密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

せやろがいさんも反省しきり。CLPにはこの問題で討論を配信して欲しかった。

せやろがいさんの動画を初めて見たのは、DさんがYouTubで見付けて、彼は何をしているの?と動画を持ってきたのが始まり。”せやろがいおじさん”というのは聞いたことがあったけど、”クシャおじさん(覚えてる人いる?)”のような存在かと思っていた。


政治批判のコメディアンとして村本大輔さん、ナイフのような鋭さで、危うささえ感じる芸風で済まされない凄みのあるコメディアンだが、せやろがいさんは、思いやりのある常識人であると思う。その人が繰り出す、ものすごい正論と怒りとともに、海に飛び込む動画に、スカッとする人はかなり多いだろう。
攻撃対象への理解を示しつつ論理的に批判も繰り出す。
村本大輔さんとは、全く違うタイプのコメディアンだ。
ビル・マーとジョン・オリバーという感じ。


そのせやろがいさんが、昨日記事に書いたCLP問題に言及していたので、冷静にこの問題を説明してもらえるかもと思って見てみた。



choose life projectの件について
せやろがいさんは反省している。CLPが政党から制作費の援助を受けていたことを知らずに出演した自分を。そして、こういう状況は、自身の言論活動に、今後難しい(この件で攻撃され、物が言いづらくなる)状況になることを憂慮し、自分のスタンスを正しく、クリアにしなくてはいけないと考えている。きっと抗議文の人たちも同様の懸念があっただろう。


彼らは、何か言えば、イチャモンレベルの攻撃を受け続け、だからいちゃもんの付け入る隙を与えないように、完全に理論武装、一点の雲りもない立ち位置にしていなければならないのだろう。


いちゃもんレベルの攻撃を意識し、反対ばかりの野党じゃないよ〜、提案型だよ〜と方針を変え存在感0の野党第一党に成り下がった立憲民主党も、似たような感じがするのだが、それを自ら言論の足かせにしてしまう、ある意味、自分に厳しい?姿勢が、いちゃもん・うざがらみを助長させているのではないか?


前の記事にも書いたが、そんなに心配なら、合意書・契約書を常に交わすようにするべきだろう。問題が起こっても責任の所在がはっきりする。
せやろがいさんも、CLP側が、立憲民主党からの資金提供を公表しなかったことに意図的な後ろめたさがあると言っている。 
これは、きっと攻撃されるから、あえて公表しないでおこう、という、安易な防御法であり、この原因も、いちゃもん攻撃に神経質になったためなのではないか?


せやろがいさんは、1500万近く立憲民主党から資金が出ていれば、制作側は忖度する、という深読みもしていたが、だったらあなたなら気付いたはず。津田さんや望月さんはおかしいと思ったはず。でもそうでなかったということが、立憲民主党忖度や立憲民主党圧力はなかったという証拠だろうと思う。論理上の展開というのは、突き詰め過ぎれば、時として、自明の事象への理解を複雑にし、頓珍漢な答えを導き出す。


荻上チキさんは、立憲もCLPもこのことを重大な問題と捉えていないことが問題だと言った。今回は口を出していないからいいとか、しかし忖度や、口を出すこと、立憲民主党の問題追及にてごごろを加える番組が作られないとも限らない、こういう厳しさはわかるけれど、要は、スポンサーシップのルールが日本では成り立たないという風土にある。
奨学金という名のローン、フルタイム働いているのにパートタイム扱いの労働条件。
日本は色々なルールがめちゃくちゃになっている。良識や、誇り、ノーブレスオブリージュも死に絶えたから、今回のことが大問題に発展し、リベラルな人々は、反省し恐怖し、大問題として追求している。


だったらスポンサーシップの条件を再考すべきだ。もうそれが滅茶苦茶なのは今回の東京オリンピックであからさまになった。スポンサーは、支配力を持ち、宣伝のための対価でしかない。


これがもう横行し、結局お金でしか動かない、お金を出したものが支配する世の中を肯定、行き着く先は、安倍政権が行ってきた、脱法行為 法の言及しない、常識・良識の部分を無視して都合の良い理屈を積み上げる。信頼の根幹であるべき公文書も平気で改竄する、という現実に行き着く。そういう政府の元で、社会は荒れ果て、政府にならえと愚連隊が匿名の強みで闊歩する。


そんな社会になって、みんな、アンチの攻撃を恐れている。それ見たことかと言われたくない、ブーメランと騒がれたくない。もう、強迫観念。片や、自民・維新とその応援団はどうか?攻撃など歯牙にもかけず、忘れるまでのらくらし、相手へのデマやいちゃもんをぶつけ、こっちを攻撃した方が面白いよ〜と煽り、まあ、それに乗っかる善良な国民。
これでは、よ党ゆ党に勝てるはずもない。お祭り独裁まっしぐら。


同じ構図はアメリカでもある。日本ほどではないが、以前、ビル・マーが「民主党は、常に共和党からの批判を気にし、いじめないでと防御に回る」、と批判したことがある(彼はバリバリの民主党支持者)


無理を通して道理引っ込めるVS自分の非をほじくり返し反省しまくる 勝負は目に見えている。厚顔無恥に大声で席巻する手法が、勝者の方法、というのはあまりに情けない。
文章(法律・契約・合意書)を残しそれに基づいた、過不足なく反省し、ことを収めることが大事だ。
小川淳也氏に対する不安要素も、自分に厳し区(他人にも媚びしく)、まず反省という姿勢に信念を持っているところだ。


突き詰めることは大切なことだが、騒ぎすぎと思う。改める問題のポイントがリベラルのドメスティックな自己反省になりすぎている。


ルールを明文化しよう、それでいい。1ネットサイトの浅い認識ゆえの失敗なのだ。
聞くところによると、クラウドファンディングや会員からの寄付を募りその人たちを騙したことになるとか、その人たちへのせい人とか言われているようだが、立件の資金提供はそれ以前、軌道に乗せるための資金提供だったという。要は報告義務を怠った。
この騒ぎで、紫綬祭者は攻撃されて辞任し、志を持って頑張っていた企画も頓挫するだろうし、立憲民主党も、自民党〜Dappi 扱いの攻撃も受けている。デマいちゃもんが動き出したら、いくら本当のことを主張してもかき消される。
抗議文という行為が、必要以上の問題に発展し、CLPの行ってきた試みも失われる。


だったらこの問題をCLPで番組にし、当事者で、放送の理念を公開で討論してもよかった。
霞を食っていいものを作るのは限界がある。もっと違う方法をとって、潰し合いでない方向を考える事はできないのか。CLP終わるなら最後にスポンサーシップの問題、純粋に公正な番組配信とはどういうことかを、津田氏をはじめ抗議の5人、福山元幹事長、辞任表明したCLP共同代表佐野洋氏、他ネットメディアに関わる、岩上安身氏や荻上チキ氏なども加えて、配信してもらいたかった。


ところで、沖縄感染者数1400人超えを受けて、せやろがいさん激おこ動画。
反省しすぎずに、生き生きと怒ってくれ。

【沖縄で感染爆発】米軍由来のゆるゆるコロナ対策に一言
これはできれば、英語字幕付きでやってほしい。
彼のルックスと行動とともに、きっとアメリカの人々も興味津々で、大受けすると思う、Dさんのように。


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