密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

京都市長選に見る,民主党の立ち位置

現役再選となった京都市長選。『自民&民主が呉越同舟で共産包囲網 稲田朋美氏「京都を共産党に取られるわけにはいかない!』産經新聞、民主党福山議員「共産党と徹底的に戦う」発言:京都新聞。色々立場、言い分はあると思うが、どうもちぐはぐな民主党の姿勢。福山議員は弁明のツイート。
民主党福山議員Twitterより
https://twitter.com/fuku_tetsu/status/686792144061771776
京都新聞に載った京都市長選に関する発言について色々御議論があるようです。国政と市長選を混同されている方もいらっしゃるかもしれません。門川京都市長は、元々8年前、民主党が担ぎ出した方であり、自公だけの推薦候補ではありません。市の財政再建、教育行政、観光政策等々を進めてこられました。

そうした経緯で、今回の選挙にあたっても民主党として推薦を決め、応援することとなりました。共産党は他の候補者を立てているので「戦う」というのは当然のことと考えます。言うまでもありませんが、今夏の参院選の1人区においてみんなで勝てる候補を応援しよう、という話とは異なる話です。
それに対して、


有田和代氏のリツイート(民主党有田芳生氏の弟さんで、日本の社会福祉活動家。反原発、反レイシズムを謳っている by Wikipedia。)
教育再生会議委員として安倍内閣の協力者であった門川さんを支持すること自体がおかしいのです。門川さんを支持するのであれば安倍内閣への評価と姿勢を問うことが求められます。また共産党は闘うべき敵なのですか?
もう一点、国政と市政は別というのは詭弁です。民主党も支援している沖縄の闘いが象徴的な事例です。沖縄県民の塗炭の苦しみは国政からもたらされたものです。市民の苦しみもまた国政の影響下にあります。 
後にこれだけはお伝えしておきます。僕は貴党が自民の悪政と対峙する政党として期待をしています。だからこそ今は自民の力をそぐためにけじめのある態度をとっていただきたいと思います。



真摯な国会答弁で好感度も高い福山議員。しかし、どう言い訳しても胸を張れる状況ではなかったのでは? 


下記は,共産党京都府委員会委員長 渡辺和俊氏の呼びかけ


投票日を前に、京都市民のみなさんに呼びかけます
2016年2月6日 午後4時 日本共産党京都府委員会委員長 渡辺和俊
http://www.jcp-kyoto.jp/activities/2016-1/
「市民の命、安全を守るのが市長の仕事」、安倍暴走政治の片棒を担ぐ市長ではなく、戦争法廃止、改憲も原発再稼働も許さない女性憲法市長をとの訴えです。
 現職陣営は、市長選で安保法制など国政を語るのは「場違い」と言いました。一方、ある若者がこれを批判して、「戦争は国だ市だと避けて通ってくれるわけじゃないですよ」とSNSで発信し、話題になりました。どちらが、政治と社会に対するまじめな態度と言えるでしょうか?
この点で、安保法制に反対する学者の会、ママの会、シールズなどの多くのメンバーが本田さんを推薦し、全国の良識の声が本田陣営に集まったことは、たいへん心強く、嬉しいことでした。本田市政実現の全国的意義が、いっそう浮かびあがりました。



地方行政と云うのはその土地の人にしか分らない価値観があり、外側から俯瞰して批評するべきではないが、今回の京都市長選の民主党の姿勢は、今後の野党共闘を行う上で大きな不信材料である。そして,もし民主党が政権を取ったとして、今や国民の声の代弁者たる共産党を冷遇し、『自民&民主が呉越同舟で共産包囲網』の政治を行わないとどうして言えるだろう。この戦いは非共産VS共産+市民グループであった事も、忘れてはならない。民主党が個々別々に理由をつけて、一貫性のない態度を取り続けるのであれば、むしろおおさか維新と”ゆ党共闘”をするべきである。


PVアクセスランキング にほんブログ村


ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村