密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

汚されたマーチン・ルーサー・キング・デー

雪のNYから太陽輝くSt Petersburgに先週末に着いた。
昨日はSt Pでもマーチン・ルーサー・キング・デーのパレードが行われ出かけていった。
道の両側は90%がアフリカ系の人たちで埋め尽くされ、パレードも、地元の警察とポリス・ジムナスティック・クラブの子供達(警察官が子供達に護身用ボクシングやバレーやバスケ、コンピューターや宿題の手伝いまでするクラブ)白バイ隊は輪を作り道路沿いをゆっくり走行、子供達とハイタッチ。消防車の上から消防士がキャンディーを投げ、その他、教育委員会、図書館、ダンスクラブ(これもアフリカ系のダンススタイルで6歳くらいの子供達は、一生懸命激しい踊りをしていてとても可愛い)エコエネルギークラブ、モーターサイクルクラブ、各地区のバプティスト教会とその子供クラブ、ユダヤ教会、ブラック・イスラム教会(マルコムXで有名)、イーデッシュ教徒 市役所、弁護士事務所、面白いところで昔のシマシマの囚人服と張子の鎖と黒の鉄玉で仮装した、保釈金を用立てる会社なんかも参加、やはりキャンディーやプラスティック・ピーズのネックレスを見物人に投げる。


メインは地元高校のマーチングバンドクラブ(*10年前Dさんもトロンボーンを吹いて行進したんだと。)と、アラバマとタラハシ(フロリダの州都)から招かれた全米トップクラスの大学マーチングバンドの演奏パレード。バトントワラー(フラッグトワラー)も艶やかに本格的な演奏だが、謂わゆる軍隊的なものではなく、アフリカ系のマーチングバンドは、もっと、踊りだしたくなるような飛び跳ねたくなるような曲でいい。フラッグトワラーに中に一人少年が混じっていた。きっとゲイか性同一性障害の子なのだろう。彼はフラッグトワラーがしたくて、学校も許可し、彼のチームメートも受け入れ、一糸乱れぬ演技が見事、そしてそういうことは、アメリカとマーチン・ルーサー・キング・デーにふさわしいと思った。みんな本当にハッピーそうだ。
黒人も、白人も、ラテン系も、アジア人も、キリスト教も、イスラム教も、ユダヤ教も、イーデッシュ教も、みんな民主主義と自由と平等のために、集まっていた。


ところが、マイアミでのパレードに銃撃があったというニュースが伝えられた。



(CNN) 米南部フロリダ州マイアミで16日午後、公民権運動家マーティン・ルーサー・キング牧師の記念日を祝う行事を狙った発砲事件があり、警察によると子ども5人を含む8人が負傷した。
CNN系列局のWSVNが撮影した現場の映像には、会場のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア記念公園で警官や救急隊員が負傷者を手当てしたり、友人や家族を落ち着かせようとしたりする様子が映っている。
この日は毎年恒例のキング牧師パレードに続いて同公園でフェスティバルが開かれ、家族連れなどが集まっていたところ、午後3時40分ごろに発砲事件が起きた。
警察によると、負傷したのは13~30歳の8人で、うち20歳の男性1人が重体となった。5人は安定した容体で、軽傷の2人は手当てを受けて帰宅した。
警察はこの事件に関連して2人を拘束し、発砲事件への関与を調べている。火器2丁も回収したが、ほかに逃走中の容疑者がいるのかどうか現時点では分からず、捜査に全力を挙げているという。
目撃者のタミー・ミークスさんは、「1年の中でもこの日は特に、白人も黒人もヒスパニックも関係なく集まって楽しみ、お互いのことを思いやるはずの日だった」とショックを受けた様子だった。


犯人も動機もまだ分からない。大切なものを踏みにじられた思いがする。



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