雑記:展覧会初日に思った事。アートも役に立つかも
今日は個展の第一日目。東京アートフェアからの流れで、地方から美術好きの人も集まり、沢山の方が足を運んでくれた。
作品が作品だけに、いらしてくださる方は、かなり真剣に長時間何度も見てくださった。
また、お話をしてみると、今の、特にここ5−6年の日本の変わりかたに真剣な危機感を持っておられ、そういう意味でも、見に来てよかったと仰っていただけた。
嬉しかったのは、画廊に足を運んだ事などない若いカップル(展示で肩こりが酷くなってマッサージに行ってみて、そこで担当してくださった青年が怖い絵が好きだというので、近所という事もあって、ご案内したら、本当に来てくれた。)絵の説明をするとどうしても歴史の事実の話になり、驚きながらもとても興味を持って聞いてくれた。
真面目で素直な若いカップルと、慰安婦のことや、大戦下の大陸での日本兵の残謔な行為や、また、戦地に置き去りにされ、やせ細り、病に倒れた日本兵、本土の空襲の事や原爆の事も話した。 そこで、ふと思った事。もし作品がなくて、いきなりこんな話に話題を向けても、きっと面食らう人が多いだろう。目の前に、作品がありそれについて話す中で、興味やリアリティーも持って、踏込んで考えてもらえるし、また、対話を持ちながら私も、彼らの反応から、色々学んだり、感じたりできる、そういう意味でアートも人とのつながりやコミュニケーションの役に立つのかもしれない。そう感じられた展覧会初日だった。
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