何と無くちぐはぐ、米共和党大会
昨日から、共和党大会がグリーブランドで3日間開かれている。
昨日はトランプの元モデル美人ワイフがスピーチ、今日はトランプの金髪美人娘と、息子がスリーチ、しかし当のトランプは大会にいない???
こういうことは異例で、いったいなぜなのか誰もをわからない。
この写真家はとっても上手。とてもいいポートレートだ。トンデモトランプとは思えない。
状況に魂を売り渡した共和党首脳部のトランプ応援演説は、どうもピイントが合わない。
ニュージャージ知事で、大統領候補だったクリス・クリスティーの演説が盛り上がっていた部分はヒラリー攻撃に終始し、聴衆に、ヒラリー・クリントンの酷さを訴え、”シリアを情勢を悪化させた彼女は有罪だ”そう叫ぶたび聴衆は熱狂した。
みんなヒラリーが大嫌いで、オバマ大統領が大嫌いなのは判るが、誰もトランプの政策(そんなものがあればだが)に言及しない。家族は、とにかく、トランプはいい父親、いい夫、そしていい人だと訴える。彼の暴言通りにアメリカが進んでいいと本気で思っているのか?と聞いてみたい。敵を攻撃することだけに終始し、自分たちが担いでいるリーダーの査定は置いておいて、”とにかく何かやってくれそう”、しかし何をするのか誰もわからない。ただポピュラリティーに迎合した史上最低の共和党大会だ。
ところで、”トランプの元モデル美人ワイフ”のスリーチが物議を醸している。
(CNN) 18日にオハイオ州クリーブランドで始まった米共和党の全国大会で、大統領選の党指名候補に確定している実業家ドナルド・トランプ氏の妻、メラニア夫人が演説に立った。この時の言葉の中に、ミシェル・オバマ大統領夫人が8年前の民主党大会で演説した時と全く同じ表現が出てきたため、にわかに盗用疑惑が持ち上がっている。
メラニア夫人が有権者らの前で本格的な演説をしたのは初めて。移民としての生い立ちや米国への思い、トランプ氏への愛情を語った。
しかしその一部は、2008年8月にコロラド州デンバーで開かれた民主党大会でミシェル夫人が行った演説と酷似していることが分かった。
メラニア夫人はこの日の演説で、幼い頃から両親に植え付けられた価値観は「自分が望む人生のために努力すること、自分が口にする言葉は約束だということ、言ったことは実行し約束を守ること、人には敬意を持って対応すること」だと述べ、「この教訓を息子にも伝えていく。さらに何世代も先まで伝えなければならない」と訴えた。
また「あなたの達成への制約はただひとつ、自分の夢がどれだけ強いか、そのためにどれだけ努力する気があるかだ」ということを、米国の子どもたちに知ってほしいと述べた。
一方ミシェル夫人は当時、オバマ氏と自分がともに教えられてきた価値観として、全く同じ内容をほぼ同じ表現で紹介していた。次世代の子どもたちに知ってほしい限界の話も、到達できる「高さ」の限界とした部分、自分の夢が「どこまで届くか」とした部分以外は一字一句同じだった。
メラニア夫人はこの日、演説を控えたNBCテレビとのインタビューで「原稿は一度読み返しただけ。できるだけ助けを借りずに自分で書いたので」と話していた。
トランプ陣営の演説原稿に詳しい運動員によると、メラニア夫人の演説には複数の有力顧問がかかわり、原稿を編集したり、修正を提案して助言したりしたという。
ミシェル夫人の演説との類似点が指摘された後、トランプ陣営の広報担当顧問は声明で「メラニア夫人の素晴らしい演説を書くにあたり、ライターのチームは夫人の半生からヒントを得たり、彼女自身の考えを一部に反映させたりした」と述べたうえで、演説を「大成功」と評価した。盗用疑惑への言及はなかった。
疑惑はツイッターなどで指摘された。最初に気付いた1人とみられる男性はオバマ大統領のファンで、「自分が到達できる限界」の一節を聞いた時に「おかしい」と思い、ミシェル夫人の演説を検索したという。この男性が2つの演説を並べて比較したツイートは、1万6000回もリツイート(再投稿)された。
これは、そこつなスピーチライターの責任を認めた。「自分が望む人生のために努力すること、自分が口にする言葉は約束だということ、言ったことは実行し約束を守ること、人には敬意を持って対応すること」「自分が望む人生のために努力すること、自分が口にする言葉は約束だということ、言ったことは実行し約束を守ること、人には敬意を持って対応すること」という言葉ミッシェルが言うのと、東欧出身元モデル嬢が言うのでは、望む人生のために努力するという意味合いが全く別になる。大金持ちを射止めた美人モデルの、努力と、”言葉は約束” ”実行し約束を守る”果たして彼女はどんな約束を人にして、実行がどれほどの人々への信頼につながってきたのだろうか? だってモデルは競ってこそ華、じゃない? まあちょっと、美人差別がすぎるかな? ともあれ、共和党の信念のないご都合主義でまとめた大統領候補トランプの現状を象徴している。
ランキングに参加しています。宜しかったら
下のバーナーをクリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村
にほんブログ村
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。