密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

今度こそ。頑張れオバマ大統領!!

最後の大仕事、悲願の銃規制。
CNN :オバマ大統領、銃規制を訴える演説で涙http://www.cnn.co.jp/usa/35075813.html
オバマ米大統領は5日、ホワイトハウスからの演説で銃規制強化への支持を改めて求めた。過去の銃乱射事件に言及して涙を拭う場面もあった。
ここまでの銃規制の遍歴は前の記事:オバマ大統領のスピーチは如何に?ーテロと銃規制
http://artrino.muragon.com/entry/110.html
演説では、米国全体が「危機感」を持って銃による暴力を減らすべきだと訴えた。 演説の最後で同事件に言及した大統領は、「犠牲になった子どもたちのことを考えるたびに怒りを覚える」と述べ、しばらく沈黙して涙を拭った後、「同じことがシカゴの路上では毎日起きている」とも語った。


こちらはビデオ、怒りと悲しみの記憶に落涙の大統領,渾身のスピーチ 
http://www.cnn.co.jp/video/15034.html


イリノイ州シカゴは、大統領自身の政治活動の原点となった都市だ。11年に銃乱射事件で重傷を負った後、銃規制を訴えてきたガブリエル・ギフォーズ氏も姿を見せ、総立ちの拍手を受けた。


オバマ大統領は銃の購入者に対する身元調査を徹底するため、銃販売に従事する者はたとえ個人でも届け出を義務付けることなどを柱とする大統領令の発動を決めた。 演説ではこうした措置に抵抗してきた野党・共和党を非難。「銃の問題が持ち上がるたびに聞かされるのは、規制を強化したとしても前回の乱射事件やその前、さらに前の事件を防ぐことはできなかった、だからやっても無駄だろうという議論だ。このような考え方を私は拒否する」と述べた。

そのうえで「世界中のすべての暴力行為や凶行を阻止できるわけではない。だが1つでも阻止できる可能性はある」と訴えた。
大統領はまた、全米ライフル協会などの銃ロビーを改めて批判し、自身の政策は「だれかれ構わず銃を取り上げようとする策略などではない」と強調。

銃好きのアメリカ人保守層は、国に銃を取り上げられる強迫観念で、ちょっとでも銃の取り締まりや法的義務の変革に触れるとヒステリックに騒ぐし、全米ライフル協会などの銃ロビーはこういう人たちを,機関誌などの、広報で先導する。
国民が武器を保持する権利を定めた憲法修正第2条に反することなく銃暴力を減らす道はあるとの確信を示した。
この憲法条文はそれこそ古く、1789年に改訂されたものであり 条文以下の通り 
人民の武装権:規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない。
と云う文言で、人民の武装権は州単位の自警団=民兵に地域自衛の為認めた物で,全ての人が日常的に銃を持ち歩いたり,大量殺人可能な軍事用の武器を買い集めコレクションしたり,遊びで撃ったりしていいとは書いていないのだが、解釈改憲(!!)で,現状のような,穴だらけの野放し状態を作っている。

議会がしかるべき行動を取れば銃暴力は大幅に減らせると語る一方、「それを待っているわけにはいかない。大多数の国民の意向を反映した議会が成立するまでの間、私の権限の範囲内で暴力を減らし、より多くの命を救うための行動を取ることができる」として、大統領令への支持を求めた。


これに対して共和党議員らは、大統領が予測した通り反発を示している。ポール・ライアン下院議長は、共和党の大統領が就任すれば今回の大統領令は裁判で覆される可能性があると指摘した。
このポール・ライアンと云うのが,前回大統領選の時の共和党副大統領候補。よりにもよってコイツがベイナーの後がまに下院議長に就任しようとは、、、。オバマ氏に恨み骨髄なので,大統領提案は文句なく全部潰すつもりでいる事は明白。超保守グループ・ティーパーティーのお気に入り。 だから,今回は議会を通さず大統領令を発する事になったのだ。


一方、大統領選で民主党候補の指名獲得を目指すクリントン前国務長官は5日、ニューハンプシャー州での集会で、自身が当選したら銃規制強化へ向けたオバマ大統領の戦いを引き継ぐと表明。ツイッター上でもオバマ大統領の決断に感謝の言葉を述べ、「次期大統領はこれを破棄するのではなく、発展させなければならない」と強調した。
これは 朗報。とことん動かせなかった銃規制を動かす歴史的一歩を、やはり継承発展させて貰わなくてはこまる。今度こそ,頑張れ,オバマ大統領。そして,頼むぜ,ヒラリー大統領(候補)。


PVアクセスランキング にほんブログ村


ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村