密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

トランプ+安倍フロリダレストランで公開緊急会議の異常さ

前の記事にちょっと書いた、トランプ+安倍のフロリダレストランでの北朝鮮ミサイル発射の報を受けて、公でこの問題を取り扱ったことについてのハフィントンポストの詳しい記事を転載する。


トランプは大統領という役職そのものもわかっていない。方や安倍首相も同列。
この歴史的トンデモ公開会議を演出したトランプ+安倍のトンチンカンコンビ。安倍首相まさに念願の世界の中心で狂い咲き。大慌ての二人は、公衆の面前で報告書を出し相談。首相自らこういうことに迎合するセンスでは、肝いり強行採決・特定秘密保護法もただの政権の不手際不正隠しのためと言わなければならない。

ドナルド・トランプ大統領は2月11日夜、フロリダ州パームビーチにある別荘「マー・ア・ラゴ」で日本の安倍晋三首相とともに屋外にあるテラスのテーブルで食事会を開いた。しかしその時、北朝鮮のミサイル発射に関する報告書に目を通しているところを一般人に目撃され、しかも写真をFacebookに掲載させれた。


最近、「マー・ア・ラゴ」の会員になった投資家のリチャード・デアガジオさんは、トランプ氏の夕食会の様子を撮影した写真を自身のFacebookに投稿した。その中には、「核のフットボール」と呼ばれるブリーフケースを抱える大統領の側近の写真が2枚含まれていた。そのブリーフケースには、いつもアメリカ大統領の手の届く範囲に置かれている「核兵器の発射コード」が入っていた。

なんてこった! 北朝鮮が日本の方向にミサイルを発射したというニュースが報じられたときの夕食会の動揺ぶりは見ものだった。日本の安倍首相は彼のスタッフと集まって、大統領はワシントンD.C.に電話をかけて、そして2人の首脳が打ち合わせて、急いで記者会見を手配するために別々の部屋に向かった。おお....まるで政治の中心地だ!


デアガジオさんは、トランプ氏と安倍氏が北朝鮮の発射実験に対する声明の草案を、月明かりの下で職員が携帯電話を使い、情報機関のアドバイスが読めるように照らしながらチェックしている写真も撮影した。


トランプ氏は、北朝鮮の発射実験のような細心の注意を要する世界的な安全保障問題を、安全ではない場所で話し合うことになった。


従来、重要機密事項はSCIFs(スキッフス)と呼ばれる「国家機密区分情報施設」に指定された部屋の中だけで協議することが求められる。しかし今回、外交上・安全保障上の手続きが例外的に破られた。


トランプ氏はそうしてしまったが、アメリカ大統領が国家安全保障に関わる重大な協議をSCIFs外でするのは、アメリカの現代政治では前例がない。


北朝鮮のミサイル発射実験には、核弾頭を搭載可能な新型の中長距離弾道ミサイルが使われた。「北極星2号」と呼ばれる弾道ミサイルは、日本海に落下したとみられる。トランプ氏はその後、熱帯リゾートのように広いトランプ氏の別荘で、安倍首相夫妻をもてなすはずの夜をぶち壊しにした北朝鮮のミサイル実験に対し、共同で声明を発表した。


1927年、女性相続人のマージョリー・メリウェザー・ポストが建設したマー・ア・ラゴは、1980年代にトランプ氏が購入し、高級プライベートクラブへと変貌した。


オバマ前大統領1期目でスピーチライターを務めたジョン・ファヴリュー氏は、 オバマ氏が安全保障担当のトップとSCIFs内で重大な国家安全保障上の決定をどのように行ってきたか、トランプ氏と比較してツイートした。

写真で一目瞭然。トランプとオバマ氏のセキュリテイに対する姿勢の違いが明確。オバマ氏だけでなく歴代大統領はみんなセキュリティーの重大さを認識していた。


日本でどれほど問題視されているかわからないが、トランプ主導とはいえ、一国の首相が公共の場で声明草案を協議というのは日本でも、もっと問題視されてしかるべきだろうと思う。(後日17日予算委員会で玉木議員がこの件について問いただしていることがわかった。安倍首相は、機密に関わることは全くこの場で話し合われなかったと明言しているが、目撃者にはそんな風には見えていなかったし、トランプ氏と安倍氏が北朝鮮の発射実験に対する声明の草案を、月明かりの下で職員が携帯電話を使い、情報機関のアドバイスが読めるように照らしながらチェックしている写真も撮影した。お得意のウソである。またSCIFsの使用したかは言えないと逃げているが、海外での出来事は、都合よく言いくるめているにすぎない。彼らは、SCIFsに移動しての対応はしなかった。トランプのやることならどんなことでも、ご一緒に?呆れて物が言えない。玉木議員もさらっと済ましていたが、もっと追求をしてしかるべきだ。



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