密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

どんなに無関心でも支持率が落ちない内閣は当然何もしない

数日少し涼しかったが、今日は暑かった。そうなると心配なのが千葉南部の状況だ。
停電は?断水は?家族の住む木更津は電気もとおり、破壊された家などの後片付けにかかっている。被災地に現場視察に行ってくれた森ゆうこ議員を、迷惑でものをよく考えないかのようなツイートをした国会議員がいたようだが、総理御一行様がSPづれで赴くでもあるまいし、現状把握をしてこその、対策ではないのかと思う。救援物資を運んでくれる人を迷惑のように言う人たちがいるが、一杯の水、一枚のウエットティッシュがありがたい現状だ。それが今なのだから、何もできずにじっと我慢するしかない人たちは、決して余計なことを、などと言わないだろう。


物資が流通せず、混乱するのは差配側の混乱で、その混乱をうまく交通整理するのが行政で、それは現状を視察し、被災地の声を聞き、何が必要か即座に行動する国会議員がいるべきだ。それなのに、視察は迷惑とディスり、台風を豪雨被害といい、何もしないことが美徳のように言う政治家たち。屁理屈も甚だしい恥知らずどもだ。


13日の記者会見で千葉県の台風被害への対応について問われた菅義偉官房長官は、こう断言した。
「今回の豪雨災害への対策については、大雨となる前から災害発生後にかけて、迅速かつ適切におこなったと考えております」


えっ?豪雨よりも、台風の風による破壊が被害を招いている。「千葉県観測史上最大を記録した暴風被害」だ。大雨となる前から災害発生後にかけて、迅速かつ適切におこなったってどう行った(しかも過去形、終わってないでしょう!!)ってどう何をしたのだ?内輪受け内閣メンバー発表で自分たちの胸算用をあれこれしていただけでしょう。


実の心もないので定評のある菅官房長官の面目躍如。本来なら大いに叩かれそうなものだが、もう何をしても非難もされない安倍政権。なぜだ!!と改めて思う。


じつは8日日曜日には関係閣僚会議を開催する動きがあったというのに「大きな被害は出ない」として見送りにしていた上、9日には官邸幹部との会議で「2、3日で復旧するだろう」という見方を共有していたと、13日放送の『NEWS23』(TBS)が報じたのだ。
 

ここで、8日から安倍首相が何をしていたか、いま一度振り返ろう。
まず8日は、午前中に下村博文・元文科相の次男の結婚披露宴に出席したあと、15時すぎには富ヶ谷の私邸に帰宅。そのあとは麻生太郎財務相が遊びに来て1時間半ほど滞在し夕方17時すぎに帰っただけ、私邸でのんびり過ごしている。
 さらに甚大な被害が少しずつ判明してきた9日も同様で、台風被害に関係ありそうなのは、10時8分からたった5分間、沖田芳樹内閣危機管理監、関田康雄気象庁長官から報告を受けたくらい。あとは米国でNSC関係者と会談した薗浦健太郎首相補佐官、世耕弘成経済産業相など韓国への圧力を担う経産省関係者と面談しただけで、18時28分には自宅に帰っている。
復旧が予想以上に遅れていることが問題化しはじめた10日も、閣議のあと、会ったのは麻生財務相、谷内正太郎国家安全保障局長、北村滋内閣情報官、防衛省の槌道明宏防衛政策局長、大塚海夫情報本部長だけ。19時41分に富ヶ谷の私邸に帰っている。そして、11日にはご存じのとおり、内閣改造が予定どおりにおこなわれた。

ようするに、安倍首相をはじめ政権は、気象庁の警鐘を無視して台風被害を甘く見積もって対応を怠り、さらに甚大な被害がもたらされたというのに「2、3日で復旧する」などという無責任な判断をおこなった。


しかも、安倍首相は11日に災害対応指示もそっちのけで、内閣改造を延期することなく強行したのだ。
このように、安倍政権は危機管理の欠如どころか、国民の安全・生命を守ることを完全に放棄していたのだ。昨年の「赤坂自民亭」問題、および豪雨災害の初動の遅れを、安倍首相はまたも繰り返したというわけだ。


しかし、断固として関係閣僚会議を見送り、被害発生後も甘い見通しで危機意識を持てていなかった「危機管理の欠如」を認めるわけにはいかない。だからこそ、「いまさら」と言われないために、いまだに安倍首相は「関係閣僚会議」も開かず、「総理指示」も出していないのではないか。中略〜
 
さらに、内閣改造を延期しなかったのも同じ理由だろう。安倍首相は驚くべきことに、そもそも「災害」などなかったことにしてしまったのである。(リテラより)



こんなことが通用するのも、国民が怒らないからだ。どんな不正にも、嘘にも、不手際にも、支持率は変わらない。みんな安倍さんが大好きか、もうどうでもいいやと思ってしまっているのか、だ。


でも明日は我が身、特殊な事情だと思ってきた沖縄の気持ちを、徐々に、多くの本土の地域が共有し始めた。
昨今、次々と起こる災害で放置されてきた人々は、以前、気の毒に思っていた被災地の人たちの本当の辛さ悔しさを身にしみて知る。
そしてそんな辛さ悔しさを決して身にしみないのが、今の自民党・安倍周辺の人たちだ。


千葉県の人たち、次回選挙でこの苦しさ悔しさを忘れずに晴らそう。自民王国千葉から、
民主主義(一番大切なのは国民の生活、主権者国民)を取り戻して欲しい。



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