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集会でまたトラブルのトランプ、ホワイトハウスは「無秩序状態」

トランプの自己補填のフロリダ・メルボルン集会で、またしても国際的顰蹙を買うデマスピーチ。ちょこっとFOXニュースを聞きかじり、村議を確認せずに、あたかもスウェーデンで移民によるテリが起こったかのように観衆にスピーチ。スウェーデンから公式に発言の真意を問いただされるみっともなさ。大統領はどんな発言でも大問題を起こしかねない、大統領てるもの、他国の状況に言及するなら、まずCIAに真偽と正確な状況の報告を受けて、その上で熟孝し、発言する。これが最低線。常軌を逸したトランプ大統領のEasy Goingな素人政治がどのような混乱をホワイトハウスに招いているか
以下の朝日の記事は、トランプ政権の内実についてとてもいい指摘をしている。

トランプ米政権が発足して20日で1カ月となる。トランプ大統領は「公約で言ったものは全部やる」として大統領令を連発、トップダウンで政策を推し進めるが、政権内部では混乱が続いている。一方、熱狂的な支持者は「既得権層」を打ち破ろうとするトランプ氏を称賛するなど「トランプ熱」は冷める気配がない。


 「就任から1カ月。米国を再び偉大にするための信じられない前進を報告するためにやってきた」


18日、フロリダ州メルボルン。大統領専用機「エアフォースワン」で派手に乗り付けたトランプ大統領が、就任後初となる支持者集会で演説を始めると、大きな歓声に包まれた。

思ったより御寒い観客数。
 
国境管理や移民対策、貿易制度の見直しなどを挙げ、「極めて短期間に成し遂げた。ホワイトハウスはとても順調に運営されている」と自画自賛した。


 そして、おなじみのメディア批判。「私は『偽ニュース』のフィルターを避け、皆さんに語りかけたい。不正メディアは次から次へと根拠のない『偽ニュース』を流す。真実を伝えたくないのだ。メディアは腐敗した制度の一部だ」。支持者らは一斉に報道席に向け、大ブーイングを発した。


 トランプ氏は打ち上げた政策に胸を張るが、実施する政権内は混乱している。


 首都ワシントンのホワイトハウス近くにある米通商代表部(USTR)。トランプ氏が最重要視する貿易政策を担うはずの役所だ。政権発足後まもなく、広めの会議室に十数人の職員が集まった。テーブルには、ホワイトハウスに新設した国家通商会議(NTC)が作った貿易政策の方針に関する文書が置かれていた。


職員らは首をひねった。「ホワイトハウスは議会との協議や通告などの手続きを理解していなかった」と関係者は打ち明ける


 大統領は貿易交渉で大きな権限を持つが、2015年成立の貿易促進権限(TPA)法では、大統領が新たな貿易交渉に入る90日前に議会に通告するなどの規定がある。NTCの文書は、こうした手続きにそぐわない内容だった。


 「TPAによると、このような手続きが必要です」。職員らは2時間近くかけ、法律上必要な手続きを20項目ほど箇条書きにする作業に追われたという。
でも、読んでないだろうな。
 
トランプ氏は、就任直後、環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱や、北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉を決めた。
だが、体制はまったく整っていない。


 貿易政策の司令塔となるロス次期商務長官やライトハイザー次期USTR代表の人事案は議会で承認されないまま。実動部隊となるUSTRには約250人の職員がいるが、幹部ポストの多くが決まらず「休眠状態」が続く。


 このため、議会の承認が要らないNTCのピーター・ナバロ議長らが指揮を執っているが、政権運営の経験が無い「素人」だ。ナバロ氏は15日、貿易政策を所管する上院財政委員会の議員らと向き合った。二国間協定や貿易赤字の削減など貿易政策の基本方針を説明したが、抽象的な内容に終始したという。民主党のワイデン議員は声明で「貿易政策の目的はほとんど詳細が示されず、戦略は何も示されなかった」と述べた。


 最近、USTRを辞めた元職員はこぼす。「ナバロ氏の考えはかなり偏っていて、ホワイトハウスは相当混乱する可能性がある。USTRは幹部が空白で『骨組み』だけで動いている。多くの職員が不安を感じている」


 混乱はUSTRだけではない。13日には、ホワイトハウスの外交・安全保障の司令塔となるマイケル・フリン前大統領補佐官が、就任前に駐米ロシア大使と対ロ制裁措置を協議していたことなどから辞任に追い込まれた。さらに、後任として打診されたロバート・ハワード元米中央軍副司令官も就任を固辞。米CNNによると、ハワード氏はホワイトハウスが「無秩序状態」に陥っていることが理由だと報じた。


 政権の多くの重要ポストも空席のままだ。約4千とされる政治任用ポストのうち、議会の承認が必要な重要ポストは約1200。ただ、閣僚を含め、トランプ氏が議会に諮ったポストは59ポストにすぎない。「副長官」はわずか3人しか指名されていない有り様だ。(ワシントン=五十嵐大介)


ツイッターで誤魔化せることは限られている。劇場型にしようにも、出し物が同じことの繰り返しの底の浅い道化芝居。本当に弾劾裁判ー辞任を真剣に画策されているのではないか。



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