長年にわたる拉致被害者利用 安倍晋三の冷酷
鉄鋼・アルミ関税撤廃、TPP参加要請、と北朝鮮対応+拉致被害者(をお願いしますと丸投げ)で、起死回生の支持率回復+私物化問題目くらましを習って、威勢のいい渡米。
結果、トランプからは経済問題は0回答、北朝鮮問題は適当にいなされたにもかかわらず、御用メディア、首相訪米の目的はきた問題であり大きな成果と報じた。しかし海外のメディアはそうは思っていないようだ。”言及”と具体的成果はイコールではないとする被害者家族の一人飯塚茂雄氏の発言を取り上げた。
Japan abductee kin say mention at US-NKorea talks not enough
TOKYO — Families of Japanese citizens abducted by North Korea urged President Donald Trump on Wednesday to do more than just bring up the issue during his expected talks with North Korean leader Kim Jong Un.
Trump told Japanese Prime Minister Shinzo Abe during their meeting at the president’s Mar-a-Lago resort in Florida on Tuesday that he would “raise” the abductions issue — a top Japanese priority — in his meeting with Kim, expected to take place in May or June.
But Shigeo Iizuka, whose sister was abducted by North Korea about 40 years ago, said the families want real discussions on logistical issues regarding their loved ones’ return. Iizuka also urged Abe to push Trump hard on the issue.
“We want President Trump to not just raise the issue, but make sure to get (Kim’s) firm commitment to let the Japanese go home,” he said. “We have way passed patience for more investigations and paperwork repeated. ... We want (Trump) to discuss how North Korea should send home a fair number of Japanese abductees still in that country.”
北朝鮮に拉致された日本の市民の家族は、水曜日、トランプ大統領に、北朝鮮の金正恩総書記との会談で、この問題を提起するだけでは十分ではないと主張した。
トランプ大統領は、安倍晋三首相との会談で、拉致問題を日本の最優先課題とし、5−6月に予定されている金大統領との会談で話題にのせるといった。
しかし、約40年前に妹を北朝鮮に拉致された飯塚茂雄氏は
拉致被害者帰国に関する物流上の問題について真の議論をしたいと語った。
The families want real discussions on logistical issues regarding their loved ones’ return.
on logistical issuesは、物流とか支援ではなく、現実的具体的なことについての本当の話し合いを望む、と云う意味。トランプ+アベの中身のない内容を見抜いている。
飯塚氏はまた、安倍首相にトランプを強く申し入れるよう要請した。
「私たちは、トランプ大統領は問題を提起するだけでなく、金総書記が、拉致日本人を祖国に帰すという確約を取ることを望んでいる」と述べた。 「我々はこれまでの多くの捜査と書類作成の繰り返しを多大な忍耐行っている。 私たちは、(トランプ大統領が)が、未だ北朝鮮に抑留されている多数の日本の拉致被害者をどのように自国送り届けるか、について話し合ってほしい。」
安倍首相は『トランプ大統領が拉致問題を議題に上げると言ってくれた』と成果のように主張するが、しかし議題に上げると言っただけだ。“raise”=議題に上げる” "mention=言及” どちらも結果を伴わない約束(とさえ言えない)ことで、飯塚氏は、”The families want real discussions on logistical issues regarding their loved ones’ return.”
”on logistical issues” real discussions on logistical issues
せいかなどどうでもいい、自分を良く見せられればそれでいいという相変わらずの浅薄なトリックは、もはや国民には通用しない。
親友トランプが解決してくれる、と虫のいいことを考え、それを自分の手柄にすり替えて胸を張る。恥の意識があればできないことだ。
拉致被害者家族の方々は、安倍晋三の自己宣伝と、愛国プロパガンダにとことん利用され続けてきた。ご家族にとっては藁にもすがる思いだったと思うだ。しかし当の”藁”は差し出される必死の手で自分が持ち上げられることしか期待いていない。
安倍晋三の利己心と冷酷を象徴する、22日拉致被害者集会での出来事。
安倍首相は22日、都内で開かれた北朝鮮による拉致被害者の救出を求める「国民大集会」に出席。「即時帰国に向け北朝鮮への働き掛けを一層強化する」と意気込んだ。
今月27日に予定される韓国と北朝鮮の南北首脳会談、その後の米朝首脳会談と北朝鮮情勢は激動の渦にある。ただ、メインテーマは「非核化」で、安倍首相が拉致被害者帰国へ「働き掛けを強化」と言っても、すべてトランプ大統領頼みの体たらくだ。集会出席者にも苛立ちがあるのだろう。安倍首相が挨拶を終え、退席しようとすると、会場からヤジが飛んだという。
「司会が『安倍首相は政務のためお帰りになります』と告げ、安倍首相は壇上に座る家族会代表の飯塚繁雄さんや横田めぐみさんの母親の早紀江さんなどと握手をして立ち去ろうとした時でした。1000人弱が座る会場から、男性の声で『なんだ、もう帰るのか』『最後まで席にいろよ』とヤジが飛んだのです。安倍首相は苦々しい顔をして帰っていきました」(現場にいたメディア関係者)
集会出席者はほとんどが安倍シンパだ。トランプが米朝会談で拉致問題を議題にすると約束し、本来なら解決への期待感が高まっているはずだが、冷ややかな空気も少なからずあるようだ。
元家族会事務局長の蓮池透氏がこう言う。
「拉致問題を米朝首脳会談で扱って欲しいとトランプ大統領に頼みにいくということは、日本政府としては“お手上げ”ということです。それはさすがに安倍首相のシンパにも分かる。嫌気が差している人も少なくないと思います。被害者家族にいつまでも“幻想”を与え続ける安倍首相は罪つくりです。もし、トランプ大統領が金正恩委員長から『拉致問題は解決済みだ。戦後賠償を要求する』と言われたと伝えてきたら、安倍首相はどうするつもりでしょう」
安倍首相は訪米直前の今月15日に、入院中の横田滋氏を見舞ったが、実は横田家サイドが「体調がすぐれないので、遠慮して下さい」と伝えていたのに強行したらしい。安倍首相はどこまでも拉致を“利用”する。
「政務」のため先に退席したはずの安倍首相は、私邸に直行。訪問客もなかった。
なんでも自分の宣伝に利用し、やりたくないことからは忙しさを盾にトンズラ。
利己的で人間音痴の内弁解である安倍晋三の本性がはっきり出ている。
どんなに見え透いていようとも厚顔無恥に押し通す。それがずっと成功してきた安倍晋三。その成功体験のスタートが拉致問題。お見舞い相手の体調より、自分の宣伝を優先する冷酷。どうしてこういう実のないエゴイスト信じてきてしまったのだろう。藁にもすがる思い、藁は藁でも毒草の藁。
蓮池氏の予測は正しいと思う。トランプが日本のために拉致問題でハードな交渉をすることはありえない。トランプもまた、エゴイストで自己演出しか考えていないが、選挙権を持つ国民、特に支援者の支持を得る事には腐心する。その場しのぎの顔出しでは説得力がないことくらいは分かっている。こわえて、当然のことながら拉致問題は日本と北朝鮮で解決すべきものだ。意地悪トランプは親友シンゾーに手柄を届けたりしない。
この安倍晋三と拉致被害者家族の会の関係は、何度も選挙のたびにウケのいい公約をだし、選挙に勝てば、民意無視の法案を力づくで通してきた安倍政権と国民の縮図でもある。もう十分だ、安倍晋三を見限る時が来た。
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