ここ数日の岡田−枝野のちぐはぐな動きの目的
1月31日、岡田代表は、維新と協議入りを表明し,新党も選択肢と柔軟な姿勢をしめした.その一方で、岡田−枝野両氏の要請で、現役衆議院議員を参議院選に鞍替え出馬を説得し、これによって、長く地元で準備してきて、統一候補の候補だった生活の党と山本太郎と仲間たちの森裕子氏を,難しい立場にした。
そして、2月1日 枝野氏の呼びかけで、この4日、5野党幹部、非公式会談
1月31日
東京新聞:民主党大会 岡田氏「新党も選択肢」 維新と協議入り表明
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201601/CK2016013102000129.html
参院選2016 民主の菊田衆院議員-参院にくら替え-新潟選挙区
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/【参院選2016】民主の菊田衆院議員-参院にくら替え-新潟選挙区/ar-BBoULMP
2月1日
5野党幹部、非公式会談へ 参院選候補一本化を協議
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016020101002159.html
この呼びかけの狙いが、改選1人区での候補一本化をめぐり、党内には共産党との連携に根強い反発があることから、同党に対し政党間協議を通じてではなく、自発的に擁立した候補を下ろしてほしいとの思惑であるなら、新潟の候補擁立は、共産党だけでなく生活の党の候補も取り下げろということになる。しかも,不必要にかなり強引な擁立である。
周りの党を潰して、民主に迎合する議員を取り込んで、2大政党の夢実現?
しかし,ここで問題なのは、自分たちでも言っているように『民主党が嫌らわれている』ことであり、『信じなくてもいい=信じられない』状態である。それは、今回のように、他党を犠牲にして,自分たちが中心で行おうとしすぎる狭量さ、なんだかんだで連合の言いなりのひも付き政党たる事実、安倍政権に対峙できるほどの強さが見られない中途半端な政策、国民の声を取り違えている感覚の悪さなどで、そんな民主執行部が自分たちが勝てると判断した候補を押し付けて参院選を戦おうとしているのは,単なる勘違いの暴走である。
民主主義を守るために,民主党を応援すべき!!!といってみても、ブレまくる体質は変わっていないので,そんな民主党の為に,共産党や,生活、社民を弱体化し,発言の時間や機会を奪えば、国民は,ずっと安倍首相のにやにや笑い付きの前政権当てこすり嫌みを聞かされるだけだし、歯止めになどなりはしない。岡田代表は完全に安倍首相に嘗められている。
元官僚や法律家の多い民主党ならではの,鋭角的な理詰めの追求。独自の情報ソースで、懐に懐剣のブレない共産党、政界を知り尽くした小沢氏のもと、国民の鉄砲玉、真摯で型破りの山本太郎氏の国民目線の追求など、一方向からではなく、あらゆる角度から攻める国会論戦であっての野党であろう。
それを、野党の中での,一強他弱を作り、その一強たる民主党が、唯一安倍政権と対峙する、これは誤りだ。そもそも,野党共闘は国民の望み、民主党の他の野党取り込み、あるいは排除のやり方では、国民の支持は得られない。それでも打倒安倍政権でしぶしぶ一人区で民主党に投票しても、そんな、集中力では、狡猾なイメージ操作に長けた安倍政権には勝てないだろう。
ともあれ,枝野氏がどのような協議を展開するのか、Wait and See.
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