オバマ氏記者たちに最後のメッセージ「あなたたち(記者)に求められているのは、ごまをすることではない。懐疑的であることだ」
オバマ大統領が最後の記者会見を行った。
この顔が、トランプに変わるのか、、、、やめないでほしい。
ワシントン(CNN) オバマ米大統領は18日、ホワイトハウスで任期最後の記者会見を行い、国民への最後のメッセージを語った。
「心の底では米国は大丈夫だと私は思っている」「ただそのために、私たちは戦わなければならないし、努力しなければならないし、うまく行くのが当然だと考えてはならない」
「そのために皆さんもわれわれに協力してくれると承知している」と、オバマ大統領は記者たちに向かって述べた。
「私はこの国を信じている。米国人を信じている。国民は悪であるよりも善であると信じている」「悲劇的なことも起こるだろう。この世界には悪が存在するとも考えている。だが結局のところ、私たちが懸命に努力すれば、自分たちの中の真実であると感じられること、正しいと感じられることに誠実であれば、世界は少しずつよくなっていくと私は考える」「それがこの政権がやろうとしてきたことだ」
退任後はトランプ次期政権の具体的な政策に口をはさむつもりはないとしながらも、「基本的価値」が脅かされた際には声を上げると述べた。
それは例えば「組織的な差別が何らかの形で法制化」された場合や「投票や参政権の行使に対してあからさまな、または事実上の妨害が行われた」場合だという。
この2点は、どこの国であれ、強権で自己中心的なリーダーが出現した場合、最も注意しなければならないことだ。オバマ氏は最悪の事態について考えている。そうならない限り民主的選挙の結果を尊重する考えなのだ。自分の任期を無制限に伸ばし、戒厳令発動を容易にするため憲法破壊を目論むドゥテルテ。 緊急事態法で議会を封じ込め、共謀罪で反対意見を封じ込め、憲法改正で国民主権を奪う日本政府の目論見など、最悪の事態が起こっていると言える。
オバマ大統領は、トランプ氏が就任後、大統領として国を治めることがいかに複雑で細かい仕事かを知れば、オバマケアや雇用の問題で方針転換があるかも知れないと指摘した。
「大統領に就任し、国民皆保険や自分の公約を実現することがいかに複雑か目の当たりにすれば、あるいは国内の雇用の創出や賃上げを本当に促したいと思うなら、私が就任してたどり着いたのと同じような結論に彼も達するかも知れない」とオバマ氏は述べた。
これまでのトランプ氏との電話は「建設的」で、時には長時間にわたったという。
そして先輩としてトランプ氏への最大のアドバイスは、周囲の人々に頼ることだという。「これだけ重大な職を自分1人でこなすことはできない」とオバマ氏は述べた。
またオバマ氏はトランプ氏とは対照的に、民主主義が機能する上で欠かせない存在としてホワイトハウスの記者団をはっきりと擁護する姿勢を示した。
「私たちは、ここに送り込んでくれた国民に対して説明する義務がある」とオバマ氏は述べた。「あなたたち(記者)に求められているのは、ごまをすることではない。懐疑的であることだ」 "You're not supposed to be sycophants(おべっかを使い). You're supposed to be skeptics(疑り深い)."
どっかの国の政府と、御用マスコミに聞かせてやりたいね。
トランプ氏がロシアとの関係改善に前向きな点については、オバマ大統領は建設的な米ロ関係は「米国の利益でもあり世界の利益でもある」としながらも、慎重な見方を示した。
オバマ大統領は、在任中に自らが行ってきたより友好的な関係構築への努力はプーチン大統領の戦闘的スタンスによって阻まれたと述べた。
「(プーチン氏の)敵対心が(両国)関係をさらに困難にした」とオバマ氏は述べた。
プーチン大統領はオバマ大統領は操れないので敵対意識むき出しだったのだろう。トランプや安倍首相には、ニコニコ接している(けれど自国に優位な条件をいつの間にか飲ませる)今後は笑顔を崩すことなくイニシアチブを握るだろう。
私も「心の底では米国は大丈夫だ」と思っている。でも、悲しいかな、日本は大丈夫だとはとても思えない。
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