２０１４年の衆議院解散総選挙．当時海外の日本有識者も日本のマスコミも、どうして解散？と報じていた。怪しいと思った。『消費税増税延期の信を国民に問う。アベのミクスの成果はまだ十分に行き渡らないが、必ずトリクルダウンで皆が潤い１０％消費税を払える社会状態にする。そう信じてくれるかどうかを問うアベノミクス解散です』
皆が首を傾げる解散総選挙、まだ，失望を得ていないアベノミクスと，消費税増税延期の甘いわな。そしてその実行われた事は、公約の１２５番目（くらい）に書いて合った、安保法制の改正。自衛隊海岸は件を可能にし，武器の製造、輸出を可能にし、大企業は人の命を糧の人潤う。そんなお金のトリクルダウンで潤いたくないし，実際大企業，資産家は富みをしたたらせたり，決してしない。

そんな事が解りすぎるほど明確になったこの１年半。衆議院選大勝で、過半数以上をえた政権与党は，数の暴力で，議会制民主主義を蹂躙し、国民の声を無視し、一部の人たちの為の”美しい日本”作りに強権を発揮し続けた。

安倍首相は、この選挙でも全く同じ事をしている。
「アベノミクスはまだ道半ばだ。ギアをアップして、エンジンをフル回転させる必要がある」「ロケットが成層圏を脱するには、スピードが必要。我々もそのスピードを獲得して、成層圏から脱出するよう、力強い速度を得ていきたい」

燃料もつき、設計ミスのエンジンも焼き切れ、ロケットそのものも空中分解しそうな、アベノミクスロケット。前回選挙のときは、アベノミクス批判はそれほど大きくなかった（少なくとも庶民レベルでは）今回は国際的に失敗という宣告を受けている。

安倍氏は日本を鎖国状態にして、アベのミクスは成功していて，もうすぐ効果が出ると、国民の洗脳している。日常的な安倍批判も，言えない空気か蔓延し、不安はあるがどうしたらいいのか解らない．とりあえず空気を読んで逆らわず，おとなしく現状維持。

野党連合は，もっと国民に解りやすいカウンターパンチの公約を出すべきだ。
”消費税延期の是非を問う”に対抗する，対立軸は、安倍氏の公約違反を突く事ではなく、
”消費税減税”　いや、”消費税廃止”を打ち出すべきだ。
財源はうなるほどある。トリクルダウンをせず，内部保留でためにためた大企業から、当然の公正な税金を取る。国内ががたがたなのだから，無駄な海外散蒔きをやめ，本当に必要な，国際社会の信頼に応えるお金の出しかたをする。

何も世界の中心で咲き誇る必要などない。秘すれば花、自分たちのペースで、国民一人一人が、安定し、生き甲斐を感じ，夢の実現を望め、安心して老後を向かえられる。
創意工夫に富み、勤勉に努力する国民性は、そんな大きな野望に引きずられなくても、十分、小さいが特別な美しい花を咲かせる事が出来る。

安倍晋三の”世界の中心で咲き誇る”野望は，第二次大戦の軍部の世界征服の野望と変わらない。軍部は兵站を現地調達で行い侵略し国土を広めれば日本は世界の中心で咲き誇れると思った。結果は１４０万人の兵士（全体の６０％強）が，戦闘ではなく，餓死病死。
最後の無意味な特攻も含めたら，いっ対何人の命を無謀な野望で、犠牲にしたのか？

もうボロボロで勝ち目も無いのに、勝っているように、情報統制し、命をつぎ込ませた。
もうボロボロで，破綻も目の前なのに、成功していると情報統制し、国民の血税をつぎこませる。　

私たちにはもっと他の選択肢がある。”とりあえず今まででいいや”という選択は、いいや，という今までが，維持できない破滅への選択である。

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