雑記:フロリダおせち
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
NYでは10数年1月1日のオープンハウス新年会でおせち+日本食パーティーを続けてきたが、冬フロリダで過ごすことで、難しくなった。日本食Loveの友人たちのために季節を夏に移し、アトリエと板敷きの日本式ガーデン(作るのに3年かかった、、、)でのパーティーに移行した。
そうなると、重箱を使う機会がなくなるので、やはりフロリダでも、おせちを作るはめに、、。ハワイの日系4世であるお花の家元ご夫妻を招いて、少人数の新年会(なんとフロリダで生け花を学び始めた。)
NY以上に日本食が手に入らない。アジア食材はとても豊富であるが、純日本スーパーはないので、伊達巻=厚焼きたまど 栗きんとん=かぼちゃあんと甘栗、かまぼこ紅白はもち米しゅうまい 黒豆ナシ、数の子=イクラ と伝統はもうかけらもないが、エビだけは豊富にある。
日本食=寿司なので、生物違反ルールを無視して、お寿司も少し、
お雑煮なし、代わりに3種しらたま
木と樹脂で作った手製の花器で、盛り花スタイルの実践
アメリカに来てから日本を学ぶことが多くなつている。生花会(一葉・草月・池坊・未生流)の人々の日本に対する憧憬と勉強の熱心さには驚かされっぱなし。
日本人(特に政治家・官僚)が考えている外国人ウケする日本、カジノで観光客などの発想は、こうした人々の知識と感覚を侮辱している。
この歌が沁みます。
ふるさとは遠きにありて思ふもの、そして悲しくうたふもの。
よしやうらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても、帰るところにあるまじや。
ひとり都のゆうぐれにふるさと思ひなみだぐむ。
そのこころもて遠き都にかへらばやとほき都にかへらばや
ふるさとは遠きにありて思ふものそして悲しくうたふもの。
(室生犀星ー小景異情)
悲しく歌い続ける日本の現状が変わる年でありますように。
ランキングに参加しています。
宜しかったら、両方をクリックしていただけると嬉しいです。
にほんブログ村




このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。