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司法の危機、最高裁が抗告棄却 山城氏の保釈認めず 

微罪拘留115日、家族と接見させず。どう考えても異常な扱いであり、法治国家の所業ではないところへ持ってきて、最高裁が保釈請求を退けた那覇地裁の決定に対する被告側の特別抗告を棄却した。
沖縄県の米軍新基地建設に反対するグループのリーダーで沖縄平和運動センター議長の山城博治被告(64)=公務執行妨害罪などで起訴=について、保釈を認めない判断が確定した。最高裁第三小法廷(大谷剛彦裁判長)が二十日付の決定で、保釈請求を退けた那覇地裁の決定に対する被告側の特別抗告を棄却した。
 被告の支援者らは「逮捕、勾留は新基地建設の反対運動をつぶすためのもので、不当な弾圧だ。(被告は)健康を害している」などとして、早期保釈を求めていた。山城被告は昨年十月に逮捕され、米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設現場で防衛省職員を負傷させたり、米軍普天間飛行場移設先の同県名護市辺野古で工事車両の進入を妨げたりしたとして起訴された。
 被告側は保釈を請求したが、那覇地裁は二月に却下。地裁は準抗告も棄却したため、被告側が特別抗告していた。
◆長期勾留は人権侵害
<山城博治議長の弁護人池宮城紀夫(としお)弁護士(77)の話> 人権の最後のとりでである最高裁が問答無用で不当な決定を下した。長期勾留は基本的人権の侵害だ。今後も別の形で保釈を求めたい。

大谷剛彦裁判長は 
2011年6月7日:広島連続保険金殺人事件において、死刑はやむを得ないとし、原告の上告を棄却。死刑が確定。
2011年6月21日:君が代起立訴訟において、起立命令は合憲とし原告の上告を棄却。
2011年10月25日:混合診療訴訟において混合診療の禁止を適法とし原告の上告を棄却。
2011年11月21日:横浜弁護士殺害事件において、原告の上告を棄却。無期懲役が確定。
2011年12月19日:Winny事件において、Winny開発者の金子勇に対する著作権違反幇助訴訟で、被告人に公衆送信権侵害の罪の幇助犯が成立しないとする多数意見に対し、同幇助犯が成立するとする反対意見を述べた[3]。大谷を除く裁判官の多数意見により検察官の上告は棄却され、金子の無罪が確定した。2011年6月21日:君が代起立訴訟において、起立命令は合憲とし原告の上告を棄却。(by Wiki)


この裁判長がどういう人かわからない。保守系の裁判長なのだろうか。素人目にどちらかというと政府の大企業のの立場に立つ判決が好き? ”君が代起立訴訟において、起立命令は合憲”というのは????の判決なのですが、、。


まあ裁判所の判断は法解釈や合法かどうかは素人には判断できないが、しかし裁判官とはいえ公平中立とも言えない判決を出すケースもある。
今回は明らかに警視庁の行き過ぎであることは、誰の目にも明らか。


どうも日本は、メディアも司法も権力と仲良くしすぎる。みんなが山城氏のように強くはない。警察も強権を振るい、司法も公正に弱い立場のものを守ってくれない、こんな状況で共謀罪などできたら、みんな口を閉ざしビクビクして生きなくてはならない世の中になる。 今回の特別抗告を棄却について、もう少し国民的興味を喚起し、どういう理由でこんなとんでもないことが起こり、司法がこういうことを認めるのか、メディアはもっと追求し報じるべきだ。


山城氏の勾留中の様子は、社民党の衆議院議員照屋寛徳が接見して書いておられる。

1日も早く釈放されることをお祈りします。

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