密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

岡田代表、スティグリッツ教授と意見交換 or 質問、どっち?

民主党の岡田克也代表は17日午前、東京都内のホテルで、ノーベル経済学賞受賞者のジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授を招いて朝食会を開き、日本経済の現状などについて意見を交わした。このニュースが二つの角度で語られている。一つは、
時事:岡田民主代表、米教授と意見交換
http://www.jiji.com/jc/zci?g=eco&k=201603/2016031700260&pa=f
岡田氏は「日本は過大な債務が企業の投資や個人の消費の妨げになっている」として財政健全化を急ぐべきだと主張。これに対し、スティグリッツ教授は「今、消費税を上げたら経済は弱体化し、状況はさらに悪くなる」と反論し、積極財政で需要を喚起すべだとの考えを示した。(2016/03/17-10:31)


教授は岡田氏の意見に反論した、という書き方。
https://www.dpj.or.jp/article/108628/スティグリッツ氏講演「完全雇用、インクルージョン、差別をなくす」政策を
講演の後、岡田代表が「日本のGDPの2倍という過大な債務がある中、財政出動と財政健全化をどうバランスさせるべきか」と質問。スティグリッツ教授は、債務を増やさずに景気を刺激する方法としては税制の役割が大きいとの認識を示しつつ、消費増税については「状況をさらに悪化させる」などとして否定的な見方を示した。


岡田代表が、教授に質問し、教授は消費増税には否定的な見方を示した。


これが、大きく問題になりそうなのが、質問なら、「どういう方法で、過大な債務の健全化を行うのが打倒か?消費増税か?」とたずね「消費増税は行うべきではない」と回答を得た、と云う事で、参考にすれば問題ないだろうが、意見交換だと、岡田代表は消費税を増税し過大な債務の健全化を行うべきだ、とし、教授は消費増税によって行うべきではないと岡田代表の意見に教授が否定的に反論したと云う事になり、参院選の争点として、民進党が10%増税は必要ということになる。


にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村


この事について報じているNewsPicksのニュースのコメント欄に細野豪志氏が書き込んでいるのだが、https://newspicks.com/news/1451966/
細野豪志
社会保障の充実・安定化を図り、将来世代に借金を押しつけないため、10%への消費税引き上げを含めた「社会保障と税の一体改革」を推進することの重要性・必要性は変わりない。ただし、消費税10%への引上げは、身を切る改革の前進と社会保障の充実を前提とする。


消費税には逆進性が存在し、その影響をいかに取り除くかが最重要課題の一つであった。


最も効果的な逆進性対策は、給付付き税額控除であることは明らかである。マイナンバ一定着までは、当面簡素な給付措置を拡充すべきである。


格差是正効果に乏しく、事業者にコストばかりかかり、現場の混乱も避けられず、その上財源の手当てもない軽減税率導入を前提とした消費税引き上げは認められない。軽減税率には反対し続ける。


なお、最重要課題の一つである議員定数の大幅削減もいまだに実施されておらず、もはや3党合意の前提は崩れてしまっている。


つまり民進党(旧民主党勢)は、消費税10%増税に賛成。となるともし安倍総理が二匹目のドジョウの増税延期を争点化した場合、民進党は10%増税賛成では、戦えない。


同コメント欄に細野氏のコメントを受けて、前田敦司筑波大学准教授がコメントしている


本当に安保法制反対や立憲主義が大事なら,真面目に選挙に勝つ努力をしたらどうなのか.憲法より増税が大事なのか.



民主党(民進党)も,消費税増税に反対しないと選挙で勝負にならないことはわかっているだろう.


本来なら『これほど悪影響があるとは予想できなかった.間違っていた』と認め,党幹部が責任をとって入れ替わって,堂々と増税反対あるいは減税を主張すればよい.


そうすれば,給付付き税額控除など,安倍政権の政策に足りない格差対策にもなる理論的にすぐれた政策が活きてくる.


しかし,そこまで思い切ったことができず,戦犯が居座ったままの現状では『軽減税率込みの増税には反対』とか『定数削減を伴わない増税には反対』とか,なんとも煮え切らない中途半端な主張でお茶を濁している.


国民からは『増税したいけど枝葉末節に反対』としか見えない.


とコメントしている。こういう所が民主党の悪い体質で、どっち付かずで、はっきりしない。辺野古にしても、辺野古しかないけれど、暴力的に強行は反対、いったん中止して、時間をかけて説得と云う姿勢。単なる弱腰の安倍政権? 本当に国民と進むのか?連合と進むのか?


志位委員長は、記者会見で、奨学金問題、最低賃金問題を、具体的数字、方法を示し手、発表している。こうすれば、国民にも解りやすい.誰に票を投じればどういう事をしてくれるのか?それが一番知りたい事。


『増税したいけど枝葉末節に反対』『辺野古しかないけれど、暴力的に強行は反対』
こんな野党大一党はいらない!!


PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村