密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

虫食い接種拡大はワクチン難民を作る。

場当たり的、菅政権のワクチン接種計画を見てそう思う。
五輪開催のエビデンスに、打てよ増やせよやってる間で、都心に大規模接種会場ぶち上げ、自衛隊投入!!と勇ましいイメージ戦略も、肝心のワクチンの供給計画が追いついていかない。かつぜん国民への滞りない接種の要である地方自治体に、不手際の責任をなすりつけ激怒される有様。


今度は、若者の感染が増えているとばかりに、重症化リスクが移行している40〜50台の職域接種を徹底させず、今度は東京都主導で大学の学生接種に飛びつく。
概要アナウンス
東京都は、都内の3大学(青山学院大学、一橋大学、東京都立大学)と連携して、新型コロナウイルスワクチンの接種会場を開設いたします。この会場では、都内に在住、通学の学生の皆様も幅広く接種いただけます。
本学としましても、学生の皆さんに接種できる環境を準備しているところですが現状で政府および自治体からの連絡がまだ来ておらず、具体的な目途が立っておりません。
そこでいち早く接種を希望する方はこちらをご検討ください。
詳細は以下のサイトで確認してください。
URL:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/coronavaccine/univ.html#cmsF1FA5
 【概要】
・予約開始:7月27日(火)14時
・接種開始予定:8月2日(月)~(青山学院大学、一橋大学)、8月7日(土)~(東京都立大学)
・その他:接種にあたっては以下の3点が必要です。
     1.住民票がある自治体発行のクーポン券(接種券)の原本
     2.予診票
     3.学生証・職員証など、所属が証明できるものおよび健康保険証、マイナンバーカード、運転免許証、パスポートなど本人であることが証明できるもの


 なお、ワクチン接種については、あくまで任意のものであり、大学として強制するものではありません。検討にあたっては、以下の情報も併せて参考にしてください。


いささか心もとない、しかも、混乱の予感。若者=大学生? 若者に徹底接種を図りたいなら、各地域の高校、そして、その高校の卒業生にも通知して、接種を即する方が、学歴差別
家庭経済力差別が防げるでは? 結局、職域接種=大企業 若者=都内の大学生 大規模接種会場=大手町。本当に上澄みケアしか考えていないと思う。その上で、都市部に出てきている大学生への接種(これも東京オリパラなので、まず東京の若者接種が優先、ってとことんオリパラのためか?)


各局、希望する全国民の混乱なき接種が目的なら、大企業・大学拠点がまず最優先になるというのがおかしいとは思わないのか。


しかも、若者に感染が拡大している、しかも若者は無症状者が多い、ということは、検査を受けていなくても陽性になっている、若者がもっといるということ。かつワクチンは感染している人には効かないのだ。だからまず検査が先だ。しかも夏休み中に、わざわざ大学に出てきて接種、いや、帰郷したり、何処かに出かけていたりするでしょう。だったら地元高校で受けられた方がいいように思う。


結局アイデアが表面的で、思いつきの域を出ず、しかも安心安全確実な接種以外に目的があるからこんなちぐはぐなことをするし、そのために、時間も、人材も、資材も、税金も無駄に使う。上滑りで落ち着きがない、チャラいアイデア、どこかの省庁みたいだ。


この大学接種は東京都主導らしいが東京都と現政権は、国民を顧みないで別のところを見ている点で同じ穴の狢。
それより地方自治体が、そして首長が主導権を持って地域密着型で接種をできるだけ完了し、その後取りこぼしを詰めてゆくしかないと思う。


東京都では自宅療養者がこの約1カ月で12倍に増だという。


菅総理と官邸、小池知事は、これ以上ひどいことにはならないだろう、と高をくくっているなら、それはとんでもなく甘かった、と思い知ることになるだろう。




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