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ありえない!!トランプ支持者、議事堂に乱入+ジョージア上院選勝利

Dさんの写真展の展示で、この3日間、自分の個展より頭を悩ませ、ストレスを溜めまくっていた。というのもDさんはフロアープランを実際に立てていなかったからだ。
漠然としたイメージだけで、60点を超える作品を展示できると思うのは見込みが甘すぎる。案の定、混乱をきたし、1日で終わるはずの展示が3日もかかった。


怒り狂ってやっていたが、まあ終わってみると、いい展示ができたと思う。コロナで通常の集客は見込めないだろうが、良い展覧会になるだろう。オーナーに、中央テーブルに生け花を頼まれた。


ともあれ、腰痛と筋肉痛に見舞われながら、それでも、今夜は、気持ちのいいニュー氏を聞けるだろうと、家に着いたら、ワシントンDCのキャピタルビルディング(議事堂)に、トランプな人々が乱入し、ドアのガラスを打ちこわし、ペロシ下院議長の執務室にも押し入ったようだ。(ペロシ氏は、バイデン次期大統領承認で会議中で無事だった)由緒正しい、キャピタルビルディングの中を、赤いトランプ帽を被った人々が傍若無人に押し入って、闊歩している。歴史的に貴重な絵画も展示されたいるのに、、、。


TVでみるキャピタルビルディングの周辺は、どこかの紛争の国のようで、このすごい数の人たちが、白いキャピタルビルディングに押し寄せよじ登る様は、砂糖の山に群がる蟻のように見える。



警察隊が出動し、ヘルメットとフェイスシールドでつけて、立ちはだかっている。
州兵も出動、ヘルメットとプラスティックの盾を持っている。乱入した人々は外に出されたようだが、今も、具体的に何が起こったのか、くわしいことはわからない。
この行動は幾ら何でも、、信じられないレベルの愚行で、暴力で、物事をねじ曲げようという試みだ。彼らは何がしたいのか?トランプを祭り上げ自分たちの支配するアメリカを作りたい?くだらない子供じみた、そして、うちに閉じ込めていたコンプレクスがトランプが大統領になり、無理無体、理屈も方も無視して、ツイートしまくり、彼らに自信を与え、活動が表立ってきたことを容認、あるいは擁護してきた結果だ。


トランプは、平和的行動だの、法と秩序だの、ツイートしているが、こんなのは、自分は指示していない、という言い訳、責任逃れだ。犬笛を吹き続けた結果を見て、内心はこういうことが起こってニンマリしいるんじゃないか。


CNNは、トランプ氏支持者多数が6日午後に連邦議会議事堂を急襲した件で、連邦議会の守衛官は議事堂の建物が東部時間同日午後5時40分ごろに安全を取り戻したと発表した。
次期大統領の承認の両院合同会議 は、この乱入で中断、ドナルド・トランプ大統領の支持者たちが議事堂に侵入しことで中断。職員や警備員に誘導されて避難した。今夜再び行われる模様だ。


本来はジョージア上院選の民主党候補勝利を書こうと思っていたのだが、まさかこんなことが起こるとは、、。


ともれ、ジョージア初のアフリカ系上院議員は誕生した。いかにも共和党という大金持ちのレディー、現職のケリー・ロフラー氏を破り、民主党の黒人牧師、ラファエル・ウォーノック氏が当選確実となった。

BBCは両方とも民主党が奪還、と報じている(米メディアは乱入事件で大騒ぎだから、、)

米連邦議会上院(定数100)の多数党を決めるジョージア州の2議席をめぐる決選投票が5日、同州で行われ、2議席とも民主党新人が共和党現職から奪還した。これによって、民主党が上下両院の多数党となり、ジョー・バイデン次期大統領の政権運営に大きく貢献する見通しとなった。


決選投票では、民主党新人のラファエル・ワーノック牧師(51)が共和党現職のケリー・レフラー議員(50)と、共和党現職のデイヴィッド・パーデュー議員(71)が民主党新人で元ジャーナリストのジョン・オソフ候補(33)と、それぞれ争った。11月の総選挙ではどの候補も、当選に必要な得票率50%に達しなかったため、ジョージア州法に従い、決選投票に臨むことになった。


ワーノック牧師は現地時間6日未明、開票率98%の時点で、レフラー議員に対して自分が勝ったようだと表明した。米CNNや米紙ニューヨーク・タイムズ、AP通信など複数の米メディアは同日未明、ワーノック牧師がレフラー議員に勝ったと報じた。


さらに、パーデュー議員とオソフ候補が争う議席については、BBCなど報道機関に選挙結果データを提供する調査会社エジソン・リサーチが6日午前、民主党のオソフ氏が得票率50.2%で勝つ見通しだと予測。6日午後までに複数の米メディアが、オソフ候補が勝つ見通しと伝えた。


これによって、上院の構成は民主党と共和党が50議席ずつとなった。過半数採決の場合、過半数を必要とする上院議決ではその場合、上院議長の副大統領が投票するため、1月20日以降はカマラ・ハリス次期副大統領(民主党)が上院議長として膠着(こうちゃく)打破の1票を入れることになる。


連邦議会の下院(定数435)は、民主党が222議席で多数党。
民主党がホワイトハウスと上下両院をすべて掌握するのは、2009年以来となる。

議会の構成は、バイデン政権の推進する環境保護や医療保険などの主要政策で法案が成立するかに大きく影響する。連邦議会はさらに、連邦政府予算の決定権をもつ。また上院は、政府高官や連邦裁判事の人事承認、条約批准などの権限をもつ。


オソフ氏は同午前8時前、「ジョージア、ありがとう」と勝利宣言のビデオをソーシャルメディアに投稿し、「合衆国上院で皆さんのために奉仕するよう私を選んでくださった、ジョージアの皆さんに、謹んで感謝します」と述べた。


AP通信によると、ワーノック牧師の得票率は50.7%。レフラー議員は49.3%だった。オソフ候補の得票率は50.28%、パーデュー議員は49.72%だった。


パーデュー議員とレフラー議員は敗北を認めていない。


一方で民主党幹部のチャック・シューマー上院院内総務は早くも多数党の院内総務を名乗り、「アメリカ国民に支援と大胆な変化を届けるため、バイデン次期大統領とハリス次期副大統領のパートナーとなり、前向きな政策を実現する手助けをする用意がある」と声明を出した。


バイデン次期大統領は、ワーノック牧師の勝利は「画期的だ」と歓迎。さらにオソフ候補についても、「開票が終わった時点で、ジョン・オソフも勝利すると期待している」とコメントした。


CBSニュースによると、約400万人の有権者が投票した。ジョージア州の登録有権者の約40%にあたる約300万人が、期日前に投票した。


右側の若者が、ジョン・オソフ氏、ジャーナリストであり脚本家、優しげな風貌であるが、大変鋭い論客で、選挙ディベートでは、相手候補をコテンパンにやっつけた。


とにかく、今日はこのニュースと、バイデン次期大統領承認で、気持ちよく(展示もうまくいったし)眠れるはずだった、、、が、、こんな暴挙が起こるとは。


もちろん乱入の人々はほとんどはマスクなし、叫んで唾を浴びせあった。
MSNBCのリポーターは、ガスマスクを携帯、催涙ガスが使われたようだ。
ワシントンDCバウザー市長は6日午後6時(日本時間7日午前8時)からの外出禁止令を出した。現在午後6時40分だが、まだ、トランプサポーターの何人かは、周辺に立ちすくし、州兵がに人の壁を作っている。


当局は、乱入時、1人が法執行機関に撃たれ、死亡したと伝えた。女性だという情報もある。命を変えるほどのことなのか?トランプの肥大自我が引き起こした、実は何の意味もない、ただの興奮状態だというだけだ。トンデモトランプの4年間、それでもみんな民主主義のルールに従ってきた。選挙の決定を受け入れ、尊重してきた。そして、今、アメリカの自浄作用によって、人々はバイデンを選んだ。レッドステイツ・ジョージアから2人の上院議員を選んだ。


トランプがめちゃめちゃにしたアメリカを、政治人生最後の大仕事に絶好の環境を手に入れた、バイデン大統領とトリプルブルーの民主党政権、頑張ってほしい。こんな恥知らずなことが起きても、未来は希望を持てるのだ。



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