密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

平等・公正・公平の悪用

平等や公正、公平が悪用されつつある。自民党は公立高校の教職員の政治活動を禁じる教育公務員特例法を改正し、教職員政治活動に罰則を科す「義務教育諸学校における教育の政治的中立の確保に関する臨時措置法」を改正し、私立高の教職員にも罰則を適用する案が浮上している。



民主主義、個人主義の根幹、基礎を体得せず、システムとして社会に受け入れた日本は、その表層をかりて、時に、悪平等、悪公正に走るきらいがあった。
子供達に大きく影響を及ぼす教師が、自分の政治思想を子供達に押し付けるというのは、一見不適切に見える。しかし、子供達も、教師の人柄、考え方をみて、その人の教えを、受け入れるかどうかを判断できるし、一方的な偏った意見であると思えば、反対意見の教師と、子供達の面前で、討論を行えばいい。その方がよほど子供達の考える力を養い、教師も真摯に勉強し合う環境になるのではないか?


またしても、国民管理、思想統制の囲い込み法案の一環が見え見えの教育公務員特例法を改正。子供をばかだと思って、選択肢を一つにしぼり、教師を粛正して、国のマニュアル通りの子供達との接しかたを強要する。それなら、人間の教師は必要ない。


いやな奴もいた、怒りっぽい人も、涙もろい人もいた。高校時代の担任はマルクス主義、毒舌反骨の美術教師を今でも恩師とあおいでいる(80歳を超えて、NGOでアフガニスタンにおもむき、高山病の若い人たちの面倒をみながら、沢山のスケッチをし、帰国して大作を描かれた)他にも、ルイスキャロルの大ファンの数学教師、野草と写真が大好きの
物理教師、サンショウウオ穫りに命をかける生物教師。 そういう個性の強い大人達を見て、考えたり学んだりできて、幸運だったと思っている。


規則や罰則で雁字搦めの無個性な教育者を見て育つ子供達は、例外のないはみ出しのない、疑問も持たない、犯行の仕方も解らない、従順な国民に育つだろう。
それでいいはずはない。


他方向から、愚民化政策、全体主義思考、従順な疑問を持たない家畜的国民を作ろうとしている安倍政権.絶対に彼らの思惑通りにさせてはならない。



PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村