密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

詰めが甘く菅官房長官にしてやられた民進宮崎議員がザンネンすぎ サミット開催地情報漏洩疑惑

民進宮崎議員の追及は詰めが甘かったが、昭恵夫人の、海外要人関係および総理と同行以外の単独公務が実は90日間全くなかったこと、その間財務相からの出公の2人の公務員は、ほぼ毎日随行していたことを明確にした、当たりまでは良かった。
しかし『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ)の6日の放送で「籠池夫人が昭恵夫人から伊勢志摩サミット決定を公式発表前に知らされていた」ことを証言する人物が登場した、その証言を取り上げていた件を質疑した。 この件は、世間知らずという悲劇 傲慢で公私混同の夫とを持った悲劇。しかし現状は自己責任。 - 密接な関係にある他国から
に書いたのだけれど、事の重大さに比例して、イマイチ弱いなぁ、TVでの大騒ぎで終わらせず、共産党あたりががっちり証言、証拠を握って国会追求してくれればいいのに、と期待していたのだが、安倍政権のトラブルシューティングがものすごく早かった。


しかし、もちろん、安倍総理夫妻が機密漏洩した、というこんな大問題、当然火種の小さいうちにもみ消しは当然。宮崎議員もあえて国会に持ち出すなら、共産党よろしく独自ルートで確証や証言、証拠を得ているのか!!?と思いきや、菅氏に証人の記憶違いと返され、あっさり敗退。せめて、リテラのように、時系列の不自然さをあげて、合理的疑いを国民に示せばいいものを、あっさり引いてしまい、ただデマを信じた人として終わってしまった。詰めが甘すぎる。


とても残念だ。ことが機密漏洩になれば、政府に邪魔されないように、ことさら大騒ぎせず、しっかり水面下で調査をし、真相に迫れば、同日の通話記録の入手も不可能ではないし、何よりまず籠池夫妻からの証言もしっかり取っておくべきだった。


私人の証言しかも、ことが大きくなったら、完璧に証人を守る体制で臨まなければ、こういうことは、即座に潰されてしまう。


しかし、追及が難しくなったとはいえ、合理的疑いを提示することはできる。
本腰を入れ、独自調査を続ければ、未だに、どこかで大化けするかもしれないソースではある。


リテラの合理的疑いを読んでみてほしい。

<概要> 
証言したのは大阪府在住の50代の男性で、2015年6月5日に塚本幼稚園を見学した後、午前10時30分頃、園長室で籠池氏と話していた。すると、その最中に籠池夫人が園長室に飛び込んできて、「昭恵さんから電話があって、賢島(伊勢志摩)でサミットをやることが決まった!」と話したのだという。このやりとりに、男性は「昭恵夫人と親交が深いんだな、信用できる」と思い、それが寄付の決め手になったと明かした。
 伊勢志摩でのサミット開催が正式発表されたのは、男性がこの夫人の言葉を聞いた7時間後の6月5日午後6時30分頃。安倍首相が昭恵夫人を伴い、ウクライナ訪問とドイツ・ミュンヘンサミット出席のため、政府専用機に搭乗する直前、羽田空港で会見を開き、発表された。政府内では当然、正式発表時間まで口外しないようにとの箝口令が敷かれ、開催地の三重県知事にも午後6時頃までは伝えられていなかった。しかし、これが事実なら、昭恵夫人はその7時間も前に、民間人である籠池夫人に伝えていたことになる。


本サイトでも放送内容と事実関係を確認。同日配信の記事でこのように報じたのだ。
〈開催地の知事でさえ正式発表わずか25分前の午後6時まで伝えられなかった重要な情報を、総理大臣自らが正式発表する7時間も前に、籠池夫妻に伝えていた──。これが事実であれば、昭恵夫人は国家機密を籠池夫人に漏洩していたことになる。〉
〈しかも、厳密に言えば、官邸が“私人”であると言い張る昭恵夫人が、こうした重要事項を安倍首相の家族だからといって事前に知らされているというのも、おかしいのではないか。


ところが、問題はその後だった。昭恵夫人の国家機密漏洩を物語る証言を報じたはずの『グッディ』が翌日7日、きわめて不可解なかたちで訂正をしたのだ。番組放送中に三田友梨佳アナウンサーがいきなり「ここで訂正です」と切り出し、こんなコメントを読み上げた。
「昨日の放送で、安倍昭恵総理夫人が籠池諄子氏に、サミットの伊勢志摩での開催を一昨年6月5日の正式発表の前に伝えていたという男性の証言を紹介しました。しかし、今日になってこの男性から『記憶違いだった』という申し出がありました。番組で紹介したエピソードは一昨年6月9日、政府の正式発表の後のことでした。訂正いたします」


『グッディ』によれば、この男性は、「昭恵さんから電話があって、賢島(伊勢志摩)でサミットをやることが決まった!」と籠池夫人が言ったことじたいを否定したわけではない。それが、正式発表前の15年6月5日10時30分のことではなく、6月9日の「記憶違い」だったというのだ。


しかし、9日という日は伊勢志摩サミット決定発表から実に4日もたっている。当時、このサミットの開催地決定のニュースは、5日午後6時30分の正式発表後、すぐにテレビ・新聞各社が速報を打ち、連日、大々的に取り上げていた。もちろん7日付の新聞各社朝刊でも「来年、伊勢志摩サミット」(朝日)、「伊勢志摩サミット 来年開催」(産経)などと、1面で報道。テレビも朝から夜まで、伊勢志摩の特色や魅力などを特集していた。
 しかも、塚本幼稚園は毎年、泊まりがけで伊勢神宮に参拝する「宿泊研修」を行うと謳っており、伊勢志摩でのサミット開催にはとりわけ関心が高かったはずだ。籠池夫妻がその報道を知らなかったというのはありえない。


そんな状況で、わざわざ籠池夫人が園長室に飛び込んできて「昭恵さんから電話があって、賢島(伊勢志摩)でサミットをやることが決まった」と報告をするなんてことが本当にありえるのか。


そもそも、9日に、昭恵夫人が電話をかけること自体が考えづらい。というのも、昭恵夫人は現地時間8日夜(日本時間9日明け方)に政府専用機でミュンヘン国際空港を発ち、日本時間9日午後4時47分に羽田空港へ到着するまで、政府専用機内にいたからだ。まあ、衛星回線を使えば電話をかけられなくもないが、そんなことまでして、正式発表から4日もたったニュースを伝えるのだろうか。


では、昭恵夫人から電話はなかったのに籠池夫人が寄付金集めのために「昭恵さんから電話があって〜」と偽ったという可能性はどうか。前述したように9日には、国民のほとんどが伊勢志摩でサミットが開かれること知っている。そんな中で、小芝居を打ったら逆に怪しまれるだろう。仮に籠池夫妻が“詐欺師”だったとしたら、なおさらそんなすぐばれるようことはやるはずがない。


しかも、この男性はやりとりを聞いて「昭恵夫人と親交が深いんだな、これは信用できる」と、寄付を決めたと証言しているのだ。もし、9日にやりとりを目撃したのなら、そういう反応はありえないだろう。


とにかく、このエピソードが9日だったとしたら、あらゆることのつじつまが合わなくなってくる。言い方を変えると、このエピソードじたいが、5日の発表前の出来事でないと成立しないのだ。ということは、やはり、「記憶違い」と修正された9日の日付のほうが事実でない可能性が高いと言えるだろう。


しかも、『グッディ』は日時を確認もせずにこの証言を放送したわけではない。6日の放送では、冒頭に紹介したやりとりに続いて、MCの安藤裕子が大村レポーターに「これ確認なんですが、大阪府の50代の男性の方がそういうふうなことを記憶されていると」と念を押し、大村レポーターが「はい、今日朝あらためて確認をしましたら、やはりご記憶は6月5日の午前10時半だったと」と答えていた。つまり、番組は放送前に少なくとも2回も男性に日付を確認し、男性もはっきりとそう答えていたのだ。


にもかかわらず『グッディ』が一転、「記憶違い」の訂正を出したというのは、明らかに放送後、何かがあったということだろう。実際、三田アナのコメントにもあったように、放送翌日になって、男性の態度が急変。強い態度で申し入れがあったという。男性は「9日の記憶違い」の一点張りで、聞く耳をもたなかったため、『グッディ』側が折れたということらしい。
「テレビ局はこうなると弱いですからね。上層部の判断で訂正を出さざるを得なくなったんでしょう。謝罪を一切しなかったというのがせめてもの抵抗だったのかもしれません」(フジテレビ関係者)

 
いったいこの男性に何があったのか。実は、昭恵夫人の疑惑については、他のケースでも同じようなことが起きている。たとえば、そのひとつが例のNGOへの8000万円口利き疑惑の件だ。(この件に関しても宮崎議員は同会質疑で持ち出して、菅氏にはっきり否定する機会を与えてしまい、あっさり撃沈している。勝つ気がないなら持ち出すなよ!)


の問題の発端は、2月11日、京都大学で「もったいないの理念に基づいた変わりゆく未来社会の創造に向けて」なるシンポジウムが開催され、その際、京大名誉教授でもある日本国際民間協力会の理事が自分たちの事業への補助金支出の働きかけをした際のエピソードとして、こんな話を開陳していたことだった。


「外務省の役人はなかなか理解してくれなくてですね、えいやっ、とばかりに、理事長と私は安倍夫人のところに行きました。安倍夫人に、首相官邸に行きまして。そしたら、安倍夫人が会ってくれて、話を聞いてくれました。あの人、すごいですね。その晩に首相からすぐに連絡が入りまして、ぐぐっと回って今年予算がつきました。8000万円もらいました。今年、2つの村に入ります。あのご夫婦のホットライン、すごいですね」




ようするにまったく相手にされなかった案件が、昭恵夫人に陳情した途端、直接、安倍首相から電話がかかってきて、すぐに8000万円もの予算がついたというのだ。この講演の動画がYouTubeにアップされていたことから、ネットで大きな話題になり「週刊新潮」(新潮社)やテレビで報じられると、日本国際民間協力会は、理事が去年12月、昭恵夫人に首相公邸で面会したのは事実としながらも、あっせんを依頼したことはなく、外務省から8000万円の援助を受けたこともないと訂正した。 その言い訳は「理事が事実と理想を混同して話してしまった」というものだったが、そんなことを信じる者はいないだろう。


とにかく、昭恵夫人にまつわる疑惑は万事、こんな調子なのである。当事者や当事者に近いところから口利きの証言が次々出ているのに、急に証言がひっくり返って追及が止んでしまう。報道前に証言者が告白をとりやめて、報道そのものがなくなったケースもいくつかあるという。


「安倍首相や昭恵夫人のお友達は、これまで何をやってもマスコミが一切追及しませんでしたから、お友達への口利きや情報漏洩がやりたい放題で、みんな脇が甘くなっている。たとえば、安倍首相のお友達の八木秀次氏が天皇の“おことば”のビデオメッセージの内容を官邸関係者から事前に知らされていたことをポロリと漏らしましたが、首相周辺にはそういうことが問題だという意識がまったくなくなっているんです。ところが、森友疑惑を機に一気にそういう構造が問題になって、疑惑が次々噴き出てきた。だから、官邸関係者はいま大慌てで火消しに回っていますよ。昭恵夫人の交友関係を洗いなおしたり、関係者のところに『余計なことはしゃべらないでくれ』とお願いにいったり、必死ですね」(政治評論家)



今日の国会でこの疑惑を追及された菅義偉官房長官はまさに自信満々の態度で「4月7日の同じ番組内において4月6日の放送の内容を全面的に訂正をしたという事実がある」「サミットの発表についてはまさにギリギリまで私のもとで総理と連携し秘密保持に務めておりましたので、そうしたことはあり得ない」と突き放していた。


それにしても、だらしないのは、『グッディ』の対応だ。上述のように、今回のケースは5日の話を9日の記憶違いだとしてしまったら、まったく話のつじつまが合わなくなるのに、とにかく面倒を避けたいと、上っ面の訂正を出してコトを終わらせてしまったのだ。メディアがこうした態度を続けていたら、森友問題は単なる視聴率稼ぎの一時的なお祭り騒ぎで終わってしまうだろう。



いや、すでに状況はそうなりつつある。昭恵夫人には、先日も新たに塚本幼稚園の名誉校長に就任する前日に、大阪府私学審議会の会長と面会していた事実など、まだ次々に疑惑は浮上している。だが、マスコミ報道は、昭恵夫人に公の場でまったく説明させないまま、強引に幕引きムードをつくりだそうとしている官邸に引きずられ、どんどん小さくなっている。本当にこんな政治の私物化を見逃していいのか。メディア関係者はいま一度、自分たちの役割を再認識してほしい。
(編集部)


民進党は安倍政権の首根っこを抑えたいなら、TV、雑誌、新聞などの記事をそのまま持ち出すなんて無様な真似をせず、それをもとに自分たちで調査検証し、勝ちが見込めるようになったから、満を辞して、国会質疑に臨むべきだ。今回のようの、よその情報源だけそのまま持ってきて太刀打ちできる安倍政権ではないことはわかっているだろうし、返って追及が甘いと、自民党との比較でいい加減に見えてしまい信用を失ないかねない。せっかくの疑問点もデマじゃんで済んでしまう。 民進党は数字を挙げ、緻密に詰める戦略のほうが向いている。政党にも得手不得手があるだろう。質疑も野党共闘して、攻める陣営の構成を整えたほうがいい。こうした疑惑は赤旗新聞を有し、証人保護もがっちりやってくれるだろう共産党に任せるべきだ。そうでなければ、せめてもう少し粘って、合理的疑問。疑惑の種を国民の中に残すよう頑張るべきだ。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村


人気ブログランキングへ