密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

GO ! バーニーGO!GO!!ニューハンプシャー勝利

フロリダは、結構トランプな人たちの州である。都市部は民主党が強いが、広大に広がる農村部は真っ赤(共和党のカラー)
昨日Dさんの古い友人がディナーに来た。類は友を呼ぶので、フロリダローカルでもリベラルなからである。彼女は、バーニーサンダースに大統領になって欲しいと言っていた。
私も同感で、ペシミストのDさんをほっといて盛り上がった。


初戦アイオワ州では開票が混乱し、ブダジェッジ氏が僅差で勝利を手にした。バーニーとの差は0.1% バーニー支持者には大きな不満の残る状況だった。


なんとなく、民主とい支持者の雰囲気は当初、安全パイ、オバマ大統領の政策を引き継ぐ、バイデン副大統領がいいのではないか、というのがマジョリティーだった。
だから、トランプもウクライナであれこれ画策したわけだが、しかし、ヒラリーが、トランプという、全く大統領のクォリテーでない候補に負けたことがトラウマになって、臆病になり安全策に走っていた。これは全くアメリカ的ではない。ヒラリー陣営の敗因は、この知性もなく、品性もなく、倫理観も公正さもなく、平気で嘘を捏造し、全く政治経験もない、アメリカの国際社会の役割も理解できない、TVショーと選挙を同じに考えるトランプなど、物の数ではないとタカをくくって、ラストベルトでオバマ氏が獲得した州などを回らず都市部を回っていたために、貧しい白人労働者層にしっぺ返しを食らった。


ただの戦略的油断と政治エスタブリッシュメントのおごりが原因だ、と思っている。
そこに持ってきて、中道派、いい人ジェントルマン・ジョーバイデン? 綺麗な手をして
上等なスーツを自然にきこなす彼が、ストリートファイターで汚い作戦とデマに長けているトランプに勝てる、などというのが、勘違いだろう。バイデンなら負けるかも、、と思っていた。


大統領選は最後までわからない。一時、バーニーは左のトランプなどと印象操作をする中道派がいて、同じ左派のウオーレンにも遅れをる?感じがしたが、予備選が始まった途端、バーニーの勢いが増した。


バーニーを、革新的すぎる、歳をとりすぎている、などのネガティブな見方があることは否めないが、そこは副大統領の選択でカバーできる。ブダジェッジ氏などいいかもしれないとも思っていたが、ブダジェッジ氏は、アイオワ選で、「我々はトランプ大統領のもとで全く新しい問題に直面している」そのうえで、「極端な路線を突き進んで国民を分断する候補を選ぶのは間違いだと付け加えた。」司会者からサンダース上院議員のことを言っているのかと問われると、「その通りだと」と答た。
彼はここまで言うべきではなかった。これで共闘の芽は摘まれた。同党の候補に対しここまで行ってはならないのは、のちに大統領候補を決めた後、一丸となった支援を表明する必要があるときに、バーニーが分断を生むと言う見解は、修正不可能。どの辛さぜて、支援しますなどと言えるか。政策論争なら納得するかどうか、であるが、これは印象操作である。


今回ニューハンプシャーでは、バーニーは念願の勝利を決めた。


バーニーには絶対信者のような支援者がいる。そこを盲目的なトランプな人たちを有するトランプと同一視して、危ういとする人の意見も聞くがそれは、支援者の問題で、バニーサンダースとトランプは似ても似つかない。トランプがパパの力で兵役を誤魔化したり、不動産ビジネスで会社をいくつも潰したり、詐欺的なビジネスやトランプ大学などで人々をか持ったり、多くの女性にセクハラを行なっていたときに、バーニーはひたすら、一般の人々のために、党派をバックにつけず、社会の制度の改革に働いてきたし、上院議員で力を発揮してきた。バーリントン市長(4期8年)、連邦下院議員(8期16年)上院議員(2期12年)などを歴任、上下院を通じ、無所属議員として米国史上最長のキャリアを継続している。トランプとなにがちがうって? 知性が違う、信念が違う、弱い立場の市井の人々に対する愛情が違う、政治に対する情熱が違う。トランプはトランプにしか興味がない、誰のかのために働くことなどない。


資本主義は行き着くところまで行き、格差も極まっている。社会主義的要素を取り入れないといけないところに来ている。


バーニーサンダースは、人種差別社会に変動を起こしたオバマ大統領以上にアメリカ社会に変革をもたらす可能性がある。今回こそは民主党中道エスタブリッシュは足を引っ張らないでほしい。


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