密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

政府の無策をカバーする、市民の動き子供食堂

3年前くらいから,全国で子供たちに無料,各安で食事を提供する,
子供食堂が開かれている。
NHKニュースおはよう日本:子どもの貧困 広がる「子ども食堂」
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/10/1023.html
はこうした,子供食堂の現在に焦点を当てている。
利用者の声
ある母親「ガスとか電気、最後に止まるのが水道。止まるのは日常的な感じだった。食べるものといっても、栄養を考えるとかは全くなくって、空腹を満たす感じ。」


子ども食堂に通う少女「ほぼ毎日おにぎりなので、ごはんが。(味付けは)みそと塩なんですけど、それを変えながら食べていた。」「ごはんの時間は、どんな時間だった?」  少女「楽しいっていう感情はなかったと思う。」そんな時、知り合いから聞いたのが「子ども食堂」の存在でした。熱心に誘われ、久しぶりに外で食事をとったといいます。 少女「(子ども食堂の)ごはんを食べたときは、すごい心からあたたかくなった。野菜ってこんなにおいしかったっけって。」


支援者の石田真理子さんはいう。栄養が足りず、口いっぱい口内炎ができている中学生。給食がない夏休みにはやせていくという小学生。石田さんは、満足に食事がとれない子どもの背景には、シングルマザーなど家庭の経済的な苦しさがあると考えています。


子ども食堂を始めたいという呼びかけに、地元の友人たちが応じました。「すごく難しいことならできないけれど、なんとなく力を合わせればできるかなって。」


子供食道のコミュニケションを通じて,これまで人との関わり合いを避けてき他、不登校の子供たちなども、料理の手伝いを通じて周りの大人たちと話すことができるようになっていると云う。こうした,市民レベルの助け合いが広がっていく事で,行政から無視され,命の危険もある子供たちの救いの手になる事は,大きな希望です。


吉川記者「はい。食堂は子どもたちの大切な居場所になり、親子が再び自立した生活を歩み出すきっかけにもなっていると感じました。子どもの貧困は見えにくいとも言われていますが、子ども食堂を始めたいと考えている人たちは、ふとしたきっかけで食事も満足に取れない状況に気づき、危機感を感じたとおっしゃっていました。専門家は、親から子への貧困の連鎖を断ち切るためにも、地域で広げていく必要性を指摘しています。」 
 首都大学東京 阿部彩教授「大人になっていく途中の段階で健康の格差が生まれていることになれば、貧困の連鎖をつなぐもうひとつのメカニズムになりかねない。地域で(子ども食堂のような)あたたかい場所があるといったことが、少しずつ少しずつ(貧困の)連鎖の鎖を断ち切っていく。」


現在は首都圏だけでも22か所、今10月は6か所が新たにオープンするということ。
同記者は、「国は子どもの貧困対策のために、民間企業や一般の人から寄付を募る基金を立ち上げていまして、子ども食堂のような取り組みについても後押しすることにしています。子どもの貧困率が過去最悪を更新する中、支援は待ったなしです。身近な貧困問題に、社会全体で目を向ける必要があると感じました。」と云っておられたが、、、


ご存知のように、この”貧困対策のために、民間企業や一般の人から寄付を募る基金”は振るわない。そもそもが心得違いなのだから当たり前だが、政府の考えは,表面的で国民の生活に根ざしていない上からの押しつけ。この方達の子供食堂のように,まず必要な事を,出来る事からはじめ,手助けをしていくと云う,誠実さも,現実性もない。政府は口当たりのいい希望目標で表面を多いその実,効率よくここの国民の生活の余裕を極限まで搾取する多方面の法案や政策を打ち出している。政府に能力がないのであれば,せめて、こうした市民運動の手助け、例えば,この活動に際しての食材の消費税免除などの法的優遇措置を行うべきだと思う。

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http://artrino.muragon.com/entry/120.html


東京新聞;ご近所を満腹に「こども食堂」 貧困家庭支援 無料で夕飯
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201512/CK2015121902000260.html