密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ありえない楽観総理+虫のいい五輪の政治利用公言、バカなの?

8月を待たず東京の4000人を超えた。近隣県でものきなみ最多更新の現状で、菅総理は、死んだ人が少ない、ワクチン効果で、と胸を張る。今更ながらの、怖い人間をトップに据えたものだ。


100歩譲って、ワクチン効果で胸を張れるのは、デルタ株蔓延以前、つまり五輪開国以前だ。1月から本格的にワクチン接種を開始し、6割までなんとか順調にいっていたアメリカも、接種拒否の保守層の強い州で、接種率が上がらず、そこからデルタ株の蔓延を招いている。厄介なことに、ワクチン接種者も、重症化しなくても、感染し、感染させる。野放しにしておけば、そのうちまた変異してワクチンに耐性のある種が生まれかねない。だから、感染拡大防止、ワクチンプロモーションもあの手この手で行い、マスク義務化も再び増えている。あの小トランプになりたい男・フロリダ知事も、今再感染拡大で、ワクチン摂取推奨、マスク義務化に舵を切った。さほどデルタ株は怖い。死者が出ないからほっといても大丈夫、いずれワクチンで封じ込められるなどと、コロナ対策が1周も2周も遅れている国の首相の思惑どうりになど行かない。


二度接種が高々27%くらいの日本で、デルタ株絶賛拡大中の日本で、胸を張れる菅氏の頭をかち割って中身を見てみたい。


そして、選手村で、選手たちが飲酒パーティーをやって警備員が出動。五輪選手が警備員に捕まるかい!!全員逃げるのに成功したようだ。これとて自明の理だ。日本政府の考えが、彼らにとって当たり前の人権無視と言えるものだから、いずれ爆発すると思っていた。いうことを聞くのは日本人くらいだとも言った。案外、警備員との追いかけっこを楽しむのが流行るかもしれない。他国選手との交流も禁じられ、日本を見て回る〜欧米の若者にとって、日本はエキサイティングな国として、興味を持たれている。また途上国の若者は豊かな国夢の国と思い描いてくる〜も禁じられ、パフォーマンスの2日以内に帰国。


ナチスのベルリンオリンピックのように完全管理統制、で、ナチスのベルリンオリンピックと違って、完璧さも荘厳な美しもない。池田香代子さんは、すでに周知のすぎやまこういち氏の歴史修正主義に加え、海老蔵がこの5月新作歌舞伎カブクの中の地獄で、テンガロンハット(カウボーイがかぶってるやつ)をかぶった男性とヒジャブ(頭を布でくるんだイスラム女性の風習)をかぶった女性が、中国人の服装をした人物を、COVID-19に対して攻め立て、中国は金使ってやってるんだから文句ないだろう、という論争をするという、信じられない内容を公演したのだという。これも守られた。差別主義者が闊歩するセレモニー、つくづく、醜悪な五輪セレモニーだ。これを池田さんは、私たちの自画像であると言った。


こうした、オリンピックを、まだ、政権浮揚に利用できると考え、恥ずかしげもなく公言する、馬鹿議員がいる。オリンピックは、政治利用はせないという、理念(建前であるとしても)、どうでもいいのか?

自民党の河村建夫元官房長官は31日、東京五輪で日本代表選手が活躍すれば、秋までにある次期衆院選に向けて政権与党に追い風となるとの認識を示した。
山口県萩市の会合で「五輪で日本選手が頑張っていることは、われわれにとっても大きな力になる」と述べた。


新型コロナウイルスが感染再拡大する中での五輪開催に批判的な声があることには「五輪をやっていなくてもコロナが増えていたと思う」と主張し「五輪がなかったら、国民の皆さんの不満はどんどんわれわれ政権が相手となる。厳しい選挙を戦わないといけなくなる」とも語った。


ふぅ〜ん、どうして五輪選手の頑張りが、自民党の力になると思うのか?意味不明。実際支持率上がってないし。
五輪をやってなくて、徹底してデルタ株の侵入を防ぎ、正しいデルタ株の危機感を持って、隔離を徹底し、五輪にかけるエネルギーを、感染対策の費やし、五輪にかける税金を国民救済に回していれば状態は全然違っていただろう。


「五輪がなかったら、国民の皆さんの不満はどんどんわれわれ政権が相手となる。厳しい選挙を戦わないといけなくなる」これはどうなんだろう、日本にいないと世の中の空気感はわからないが、卑しい情けない与党議員の本音にしか聞こえない。

五輪メダルラッシュの興奮を感染者数4000人代で冷や水を浴びせられているのではないか、と思うのだが。そしてこのまま現状を放置して、五輪を継続すれば、閉会前に、1万人越え、閉会後に、インド化するかもしれない。


日本共産党の、五輪中止論は、あるべき論ではない。五輪の大騒ぎは、自主疲れにヤケクソ感を助長する。五輪を中止することで、国民の危機感のなさをリセットできる。すでに衣食住環境が整備されている選手村をコロナ療養、治療施設として、利用できる。


そのうちNYのように自衛隊から医療船(多分持っているだろう)を、お台場に、隅田川に、配備しなくてはいけなくなるかもしれない(これはコロナ患者のためではなくそれ以外の病気怪我、手術対応可能な人たち向けのものだ)〜ただやらないだろうな、夢見る妄想総理では。


一体この状況で、どうしたら五輪選手のメダルが、自民党の後押しになるというのか?
関係ないじゃん!!いい加減、自分たち中心の都合のいい妄想はやめて、支持が欲しいなら国民のために陰日向に働け。日向でビラまきだけしていれば選挙に勝てる機運は過ぎた。
とはいえこの、河村建夫元官房長官のように、世界が山口県中心で回っているという自民党の洗脳状態は、そのもとを潰さないと、解けないかもしれない。


検察はいけしゃあしゃあと、また再び、安倍晋三を不起訴にして守るのか?それとも、秋霜烈日、巨悪は眠らせない検察の維持と正義を見せるのか。自民党の”力”は五輪メダルよりこの検察の動きにかかっているのかも。


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