密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

銃撃被害者遺族の怒りの示し方。

池袋自動車暴走被害者遺族、松永拓也さんの会見などの様子に、このように立派に対処できるのかと驚嘆する。特に飯塚幸三被告が無罪主張をしているので辛さや怒りが倍増しているだろう、が、人間として最大限の理性を持って臨んでいる。


飯塚被告は、高齢であり、もしかしたら記憶の上書きをしてしまっているのではないかとも疑われる。それでも、自動車の不具合を訴えているのだから、使用自動車の検証について、きちんと第三者によって行われて、はっきりさせる必要がある。飯塚被告も納得する必要がある。


トヨタによる検証で、問題なしでは、納得できまい。
池袋暴走事故・被告が車の欠陥を主張「EDR」で何がわかるのか、トヨタに聞いてみた(柳原三佳) - 個人 - Yahoo!ニュース
池袋の暴走事故で、プリウスを運転し、母子を含む11人を死傷させた飯塚幸三被告が、裁判で「車両に技術的な欠陥がある」と述べ、無罪を主張してきたことを受けてのトヨタ側のアクションです。
 そのコメントの中に、以下の一文がありました。
「本件の被告人が、裁判の中で、本件の車両に技術的な欠陥があると主張されていますが、当局要請に基づく調査協力の結果、車両に異常や技術的な問題は認められませんでした」


 トヨタとしては、自社の車の安全性や調査結果を全面否定されたことが看過できなかったのでしょう。
 しかし、私のもとには、自動車に詳しい複数の技術者から、交通事故捜査における現在の車両調査について、以下のような意見が寄せられているのも事実です。
「当局(捜査機関)の要請とはいえ、問題となっている事故車両をつくったメーカー自身が、当該車両の欠陥の有無を調査するというのは、あまりにも公平性を欠くのではないでしょうか。万一、車両に不具合があった場合、メーカーも『事件の当事者』ということになるのですから……」
 大変重要な指摘です。

 以下記事は、問題については掘り下げる EDR(イー・ディー・アール)とは何なのか?などの検証があり、トヨタ側の回答も載せてる。飯塚被告の言動は、一億総バッシングの典型的状況にあり、彼の家族も心配だし、ともすれば、バッシングに遭うことなどあり得ない遺族にもTVに流れたりすれば、同様なことが行われる危険性がある。
いつもの日本社会の歪みだ。


冷静に、検証は第三者。上級国民特別待遇と喩やされた被告VSナンバー1大企業。個人の力はいかに弱いかです。もし被告の言うことが正しければ、『空飛ぶタイヤ』のモデルとなった、三菱自動車リコール隠し事件を彷彿とさせます。


松永さんの無念も、まず第三者調査(内部調査や、元社員証言ではなく)でまず被告の主張をはっきりさせてこそ、報われる道ができると思う。感情的(憂さ晴らし)バッシングや、高齢者ドライバー敵視、その感情の上で、免許取り上げなどの法制化がなされないことを祈っている。


さて、アメリカでは、自動車事故より多い銃の被害者。それでも銃愛好家、信奉者そして彼らの教育者先導者たるNRA+共和党右派が、憲法曲解を縦に、銃規制を一歩も進ませまいと頑張ってる。


例えれば、日本でいまだに刀の携帯が、護身用と称して認められているようなものです(まあ、銃は殺傷能力は何十倍、アクシデント率も何十倍) トランプ信者で、最近大統領候補期待率でトランプを抜いたロン・デサンティスの君臨するフロリダでは、射殺御免の法律まであり、特に白人は黒人に対して、身の危険を感じたといえば罪に問われないと言うとんでもぶりです。それでもNRAは汚職や財政難でNY本部をたたんで、テキサスに移動。銃規制が悲願のバイデン大統領も、規制案を出している。


そんな中で、マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校での銃乱射事件で息子を失った両親が、痛快な一撃、NRAの元トップに偽の卒業式スピーチの罠を仕掛けた。その計画と訴え方がすごい。
銃で亡くなった今年、高校を卒業するはずだった人の数、3044脚のいすを並べ、偽の卒業式を作り、NRAの元トップにスピーチを依頼、その様子をネットで拡散した。。

(CNN) 米フロリダ州の高校で2018年に起きた銃乱射事件で犠牲となった生徒の両親が一計を案じ、 全米ライフル協会(NRA)の元会長を、犠牲者を象徴した空席のいす数千脚を前にスピーチをさせた。
ネット上に投稿された動画では、ラスベガスで設営された会場でスピーチするデービッド・キーン氏の姿が収められている。同氏は「ジェームズ・マディソン・アカデミー」の卒業生に対するスピーチの練習をしていると思い込んでいた。
しかし、パトリシア・オリバーさんとマヌエルさん夫妻によると、実際にはもし殺害されることがなかったならば、今年高校を卒業していた生徒たちを象徴する3044脚のいすに向かって演説していた。同校は実際には存在しない。
キーン氏は空席のいすの列に向かって、第4代米大統領にも就任したジェームズ・マディソンが起草した修正条項のうち、今年は最重要事項の一つである(銃規制に関する)修正第2条に重点を置いたと力説。「修正第2条を骨抜きにしようと闘い続ける者たちがいるものの、私はあなた方の多くが、立ち上がって彼らの成功を阻止する人々であるに違いないと思っている」と話した。さらに、「あなた方に対する私のアドバイスはごくシンプルだ。夢に従い、実現させなさい」とも述べている。

(そしてNRAのメンバーになり、銃をたくさん買いなさい、だ)


CNNは全米ライフル協会とキーン氏に対してコメントを求めたものの、回答は今のところ得られていない。
銃規制を訴える団体「チェンジ・ザ・レフ」の共同創設者であり、偽の卒業式を仕掛けたオリバー夫妻は、フロリダ州パークランドにあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校での銃乱射事件で息子のホアキンさんを失った。夫妻は「失われた教室」と題された3部構成の動画の中に先のスピーチを収録。動画には他にも、空席のいすや、生徒らによる通報電話の音声、発砲音などが含まれている。


同団体がだましたのはキーン氏だけではない。銃保持の権利支持を訴える活動家、ジョン・ロット氏もその一人だ。動画によれば、同氏の著書はNRAの「バイブル」とも称されている。


ロット氏は空席のいすに向けて、「銃規制の支持者と民主党員は必死に闘いを挑んでくるだろう」と発言。銃購入の際の身元確認に触れて、「彼らは350万人の危険な人々を止めたと言いたいのだろう。だが私には法令を守り銃の所持を希望する市民350万人が止められた光景に見える」と語った。
ロット氏はCNNに対し、卒業式のスピーチは政治や銃規制に関するものにしたくなかったが、主催者からそうするように依頼されたと説明。チェンジ・ザ・レフは演説を編集しているとも批判した。
ロット氏は「私は何年も学校での銃撃事件の防止に人生をささげてきた」と述べ、制度を改善して機能させる方法や、銃の規制論者がそれに反対してきた様子も語ったが、削除されたと主張。映像すべてを出すように要求した。同氏は演説のためにモンタナ州からラスベガスまで1000マイル(約1600キロ)車を運転してきた。


マヌエルさんはCNNに対し「編集はしていない」「彼らはこの演説を語った。これが彼らの言葉であり、信じていることだ」と説明。さらに「彼らは怒り狂い、馬鹿みたいだと思うだろう」とも述べつつ、今回の行為は彼らではなく、殺されて卒業できなかった生徒3044人に関するものだと言及した。


この顛末は、ミキ・デサキ監督の『主戦場』を思い起こさせる。と言っても、恥ずかしながら、こちらで見られる機会は非常の少なく、以前色々調べたが、いまだに、見てられいないのだ。そして忙しさで忘れていた。この機会に日本アマゾンでDVD注文しよう思った、が、ない、以前はあったが、消えた? でもアメリカのアマゾンプライムで見られることがわかった。これも調べた時はまだなかったので、ラッキーだ、今夜見てみよう。メイン音声が英語というのがちっと不安だが、、、英字幕もついているのでDさんも見られる。)
このドキュメンタリーをめぐって、期待を裏切られたどころか、恥をかいた(客観的に自分の主張する姿を見て?)と怒り狂った論客が抗議、編集されたなどと恥のうわ塗りをしたこととは有名で、それとよく似ていると感じた。


家族を理不尽に奪われ、加害責任が明確にある人間・グループが、守られ自分の主張は正しいと、英雄気取りで発言を続けられたら、遺族にとっては生き地獄だ。
被害者も組織を作って、やり場のない怒りを共有し、その上で、こう言う形で、反撃をする
ことができるのだろう。(下手にやれば、詐欺罪とかに問われかなないのではないだろうか。もちろん、アメリカ社会はその辺周到に準備しているだろう)


今、狂ったリーダーシップで、デルタ株感染爆発の国民を巻き込もうとしている管政権。
それでも彼らは言うだろう『オリンピック開催と感染の因果関係が明白ではございません』
『問題ない』『ご指摘は当たらない』と。


その時、大切な人を失ったり、ひどい後遺症を抱えなくてはならなくなった人たちは、どうすればいいのか? 飯塚氏のような個人・トヨタのような企業・IRAのような団体、を相手にするより難しい。しかも原因はウィルスだから、責任の所在が難しく、また彼らも難しいようにしている。まず、せめて、子供達観戦だけはやめさせなくてはならない。
私が親なら、行かせないと、学校に申し出る。だいたいこう言うのは自由参加が原則で、欠席扱いにして、内申書をちらつかせる?など以ての外。だいたい料金も取るんだ、タダじゃないの?!!と驚いた。要するにこれも税金還流の口実+賑やかし見た目成功効果。
東京都が、キャンセル受付通知を各区市町村に隠していた、と言う事実も明るみに出た。


こう言う時こそ、モンスターペアレンツと化して我が子を守るべきだ。
後で後悔しても、まさかうちの子が、と嘆いても遅い。 危険な観戦・感染はさせない。
別の銃を突きつけられているわけじゃない。空気支配の日本だから、こういう時こそ、モンスターになればいい。学徒動員にNOだ。


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