密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

総立ち拍手だけでない、全体主義志向の狂信表明演説

ハイル安倍の自民議員総立ちパフォーマンスで、霞んでしまった安倍総理の所信表明演説。まあ台本どおりの、例年どうりの自画自賛だろうと思いきや、ずいぶんおかしなことを言っている。

特に印象的だったのは、平和の闘争へのすげ替え。
<はじめに>
世界一への執念。
歴代最多のメダルラッシュとなったリオ五輪では、世界の強豪たちに真っ向勝負を挑み、最後の一瞬まで勝利を諦めない選手たちの姿に、日本中が感動しました。
オリンピックは参加することに意義がある、とされ、目標は自国のプライドをかけた世界一志向であってはならない。選手の向上心はあくまで純粋に記録への挑戦であるべきだ。
しょっぱなから、全体主義国家志向丸出しだ。


<災害復旧・復興>でも、福島では、中間貯蔵施設の建設、除染など住民の帰還に向けた環境整備、廃炉・汚染水対策を着実に進めながら、未来のエネルギー社会を拓く「先駆けの地」として、新しい産業の集積を一層促進してまいります。
先駆けの地どころか、大枚をはたいた凍土壁早くに立たす、先の台風で、度数の把握できない高濃度汚染水があふれ、甲状腺癌患者をはじめとするがん患者の異常な発祥の原発事故との因果関係を認めず、対策を無視。その事実を新しい産業の集積促進に転嫁。
人命より金儲け、現実より、イメージ向上(そのための危険な帰還促進)


<アベノミクス加速>
新たな危機に陥ることを回避するため、G7が協力して、全ての政策対応を行う。伊勢志摩の地で合意しました。合意できなかったじゃないか!!!という大きなヤジ
世界経済の成長と市場の安定のため、国際協調の強化に、更なるリーダーシップを発揮してまいります。誰も日本がリーダーシップを取っているとは思っていないよ、いい加減現実を直視しろ!!


<政策総動員>
アベノミクスを一層加速し、デフレからの脱出速度を最大限まで引き上げてまいります。
有効求人倍率は、四十七全ての都道府県で一倍を超えています。雇用の拡大、賃金の上昇による「経済の好循環」が生まれています。
「成長と分配の好循環」
全て**の一つ覚え、妄想の成果とお題目だけの国民生活向上、いい加減にしてくれ。


<一億総活躍>
経済対策のキーワードは「未来への投資=軍備への投資」。一億総活躍の「未来=お国のために突撃」を見据え、子育て支援=未来の兵力・労働力、介護の拡充を進めます。定年引上げに積極的な企業を支援します。意欲ある高齢者の皆さんに多様な就労機会を提供していきます。人生のハーベスト=実りの収穫期、豊かな自立した老後支援ではなく、年金受給75歳から、働いて払って最後は施設収容地方姥捨山制度。
一億総活躍の「未来」を皆さんと共に切り拓いてまいります。
 その大きな鍵は、働き方改革です。働く人の立場に立った改革。意欲ある皆さんに多様なチャンスを生み出す、労働制度の大胆な改革を進めます。

社会保障の財源が豊かなら、老骨に鞭打ち、不自由な体を酷使し、弱い立場から低賃金長時間労働を受け入れなくてはならない現実を変えられる。働き方改革より企業増税を考え
ろ。非正規」という言葉を、皆さん、この国から一掃しようではありませんか。正規社員がみんな非正規になれば、言葉は一掃できるわなぁ。まさに働き方改革。


<地方創生>これこそ詐欺師の手法
一人の若き農業者と、先日、山形で出会いました。
 「美しい田んぼを守っていきたい」
 二十二歳の工藤ひかりさんは、農業の道を志した理由をこう語ってくれました。汗水流して収穫したラズベリー。「おいしかったよ」という声に大きなやりがいを感じているそうです。農家の平均年齢は今、六十六歳を超えています。他方、一見困難に思える、その世界に飛び込み、チャレンジする若者たちがいます。
 過疎化、高齢化。地方が直面する困難は、深刻です。しかし、特色ある農林水産物、豊かな自然、伝統・文化。それぞれの地方が持つ個性は、いまだ十分に活かされているとは言えません。ここに、大きなチャンスがあります。

ここまではいい、ごもっとも。しかし結論は、
安倍内閣は、地方創生の未来に、大胆に投資していきます。
 財政投融資を活用し、リニア中央新幹線の全線開業を最大八年間前倒しします。整備新幹線の建設も加速し、東京と大阪を大きなハブとしながら、全国を一つの経済圏に統合する「地方創生回廊」を整えます。

地方創生回廊?リニアが農作物輸送促進に役立つ?リニアが何の役に立つのか?観光、通勤?しかしベットタウンが広がるだけで農業は死滅する。だいたいリニアを通勤に利用できるほどの賃金の職に就けるか?も疑問。結局、インフラ整備、電力需要で得をする人たちのため。


<観光立国>
いいでしょう。でも緊急課題は福島。


<農政新時代>
もうTPP支持は日本だけ?


<世界一を目指す気概>匠の技、、いいですけど、、、国内の人たちの幸福度、暮らしやすさ、男女平等、報道の自由度、最低賃金の世界一を目指して欲しいのですが、、、。「働けど働けど、我が暮らし楽にならざり、じっと手を見る」


<地球儀を俯瞰する外交>俯瞰するな、ばら撒くな、軍隊送るな、もうたくさん。
「一生懸命頑張れば、東京ではメダルを取れるかもしれない」
 リオ五輪・水泳に参加したユスラ・マルディニ選手の言葉です。内戦のシリアを逃れ、凍える寒さの海を泳ぎ切りました。暗い海で、ボートの中の子どもたちを安心させるため、笑顔を見せながら泳ぎ続けたそうです。
 ドイツでも諦めずに練習を続けました。そして目標の地、リオへ。初の難民代表団の一員として、夢のプールサイドに立ったユスラさんは、世界中の難民の人たちに、このメッセージを送りました。「夢は叶えられる」 二〇二〇年「夢」の舞台となる我が国は、その国際社会の期待に応えなければなりません。
夢・綺麗事イントロ


どうしてこれが、こうつながるのか?
地域紛争、大量の難民、相次ぐテロ、地球温暖化。世界は多くの困難に直面しています。日本は、積極的平和主義の旗を高く掲げ、国際社会と手を携え、世界の平和と繁栄に貢献する決意であります。
 日本の外交・安全保障の基軸は、日米同盟。これは不変の原則です。日米の絆を一層強化し、「希望の同盟」として世界の諸課題に共に立ち向かってまいります。

しかもここへつなげるかぁ?!!!
その強い信頼関係の下、抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担軽減に全力を尽くします。〇・九六ヘクタールのヘリパッドを既存の訓練場内に移設することで、その実現が可能となります。もはや先送りは許されません。
米軍でも、国民でもない、あんたがたの権力プライドと意地だけでしょうが!!
ここからの国防論が、長い長い、全く相手にされていない、プーチンとの会談や、オバマ大統領の広島訪問まで勲章にして、そして最後にかの有名な”スタンディングオーベーション”難民となったアスリートの努力と夢が、沖縄基地、軍備増強、自衛隊賛美へと移行。狂ってるとしか言いようがない。


<おわりに>
天皇お言葉に言及。有識者会議において国民的な理解の下に議論を深めていく考えであります。国民の9割は理解を示し生前退位を支持している。どんな有識者で議論するのか知らないが、有識者を国民の上位に置くことは許されない。


<未来への架け橋>
橋を架ける。熊本の白糸台地は、江戸時代、水に乏しい不毛の大地でした。この困難の中に、布田保之助は、希望を見出しました。
 水路橋を架け、山から水を引く。
 高さ二十メートルもの石橋は当時存在しませんでした。三十億円を超える費用を捻出しなければならない。高い水圧、大雨、想定外の事態に何度も失敗しました。
 それでも、保之助は、決して諦めませんでした。三十年以上にわたる挑戦の末に、「通潤橋」を完成させました。熊本地震で一部損壊したものの、今でも現役。百五十年にわたり白糸台地を潤し、豊かな実りをもたらしてきた。
 まさに「未来への架け橋」となりました。
夢・綺麗事イントロAgain


少子高齢化、不透明感を増す世界経済、複雑化する国際情勢、厳しい安保環境。我が国は、今も、様々な困難に直面しています。  私たちに求められていることは、悲観することでも、評論することでも、ましてや、批判に明け暮れることでもありません。建設的な議論を行い、先送りすることなく、「結果」を出す。私たちは、国民の代表として、その負託にしっかりと応えていこうではありませんか。
民進党はまさにこの言葉通りの路線を歩み始め、安倍政権の安泰独裁に貢献。政権がどんな結果を出すのか?それを検証し、批判、評論する機能が絶対に必要。それが野党の使命。そして、その暴走、独りよがり、利益誘導を止める。仲良し学級会はいらない。
憲法はどうあるべきか。日本が、これから、どういう国を目指すのか。それを決めるのは政府ではありません。国民です。そして、その案を国民に提示するのは、私たち国会議員の責任であります。与野党の立場を超え、憲法審査会での議論を深めていこうではありませんか。決して思考停止に陥ってはなりません(国民を思考停止に陥らせたい愚民化政策推進?)。互いに知恵を出し合い、共に「未来」への橋を架けようではありませんか。御清聴ありがとうございました。

国民のほとんどが、現時点での改憲に消極的。それを憲法順守義務を持つ内閣、国会議員が、改憲案を国民に提示するのが、”私たち国会議員の責任であります”というのは勘違いも甚だしい。全てのいいエピソードを、リニアや介護保育のインフラ整備、軍備増強、改憲に誘導。ほとんど無理でいっぱいの狂信表明演説
がんばれ共・生・社=
国民が共に生きられる社会の獲得に、戦ってくれ!!


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