密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

国民の願いと超党派

大阪W選挙でSELDsKANSAIが反大阪維新アクションを起こした。『私たちが大阪で行われている「大阪維新の会」による政治からの転換を求める理由は以下の三点です。①個人の思想及び自由の侵害②議会の軽視③住民サービスの切り捨て』かつて、地元高校生と私学への助成金削減プランについてのの討論(高校生たちによる陳情)で「今の世の中は、自己責任がまず原則ですよ。誰も救ってくれない」とはねつけた橋本氏。そのかつての高校生たちもSELDsKANSAIに参加しているかもしれませんね。
”Revenge is best served cold"時は来れり!!


与野党は、市民運動の影響力というものが、選挙に及ぼう影響力を推し量ると云う上でも注目していることでしょう。文藝春秋2015年11月号「赤坂太郎」のなかで、『2009年衆院選で共産党は「比例選に重点を移す」として、当時の300小選挙区のうち、擁立を152選挙区に絞った。その結果、反自民票が集中した民主党が大勝、政権交代のきっかけとなった。しかし、共産党の声明の内容を知った菅は、自民党幹部に「この方向で進んでもいい」と漏らしたという。菅が胸をなで下ろしたのは、今回の発表が「国民連合政府樹立」まで踏み込んでいたからだ。民主党が共産党との選挙協力を進めれば「共産党との連立政権を組む」という印象が強くなり、保守層が逃げる。党勢を伸長してきた共産党にしてみれば、参院選を前に党員以外の有権者を取り込もうと一歩踏み込んだ形だが、官邸には思わぬ“援軍”となった。』と書かれていました。共産党の国民連合政府構想が、”党員以外の有権者を取り込み”という、まあ小さな欲で提唱されたとは思えないのですが、菅氏の考えと,民主党執行部の考えはだいたい同じなのだろう。自民党安倍一派独裁の結束が固いか?不満分子が今、頭を低くしている自民党の他の勢力に流れるか?民主党+維新に流れるか?民主党がこの路線で保守票も獲得しつつ、怒れる国民の票も獲得することを模索するうえで、大阪W選のSELDsKANSAIの影響力がどの程度票に反映するのか,重要なデーターであろう。ここで”おおさか維新”がコケれば、民主は態度を軟化させ,共産党との野党共闘に積極性をみせるだろう。その上で,参議院選挙後は、野党共闘で,反安倍政権を張りつつ、様子見。衆参同時選挙であれば、それ以前に何らかの意思決定の話し合いを共産党+民主+生活としなければならない。


これを現実的着実路線と云うか、”コウモリコッコ”と呼ぶかはさておき、反安倍政権の思いを共有する有権者は、考えなければならない。安倍一派を弱体化させられれば、自民でも民主でもいい。戦争法は一部見直しでいい、辺野古には泣いてもらう、これからもアメリカがこうしたいのかな?と云うのを先読みして対応する交渉無き対米外交をつづけ、巧くすれば,”誰が政権とっても何も変わらないよね。”と云う古き良き時代戻る事を良しとするのか、憲法違反の法律で,立法過程もムチャクチャな戦争法を廃止、閣議決定撤廃(弱体化に成功しても彼らの勢力を0にする事は出来ないので、なにかで復活しても、閣議決定を盾にとられて、同じ道を行かせない為に)、いきなり,日米安保条約即時撤回は無理でも改訂交渉、沖縄の人たちの悔しさの凝縮した,日米地位協定の日本側の主張を認めさせる交渉をスタートできる、意志と交渉力のある政治家,政権を望んでゆくのか。


歴史修正主義国家の汚名を払拭し,国民主権、立憲主義、平和主義を取り戻し、経済格差を是正し、労働条件、環境を豊かにし、学問の自由と独立を取り戻し、消えた年金の誠実で確実な対応をし、メスメディアを正常化し、オリンピックを運営できるのは,誰か?これだけの問題はたくさんの方向性の能力才能がともに働かなくては、なしえない。どの党だから,ではなく,誰に任せたいかで、われわれの代表を選ぶ事ができれば、それが一番いい。党利党是に捕われず、こうした視点で保守革新様々な政党、分野から能力のある人材を抜擢できるリーダーが必要とされている。


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民主党が共産党と組めない理由

岡田、長妻、枝野各氏は共産党とは政権をともに出来ないと名言。選挙協力は受け入れてもいい。細野政調会長は、共産党との選挙協力に反対し「共産党と我々が目指すものは違うと明確に言わないと、民主党の存在意義はない」と強調。枝野氏らは「安倍首相は保守ではない。急進改革で、日本が大事にしてきたものを壊そうとしている」などと批判したうえ、民主党こそが「保守本流」と自称していることのこと。


民主党の真の狙いは、安倍政権に不満のある自民投票の取り込みではないのか?つまり、極右の安倍政に対して、枝野氏自認の「保守本流」として、かつての自民党路線の継承し、政権に返り咲く。自民おこぼれ票を取り込むには,共産党は鬼門であるが、一人区選挙協力での組織票の譲渡は欲しいのと、それよって,共産党が議席を減らせば,政権を取った暁の彼らの発言権を弱くできる。排他的であった過去立場の遠慮から、自己犠牲もやむなしの共産党を、政権に関わらせず、しかし野党共闘をある程度受け入れて民主党中心の選挙協力をさせ、共産党の勢いを削ぎ、SEALsやその他の団体にも、反安倍野党はまとまった、と見せて支援させ、寝返って与党になった後(もちろん暫定政権などにするつもりもないので)、野党は結果議席へらすので、発言など無視できる。反自民の民主党員の反発も回避できる。人としてどうか?を別にすれば、まさなWinWinの妙案である。もし政権に十分な票がえられなくても、自公の票を減らせれば,反自民で票を投じた人たちの気持ちを裏切って、彼らとの連立もありだろう。政策が近いんだから、問題ない。


民主党は、戦争法案撤廃NO-見直しである。原発再稼働OK, 辺野古移設賛成ここに、消費税増10%TPP問題 派遣法、残業代0法案、教科書問題、国立競技場問題、年金社会保障問題など、安倍政権が無茶苦茶に荒らしたものを、国民サイドに取り戻すのか?たしか企業増税は反対だった(蓮舫議員が共産党とめない理由でいっていた)。彼らは,一強他弱をくずし安倍総理を退陣させれば,特に今の路線は悪くないと思っているのではないか?国会でのあの反戦争法案は、一部の議員は本気だったと思うが,首脳人は、追求の詰めも甘かった。本心反対していなかった。若手中堅の真摯さの影で、口をつぐんでポーズを作っていたのではないか?


単に疑り深い私の憶測だが、彼らの言動を見ていると、どうもそんな気がしてならない。『政治は騙し騙されるパワーゲーム。真剣に野党でまとまって安倍政権の悪法をくじき、民主主義、立憲主義 国民主権を取り戻すなど、世間知らずの永遠に与党に慣れない共産党戯言ですよ。ご心配なく賢い我々に任せておけばいいのです。一度は与党になった、野党第一党ですから。』なんて、思っていない事を切に祈る。


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教育と自衛隊体験

リテラの記事:稲田朋美自民党政調会長「でも、たとえば自衛隊に一時期、体験入学するとか、農業とか、そういう体験をすることはすごく重要だと思います」と発言。教育の一環として自衛隊の体験入学を男子・女子に限らず組み込むべきだと云う(農業とか?同じラインではないでしょう)。彼女らは戦後教育が日本を駄目にしたと言うが、敗戦後、教科書は民主主義教育ななったが,教育の現場では,体罰が行われ、部活でも根性論のしごきは普通。家庭でも”愛の鞭”と云う名の下で、両親のストレスが,暴力、暴言を呼ぶ状況が多く行われていた。明らかに軍国主義教育、理念の名残であり、自分たちの受けた有無を云わさぬ支配、暴力の連鎖であり、大戦時子供時代を過ごしたストレスーそれに引き換え、恵まれすぎている,甘やかされているという気持ちもあったのではないかと思う。最近の子供たちを見ていると,この連鎖がやっと薄まって来ていると感じる。多くの若い人たちが自発的に発言行動し、大人たちは彼らを認め彼らに学び,自らも変化しようとする行動をおこしている。


アメリカに来て感心した事は、大人の子供への接し方で、ほとんどの両親は子供に声を荒げる事がない。ぐずる,きかん気の子供に大しても、目線を同じにして,落ち着いた声で、言葉によって、話し合いをする。子供が納得するまで、決して感情的にならず、子供が感情的になっても、それは社会に通用しない、正しい態度ではないと諭す。謝ればキスをして抱きしめる。子供が泣きながら部屋に駆け込めば、時間を置いて部屋を訪ね二人の間の問題について話し合う。ノックをし、少し話していい?と聞いてから部屋に入る。時に、ママが攻防に疲れきっていたり怒っていたりする時はパパが交代,あるいはその逆もある。ただし,両親は一枚岩で決して子供の側につかない。親がカッとなって怒鳴ったり、叩いたりしてしまった場合は、子供に謝り,許しを請う。これがベイシックである。良く出来ている人も入れば、努力のいる人もいるだろうが、私のあった人たち−若いカップルも含め、全員がこの態度をとっている。日頃はくだけている(クレージーともいう)人も、子供といる時には、大人の威厳を感じる。子供の要求に妥協しない−うるさいから,可哀想だからと云う理由で、主張を変えたりしない,変えるのは子供が論理的に親を説得した時だけだ。ホームパーティーなどでも、子供はメインではないので、大人たちは自分たちの楽しみを優先,子供は我慢である。時には子供でグループを作り,庭や子供部屋で楽しむし、大人の会話に入りたければ”エクスキューズミー” ”メイ アイ トーク サムシング”と云って,注目を喚起する。それでもなかなか注目されないと、”ハロー アイ アム スピーキング イングリッシュ!!”と、ここまでくると、大人たちも苦笑いで”OK"と注目する。子供の頃から社会に受け入れられるための方法を学ぶ。


この方法は非常に実によく機能しているようだ。子供たちは論理的で,自分の主張を持っているし,それを伝えるすべを早くから構築している。「子供は口を出すな」「女はだまれ」「生意気を云うな」「子供のくせに」「女のくせに」「青二才のくせに」日本には、年齢、性別にたいしての、全く論理性のない有無を言わさぬ命令形の言葉はたくさんある。こういう言葉と,愛の鞭で鍛え上げられることが、いい教育なのだろうか?


息子さんが米海軍に就職した友人が、まず心配した事は、軍隊では最初に”自分の頭で考える”ことを放棄する教育を受けることだ。戦地で上官の命令にいちいち自分で考え吟味していたら,行動が送れ、自分自身と仲間の生死にかかわるからだ。自衛隊も軍隊だ。上記の教育としての自衛隊入隊は、自分の頭で考える事の放棄の訓練の勧めではないか。その他に,企業新人自衛隊研修ー体育会系人材確保などを政府が企業に提案を検討ということもあった。国立大学の人文科学系学部の廃止もしかり。現政権は国民の自立的思考の排除を計画している。加えて,教育の場での教師の政治的中立をもとめ、文部科学正副大臣に体育会系、対話より力の威嚇による飼育を是とする人物を据えている。教鞭をとる人たちも踏ん張り時である。子供たちに取って一番大事な事は、尊敬できる大人に出会うことだからだ。


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