密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

菅総理は他人事? ”自己評価は僭越”

どれだけ菅総理が都合のいい数字を見据え、ワクチン呪文を唱えようとも、もはや、デルタ株は、ワクチン接種が追いつかない猛威を振るい始めた。Under Control とは真逆、Out of Control だ。


菅政権の楽観と強権は、GOTO強行以来、見事な的外れで、かつ、見事に悪い方向に転がってゆく。菅総理は、多分官邸というパラレルワールドに住んでいるのだろう。
最近、出るようになった、厳しい記者質問も、まるでロスト・イン・トランスレーションだ。

国内で初めて新型コロナウイルス感染者が2万人確認された13日、菅義偉首相は、官邸で記者団の囲み取材に応じた。菅氏はこれまでの取り組みへの総括を求められたのに対し、「私自身、自己評価することは僭越だと思う」と評価を避けた。
この日本語おかしくない?僭越とは『自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすること』
である。内閣総理大臣が、感染拡大の状況への受け止めをメディアから尋ねられ、まさにそれに応えるべき”余人をもって代え難き地位”にいる菅総理にしか、答えられない問だ。
最高責任者という自覚が皆無?
高い評価があってそれを自画自賛するのは、憚られるというのならわかる。
あるいは、評価は国民が決めるもので、それを自分から語るのは僭越とでもいうのだろうか。どちらにしろ、高評価や、絶賛、大手柄、があっての、”自分から語るのは僭越”
記者は「感染拡大を招いたこれまでの総括や反省がなければ、国民に政治の声が届かない。これまでの取り組みを結果をどのように自己評価されていますか」と質問した。
これに対し、菅氏は「自己評価することは僭越だ」とした上で、「やはりワクチンだということで、人流の抑制と同時に、そうしたことをしっかり全力で取り組んできています」とこれまで進めてきたワクチン接種の取り組みを強調。「国民の皆さんに、大変ご不満があろうかと思いますけども、ワクチンでも10月の初旬までには、日本国民全員に2回、8割の希望する方に打てるような態勢も作っている。とにかく全力で取り組んできたい」と述べた。

全力でというなら、パラリンピックを行う余裕はないのではないか?藪をつついて蛇が出られては叶わんと、パラリンピックには一切言及せず。こういう国際イベントの問題は、そこに時間も労力も税金も使われるということだ。家族が病気で苦しんでいるのに、自宅に友人を招待してパーティーを開くようなものだ。そのために叩き起こして掃除させ、料理を作らせ、笑顔で接待しろと言ってるようなものだ。 家族が満足に食べられないのに、お客に大盤振る舞いでご馳走するようなものだ。お腹をすかせた子供達を尻目に、ご馳走を食べる来賓に、可愛い笑顔を見せろと要求するようなものだ。


チャンスがあれば、イベントを隠れ蓑に利用して、一部企業への税金還流、それも前政権から続く、ブラックボックスでどんどん決め、検証ができないよにしている。責任を問われれば、続けることが責任、と開き直り、因果関係が主命できないとしらばっくれる。ある程の感染拡大、医療崩壊、死者増加は織り込み済みで、しかしのそ責任は問われても、なんとでもいい抜けできる言葉は用意している。通常の民主主義国家では通用しない、問答無用、データー改ざん、隠蔽、破棄も、数の力で、日常化だ。


また菅首相は「東京の医療体制は極めて厳しい」と危機感を示した。その上で「国民の命を守ることが政府の最大の責務」とし、自宅療養中の患者への酸素投与を可能とするために酸素ステーションの態勢を構築するよう関係閣僚に指示したことを明らかにした。
酸素ステーション? また新しい言葉。どこで、どのように、そして誰が、最低でもそのくらい、誰でもわかるように説明できて初めて、”安心”が醸造される。酸素ステーション担当大臣は、誰に白羽の矢が立つ? 耳慣れない新しいアイテムを出し、それがあればバラ色です!!的な印象操作はもうたくさんだ。
 
さらに「お盆休みは感染防止の大事な時期だ。帰省や旅行を極力避け、不要不急の外出をできるだけ控えてほしい」と述べたほか、「商業施設などの人流抑制にしっかり取り組む」と語った。
同じ言葉の繰り返し、危機感ないのか? 本当にこの人、今の事態を理解しているのか?
この人にとって、最悪のシナリオは、権力維持の賭けに負け、表舞台から退くこと。
それでさえ、しばらくしたら、また影で権力を握る画策に動き出すだろうから、本人多少、痛いと思っても、会社が潰れたり、生活費が稼げず、食べるに困ったり、自宅で不安の中苦しんで、命を落としたりするわけではない。過去のなんらかの責任で刑務所に送られるということも、現在の体制では無事回避だろう。そして、自分のお金も、健康も失わないから、国民の命と生活を賭ける、なんてことが言える。


僭越ながら申し上げれば、菅義偉氏には、人の上に立つ資質も、状況を判断する能力・危機管理能力も、人権意識も、人間的な優しさも、公正さも高潔さのような、人間的な徳も全てにおいて欠如している。加えて公務員としての、順法精神が崩壊している。


僭越ながら申し上げれば、できないなら意地を張らず、一刻も早く総理大臣を辞めてください。それがあなたが国民にできる唯一の正しいことだ。


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