ドイツの教育・最後の一人になっても自分の意見を言える人間づくりーおしどり・マコ・ケンさん/とことん共産党
とことん共産党に出演の、コメディアン、おしどり・マコ・ケンさんの興味深いトーク。
その中で彼らが毎年訪れているドイツの学校訪問の話が、特に印象深かった。
毎年、たくさんの学校で生徒達と対話するお二人が、ドイツの高校生達の質問への積極性とその鋭さや、日本の現状に興味を持ち深い質問をすることにいつも驚かされるという。なぜ、彼らはこんなに積極的に質問するのかを先生に訊ねると、ドイツはヒットラーを生み出し、徐々に増してゆく同調圧力の中で、彼らに設題な権力を与え、逆らえない状況でホロコーストを起こしてしまったことを反省し、教育では、最後の一人になっても、自分の意見を言えることを教育の一点の指針にしているという。
ドイツと日本の違いはよく論じられるが、ドイツ国民は、ホロコーストに、積極的に、あるいは消極的に加担したゆえに、ナチスの起こしたことを自分の問題・父母の、祖父母の抱える問題と捉え、直面し徹底的に検証を続けている。
日本軍の暴挙と悲劇は、国外で行われ、敗戦間際の本土空襲による大きな犠牲によって敗戦を迎えたため、一部弾圧に会った人や、社会の支配的同調圧力、国・天皇への滅私奉公時玉砕強制も被害者としての認識が強く、日本の加害責任の意識が乏しい。それゆえ、歴史修正主義に安易に流されやすいのだろうかと思う。現在の日本の教育は、公平中立を過度に強要され、意見を持たない人づくりに教育が利用されている。これではまた同じ間違えを繰り返すだろう。
おしどり・マコ・ケンさんは原発問題で活躍しておられるようだ。最近話題になったウーマン村本氏のように、日本にもするどうナイフを持ったコメディアンがいるのだなぁと、嬉しくなった。
とことん共産党 おしどりマコ&ケンの小池あきら突撃取材
教育に関しては、国の推し進める従順な人づくりの危険性、学ぶことへの自主性の必要性について前川氏が講演で述べている。ドイツの今日聞く指針に通じるところがある。
安倍政権の学校支配への警鐘としても重要だと思う。
前川喜平さん大いに語る
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