密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

”今だけ金だけ自分だけ”の面目躍如 ”やってるふり”と現実逃避

日本らしいなぁ〜と、まず思った。国内の感染者数に、横浜沖クルーズ船の感染者をカウントしない様に、WHOに求めたと聞いた時だ。ある政権獲り新聞に至っては、WHOからの提案の様に書いていたから事実歪曲も甚だしいが、この新聞にしても日本からこうしたことを申し入れたことが、恥ずかしいという認識はあったのだろう。


そもそも、横浜沖クルーズ船における感染者が、他の地域に比べたい様に高い数値を出したことは、明らかに、日本政府の対応の誤り、犠牲者棄民の無策無責任が原因だ。
つまり、政府の誤りによって、感染拡大をさせた、中国のプチバージョンだ。
よくいけしゃあしゃあと、クルーズ船の感染者は数に加えるな、などと言えたものだ。


しかも日刊ゲンダイによると、この御都合主義の報告結果をWHOに寄付金を散らすかせて得ていたと言うのである。まさに、今だけ金だけ自分だけ日本の面目躍如。

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」内での感染拡大は収束の気配が見えない。


「中国以外では日本の感染者数が突出して多いというイメージが世界中に広がれば、日本を入国制限対象国にする動きが広がりかねない。五輪の開催や訪日客、日本経済に対するダメージを懸念する声が政府内で大きくなっています」(官邸関係者)


 できるだけ数を少なく見せようということなのか、政府は「クルーズ船の感染者は日本上陸前」だとして、「日本の感染者数」に含めないよう報道機関に要請。茂木外相は10日の会見で「報道各社はWHOの方針も踏まえ、日本国内の感染者とクルーズ船の感染者を区別し、より適切な事実関係を発信して欲しい」と注文をつけた。


 WHOは新型肺炎の各国発生状況リポートで、クルーズ船と日本国内を分けて発表しているが、これは日本政府側からの提案だという。加藤厚労相が7日の会見で、表記を分けるよう提案したと説明。その結果、WHOがそれまで「日本」に計上していたクルーズ船の感染者は、6日から「その他」に分類されるようになったのだが、気になる符合がある。


同日にWHOのテドロス事務局長が、ツイッターに意味深な投稿をしているのだ。
直訳すると、「WHOが主導する世界的な2019nCov(新型コロナウイルス)発生対応にタイムリーで気前よく1000万ドルを寄付してくれた日本に感謝」という内容だ。


「買収というと言葉は悪いが、タイミング的には、日本政府が1000万ドル(約11億円)でWHOに圧力をかけたように見えてしまう。WHOの新型コロナ対応は“金主”の中国に甘いという批判もありましたが、安倍政権のやり方も同じです。国民の命や安全よりカネを重視し、カネにモノを言わせて表面だけ取り繕う。そういう姿勢が初動の遅れを招いたのでしょう」(法大名誉教授の五十嵐仁氏=政治学)


 10億円もポンと出せるなら、国内での感染対応に使った方がいいのではないか。


入国制限対象国に指定されることや、訪日客現象、五輪への影響を心配するなとは言わないが、まずは感染拡大を食い止め、感染者に対して適切な処遇を与えることの方が先だろう。姑息な屁理屈でみせかけの数を少なくすることで、イメージアップを図るなら、人権を考慮した対応、全員検査を行い感染の可能性の高い船内から、順次移動させるようにしなければならない。然るに恥ずかしげもなく、資金不足や能力がないなどとグダグダ言って、全員検査踏み切らない。香港のクルーズ船では、早い時期に、ほぼ同数の乗客に、全員検査を行っている。


だいたい全員検査ができないのはお金がかかる、と言い訳していたが、1000万ドル(約11億円)かけて数をごまかすなら、その資金で検査対応してもお釣りがくるだろう。ポンコツ研究機関の加計学園獣医学部の助成金でもお釣りがくる。


検査技術の精度を上げているなどと悠長な言い訳を国会でしている。一般国民にはわからないと思って色々いうが、それこそ感染症の分野で発展途上国である事を国際社会に宣伝するようなものである。


日本が信用を失いうのは、他国ではあり得ない、このような対応と、本質的でない、姑息なかくし立て、加えて、お金で解決という、金権国家としての日本の倫理観のなさである。お金で買ったオリンピック、嘘ついて誘致したオリンピック、猛暑で死者が出る懸念のあるオリンピック、せめて、今の事態を受けて、延期をすればいいではないか?


安倍総理は、昨今の数々の災害の対応を、やってるポーズと勇ましい掛け声、悪夢の民主党政権と”今それどころじゃない”野党攻撃でしのいできた。
震災や防衛危機(煽り)を、常に自分たちの失策、汚職、私物化から国民の目をそらす、好機としか捉えていない。
今もまた、これで、桜問題とマルチ広告塔・IR・政治資金・研究費削減圧力(+公金不倫の和泉補佐官と伝染病研究で再燃の加計学園)自衛隊問題などから、今度も、うまく逃げ延びられる、くらいにしか思っていないのだろう。


一国の総理が、この非常時に、重役出勤、名誉顧問待遇でのんびりしていで過ごし、自分にとって都合のいい人々と、会食を重ね、身だしなみを気にする余裕もある。
髪を振り乱していた、民主党管総理とは対照的だ。



もはやこの無関心さは、現実逃避しているのではないかとさえ思う。
とってつけた言い訳を継ぎ接ぎし、国民の現実を見ず、権力と利益しか目的がないから、こうした本末転倒の対応になる。


横浜クルーズ戦の感染拡大は日本政府の イージーシンキングと判断ミスとそのミスを認めない、そして隠蔽改ざんに動く、まさに現政権のキャラクターを反映する、人災である。此の期に及んでも、まだ41%の指示(これで8ポイントの急落だそうだが)を与える思考停止の日本国民によって、安倍政権は支えられてゆく。
見え見えの、安倍マジックもネタが尽きた(どれだけ失敗しても、成功したような顔をて麗々しくお辞儀をする、とつい成功したのかな?と思ってしまう、の繰り返し)いい加減、目を覚ます時だ。

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