム教の兄弟にはキリスト教徒のことを思いやるよう呼びかける。そうすればキリスト教徒も私たちのことを思いやってくれるだろう。互いに助け合い、共に平和に暮らそう」と語っていたそうだ。回復の兆しがあったが、18日に受けた手術中に亡くなった。


人間にはこうした気持ちを持つ事も出来る、目の前の暴力に善意と信念で立ち向かう事も出来る事を、私たちは思い出すべきだ。自分には出来ない、けれど,そうした事を行った人が居た事を知るべきだ。 そして,極小さな分岐点で、自分が試されるとき、思い出し心の礎にしたい。


以下前文転載します。
CNN:キリスト教徒守って負傷したイスラム教徒の男性が死亡 ケニア
http://www.cnn.co.jp/world/35076548.html

(CNN) ケニアで武装勢力の襲撃からキリスト教徒を守って負傷したイスラム教徒の男性が、入院先の病院で死去した。
教員のサラ・ファラさんが乗っていたバスは昨年12月、同国北東部のマンデラで武装集団「シャバブ」に襲撃された。武装集団はキリスト教徒の乗客を殺害すると脅す一方、イスラム教徒には危害は加えないと告げたという。
これに対してファラさんは、他のイスラム教徒の乗客と一緒に武装集団の前に立ちはだかってキリスト教徒を守り、銃撃された。


ファラさんはここ数週間は元気そうな様子で、英BBCなど各国のマスコミの取材に応じたり、家族と談笑したりしていた。しかし18日に受けた手術の最中に死亡した。
生前に受けた米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカのインタビューでは、「私たちは兄弟であり、違うのは宗教だけ。だからイスラム教の兄弟にはキリスト教徒のことを思いやるよう呼びかける。そうすればキリスト教徒も私たちのことを思いやってくれるだろう。互いに助け合い、共に平和に暮らそう」と語っていた。


遺体は警察のヘリコプターで故郷の町に搬送され、埋葬された。妻は妊娠中で、ファラさんとの間に4人の子どもがいる。一家の生計は主にファラさんが担い、年老いた両親の面倒も見ていた。母は息子が死亡したという知らせに、言葉さえ出なかった。
同国の教員組合はファラさんに哀悼の意を表し、遺族を支えると表明。マンデラ郡知事も妻を助けて子どもたちには教育を受けさせると約束した。

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