密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

NYイスラム教徒擁護デモ「真に過ちを繰り返さない世代」の一員であり続けてほしい

”「真に過ちを繰り返さない世代」の一員であり続けてほしい”これは、イスラム教徒支持の大規模集会に寄せたニューヨーク生まれのパレスチナ系米国人の評論家のリンダ・サーサワー氏の言葉。過ちとは、第2次世界大戦中に日系人の強制収容を命じたルーズベルト元大統領の大統領令とそれに従ったアメリカ市民の行動を指している。
トランプの横暴は、人々を怒らせ、覚醒させ、行動させた。肌の色、性別、そして宗教の違いも乗り越えて、人々に、自由、平等、理解、共生、そして人間愛で結びつけてゆく。


(CNN) 米ニューヨーク市中心部のタイムズスクエアで19日、多様な宗教や背景を持つ市民ら数千人が集まって、イスラム教徒を支持する大規模集会「今日は私もムスリム」が開かれた。
この日の集会はトランプ大統領による「悪意ある攻撃」に抗議し、イスラム教徒への連帯を示す行動としてソーシャルメディアで呼びかけが行われた。
トランプ大統領はイスラム教徒に対する攻撃的な発言を連発。イスラム圏の7カ国の市民の入国を一時禁止する大統領令は裁判所によって差し止められたが、新しい大統領令を出すと宣言している。
集会参加者の多くは、米国旗をイスラム教徒の装束ヒジャブとしてまとった女性のプラカードを掲げ、イスラム系社会に向けられた敵意や圧力に抗議。トランプ大統領に扮した参加者の1人は、ハゲワシを閉じ込めた鳥かごを持って人込みの中を練り歩いた。


演説には発起人の1人でレコード会社デフ・ジャム・レコーディングスを創設した起業家のラッセル・シモンズ氏のほか、ユダヤ教、イスラム教、シーク教、仏教、キリスト教の各宗派、ヒンドゥー教など多様な宗教の指導者が登場し、女優のスーザン・サランドン氏やニューヨーク市のデブラシオ市長も出席した。


シモンズ氏の演説では、かつて友人だったトランプ大統領について、「彼のおかげで私たちはここに集まることができた」と述べ、テロリストとして名指しされることもあるイスラム教徒は、実際にはテロの犠牲者であり、共に過激派との戦いに加わっていると強調。「小さくて多分無知なだけの憎しみの種に水をやってはならない。私たちは愛で彼らを支えるために集まった。だから憎しみが育つことはできない」と訴えた。
ニューヨーク生まれのパレスチナ系米国人で評論家のリンダ・サーサワー氏は、第2次世界大戦中に日系人の強制収容を命じたルーズベルト元大統領の大統領令からこの日で75年目に当たると指摘し、
「真に過ちを繰り返さない世代」の一員であり続けてほしいと聴衆に呼びかけた。


この言葉は、今の私たち日本人こそ胸に刻まれなければならない。
歴史修正主義や中国韓国の人たちへの侮辱やヘイト発言、戦争をできるようにするために、お試し海外派兵で自衛官に死ぬ思いをさせている(多分多くの隊員が帰国後PTSDに
苦しめられるだろう)。今まで不適切とされてきたこうしたこと、良識としてはすべきことが平然と大手を振ってまかり通る国になってしまった。


アメリカは良識ある市民抵抗、メディア攻勢、トランプに迎合しない議員、公正な司法、
によって、トランプの暴走を止め、遅くとも、4年後に終わりは確実に来る。


しかし、日本はどうなるのだろう? すでに制服組の独断暴走は始まり、盗聴法・秘密保護法そして共謀罪。あれよあれよと言う間に社会が変質している。
今一度、第二次大戦の過ち、何も言わず状況に流され、気がついた時にはもう抵抗の自由さへなくなり、少数の抵抗する人たちを白眼視し見殺しにした。ただただ軍部の情報操作を信じて、竹槍で戦う、風船爆弾を飛ばす、息子を、兄・弟を、恋人を、片道切符の自爆戦闘に万歳と言って送り出した、そうした過ちを繰り返さない、それが、市井の日本人の”「真に過ちを繰り返さない世代」の一員であり続けてほしい”という願いであり、義務であると思う。


すでに日本の支配者気分の安倍政権と日本会議、どんな不正も、不手際もどこ吹く風という傲慢で押し通そうとしている。


まだ、流れは変えられる。大人になった”戦争を知らない子供たち”という世代。この貴重な世代を後世に繋げなくてはならない。


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