密接な関係にある他国から

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答える立場にない大臣ばっかり。鶴保・沖縄北方相ほっかむり

警察官(機動隊員)が一般市民に暴力と罵声を持って当たるという、ほんの数年前までは大問題になる事態が、沖縄でずっと続いている。
もともと品も節操もないお維新松井知事は、さもありなんの対応で非難を受けているが、
この鶴保・沖縄北方相のわけのわからない対応は、昨今の安倍政権での、はやりの答弁。


憲法改正に対する野党の質疑に、自民党総裁としてここにいるのではなく総理大臣だから答える立場にない、と繰り返す安倍総理をはじめ、山本太郎氏の路上生活者追い立てに対する訴えに、馬耳東風で書類をゆっくり読み上げ続けた丸川オリンピック・パラリンピック担当大臣。
安倍政権の、ほとんどすべての担当大臣はもう質疑に決して正面から取り合おうとしない。自分の意見を求められても、『答える立場にない』で逃げる、もはや水戸黄門の印籠のごとくどの場面でも振りかざす。結局審議などするつもりもなく、問題に誠実に向き合うつもりもなく、自分たちの都合のいい白紙委任に向けての時間稼ぎなのだ。

(沖縄県東村高江の米軍ヘリパッド建設現場で、抗議活動中の市民に機動隊員が「ぼけ、土人が」と叫んだことについて)これを人権問題だと捉えるのは、言われた側の感情にやはり主軸を置くべきなんだと思います。従いまして、県民の感情を傷つけたという事実があるならば、これはしっかり襟を正していかないといけないと考えています。


 ことさらに、我々が「これが人権問題だ」というふうに考えるのではなくて、これが果たして県民感情を損ねているかどうかについて、しっかり虚心坦懐(きょしんたんかい)に、つぶさに見ていかないといけないのではないか。我々が考えねばならないのは、発言をされた対象者の気分を害していますよ、と肩をたたいて言ってあげることが一番必要なのではないか。


 (「県民感情が損ねられているかどうかについて、まだ判断できないのか」との質問に)私は今のこのタイミングで、「これは間違っていますよ」とか言う立場にもありませんし。また、正しいですよということでもありません。自由にどうぞというわけにもいきません。従って今のご質問で、私が答えられるとするならば、これはつぶさに見ていかざるを得ない。(閣議後の記者会見で)


ぐだぐだ言葉を連ねているが、本音を要約すれば、”土人ぐらいで大げさに人権問題とか騒がないでほしい。これは、沖縄の人たちの捉え方、主観の問題であるが、傷ついたというのなら、考える(何を?)しかし、感情が傷ついたという事実も証拠があるわけでなし、感情的になっている人たちが収まるまでほっかむりしてやり過ごすぞ。” ということだ。


もう血の通った人間の対応ではない。


リテラに東大や慶応大の男子学生が学歴の低い女子大生を性のはけ口、おもちゃとしか認識せず事件を起こしたという記事を読んだ。
自分たちはエリートで、そこの寄ってくる頭の悪い女の子は者として扱う、と平気で発言しているそうだ。 この国のエリート予備軍の大学生、世襲議員、官僚、大企業社員は、明らかに劣化している。この自称エリートたちは、人間の尊厳という概念すら理解できない。自分に能力があれば、弱者を擁護するべきという、ノーブレス・オブリージュを持てというのは、目標が高すぎるのだとしたら、せめて差別が恥ずかしいことだということがわかる最低線の知性と品性を身に付けほしい。



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