アメリカでお寿司を食べるのにナーバス

2022/07/28 03:43

統一教会世界戦略の一つに、”食”があるのだそうだ。
NYTimsは、「The Untold Story of Sushi in America（知られざるアメリカの寿司の物語）」
という記事を載せた。

統一教会が、霊感商法などで、信者とその家族を苦しめているような、カルトでなく、ただのグローバルビジネスのグループなら、その目のつけどころと、実行力は、すごいと思う。
なぜ日本企業はこれをやらないんだろう。スパランド（クワハウス？）ビジネスも韓国が広めている。ニュージャージーやブルックリンのスパキャッスルに行くたびそう思っている。

統一教会の教祖である文鮮明氏が1980年にニューヨークで「マグロの道（The Way of Tuna）」という演説を行って世界の食糧問題を解決し、未来の食の救世主となることを宣言。そのためにまず造船を行い、その後漁業と海産物加工に手を伸ばし、最終的に供給ネットワークを構築することを目指しました。
実際に統一教会は「True World Foods」を創立。2021年には8300以上の顧客を持ち、寿司レストランの7割から8割の食材供給を担い、年間で500億円もの年間売上を誇るなど、名実ともにアメリカの寿司文化の屋台骨となっています。（NYT記事より）

そしてなんと、「True World Foods」は、何年も、NYCでフードフェア（マグロ解体ショーなど）を行なっている。

し合同結婚式？　いやいや、マグロに群がる人々。

今年も9月18日に18ストリートのワールドパビリオン（小さいアートフェアなどが行われるので何度か行ったことがある）で行われるらしい。チケットは100ドル。
お米は”誉ーコシヒカリ”アメリカで流通しているお米かな？買ったことはないが。
Toyosu Express という日本発送の部門もある。ラテン系スペイン語話者の寿司店Umaizoも協賛（板さんを出す？）

寿司ネタ刺身用の生魚および冷凍・加工魚介の輸入元が統一協会。結構ショックで、これから食べるのにナーバスになります。ただでさえ、アメリカにいると、美味しいお寿司を食べるのは難しい（カリフォルニアは別）　寿司もどき寿司バー乱立、スーパーでも鮮魚エリアで売っているが、ボソボソのお米を固く握って、キッコーマン減塩醤油（みんな、じゃぶじゃぶつけるから）なぜか同じオレンジ色のサラダドレッシングと、同じ味と同じ具の味噌汁、ちっちゃい豆腐と少しのワカメ。通常全部サビ抜き。自分でネタをめくってわさびを入れる（トホホ）。そんな中で、本物の寿司屋を探すのは至難の技だ。アメリカに来て寿司が嫌いになりそうになった。

今は、フロリダで一件（看板に、No California roll Try our OMAKASE"と書いてる、そこが気に入った）　そして数日前！！　コネチカットのニューヘブンで、いいお寿司屋さんを見つけたばかりだ。両店共、芸術的な技とクリエイティビティー。フェアーの入場料１００ドルなら、この２件の寿司店で、ゆっくり座って、粋を尽くしたコースが食べられる。薄めに切った大トロを三枚重ねて握りキャビアを飾る（金箔も乗っていた）のには感心した。口の中でのとろけ方がすごい。

おっと、食べ物が絡むと話がどんどん傍道にそれる。
日本で悩みを抱える人々の恐怖につけ込んで、コントロールして人生を奪う統一教会は、

1972年にアメリカのニューヨーク市に拠点を移し、ほとんどの州に小規模のセンターを設立激しい反共主義によって、欧米で多くの友好関係を構築し、国連で2度演舌もした。町では、若者が道端で、花を売って、プラカードを掲げ、平和を訴える運動で賑わい、勧誘して、（洗脳）キャンプに誘うので問題になった。しかし日本のように家族が破産したとか、そういう問題は起きたとは聞いていない。そして1981年、文氏、脱税容疑で逮捕、を機に下火？　今は各種ビジネスとして存在しているようだ。

もともとアメリカ人は、先祖の苦しみとかいうのは、意味不明。苦しんでいるのは、キリストで、それは人の罪を背負ってくれているというのが正当なストーリーだから、本国韓国でもキリスト教とは認められず、異端・邪教扱いを受け、今はビジネス財団という認識らしい。

家族主義、家長支配も、アメリカでは、意味不明だろう。個人主義の国だし。
アメリカのカルトは、世界の終わりを解いたり、自己能力向上を導いたりするものがメインだ。もっとも大きく問題視されているのは、サイエントロジー　という団体で、根城は、フロリダに家のある、St.Pの隣町で、ものすごく大きなピンクのお城が立っている。潜在能力向上を掲げ、家族を含む全ての人と交友関係を断ち切ることを推奨される。広告塔は、トム・クルーズなど有名人も多い。このカルト集団も歴史が長く、今も家族を取り戻したい人々との戦いが続いている。

しかし、統一教会のように、何代も前の先祖が罪を犯した、と言われても、So What?だろう。自分のしたことでも自分が悪いとはなかなか言わないアメリカ人気質だ。先祖がネイティブアメリカンを殺した罪で苦しんでる、、とか、奴隷をリンチし的に吊るしたとか、それは認めても、責任は先祖のそのものにある、同情はしても責任は取る必要はない。ましてや、その”呪い”で自分や家族が不幸になっているなど、意味不明としか言いようがない。

以前、家を買うために色々下見していて、素晴らしい家があった。広いホールと地下に大きな洗い場があり、作業場にも申し分ない。ただ要所に十字架が、、どうやら葬儀場、地下剥離メーションのための洗い場だったようだ。家に入ると、必ず頭が痛くなる。池の鑑定に詳しい友人に来てもらって、彼も、気分が悪くなるという。やっぱりワタクシ「霊！！」友人「カビ！！」と同時に言って、へ！？って感じになった。迷信体質。Dさんも含め、みんなに笑われ、自分が日本人だなあと自覚した瞬間だった。小さな頃から、自然に霊とか魂とかがイメージの中にある。カルトの脅しに利用されさえなければ、それはそれでアイデンティティーの一部と思う。

世界に広がる統一教会の中で、特に日本のみが、ひどい金銭搾取、人生搾取を受け入れてしまった被害を拡大しているのは、その、ご先祖、とか血とか、そういうことに本気で縛られる文化を持っているからだ。八百万の神々に取り巻かれ、ご先祖様に見つめられた暮らしているのだ。何で一神教に騙される。しかも自称現人神。まあ日本人は現人神に馴染みが深いけれど。

それに加え、1940年代の日本の韓国支配搾取の罪滅ぼし、という意識で奉仕しているということがあると聞いて、驚いた。
事あるごとに、嫌韓ブームを煽り、歴史修整を試み、中韓に大きなストレスを与え続けた安倍晋三が、日本の韓国支配搾取の罪滅ぼしを信者に求める統一教会の広告塔になっていて、
そのせいで、人生を縮めた、というのは傑出した不条理劇のようだ。

今、自民党は、開き直り作戦で、この党を巻き込む問題に蓋をしようとやっ気になっている。法律に書いてないもん！！知らなかったもん！！秘書が・官僚がやりました！！安倍さんの遺産おとぼけ屁理屈芸。　ただ、『安倍さん素敵、安倍さんかわいそう、安倍は真の国士、安倍さん世界愛されリーダー、各国首脳とお友達』的イメージを要所要所で振りまき国民をケムに巻いたのは、まさに安倍晋三というキャラクターあればこそ。
茂木・岸両氏の強気の言い訳は、陰気臭く高圧的で、国民が不快感を催す。
ああ、安倍マジックをもう一で、国葬でケムに巻いてくださいませ！！　なんでしょうか

ともあれ、日本政府はもう一度、統一協会の違法性の追求、検察は、政治的圧力で断念した操作を徹底して行い、政治家は、被害者とその家族の救済の方法を公に論じ、行政の手助けも模索する事だ。共産党議員の行動確認してる場合か。それこそ人的資源と税金の無駄遣い。

家族の一員の行動の責任を家族が取る、ましてや先祖の行いとか無念とか、関係ないし。
自分と他人（例え家族でも）の区別をきちんとつけ、行政は個々人に対し適切な、そして必要なサポートを受けられるよう考えを改めるべきだ。

そもそも戸籍制度が、個人を家族にがんじがらめにしている。自分が家族を愛するのと、縛られるのば全く別。戸籍を申請するのにも、企画からはみ出た人間は、偉い苦労をする。
家族に頼れ、と言われても、家族と絶縁している人や、災害などで亡くなってしまっている人たちを、どうするんだろう。ああ、番号つけて管理しているんだ。海外在住のワタクシには一度もマイナンバーがどうのという連絡は来ていない。コロナで国民に配られたお金も来ない。親の家に通知？かわいそうに今はホームに入っている。もちろんマイナンバーなど欲しくないけれど。日本政府は規格外の役立たずをデジタルでふるいにかけるつもりだ。

早くアメリカの市民権をとって、全てを自分で処理できるようになる。それが今の目標だ。

その前に日本の年金だの、銀行口座だの、いつも袋小路に入る制度を乗り越えなくてはならい。アメリカのパスポートで入国し、日本で、統一教会と紐づいていない美味しいお寿司を食べる、それが今の願いだ。