密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

トランプがメディアコントロール?ありえない!!!

本当に日本ほど、トランプを過大評価、考えの深読みをする国はない。
CNNと毎日2つの記事の温度差や表現の違い、重点の置き方を見て欲しい。

「お前の組織は最低だ」「黙れ」「フェイク=FAKE(偽)ニュースだ」--。ドナルド・トランプ次期米大統領は昨年11月の大統領選後初めてとなる11日の記者会見で、手を挙げて質問をしようとする米CNNテレビの記者をののしり、機会を与えなかった。1月20日の就任式を前にメディアとの関係が修復されたとは言い難く、今後も激しい攻防が続くとみられる。メディアを選別する態度に、識者からは日本の報道への影響を懸念する声も上がった。【鈴木一生、ニューヨーク國枝すみれ】


11日、マンハッタンにあるトランプタワー1階のエレベーターホールに椅子を並べて作られた臨時会見場には、約300人の記者とカメラマンが集まった。


 トランプ氏は冒頭、大統領選から2カ月以上会見を開かなかった理由を「不正確な報道をされたから」と説明。さらに、ロシアがトランプ氏に関する不利な個人情報や財務情報を握っていると10日に報じたCNNとウェブニュース「バズフィード」を、それぞれ「フェイクニュース」「ゴミ」と呼び、情報の出元とされる情報当局も「恥知らず」と批判した。


 トランプ氏は当選前から自分に批判的な主要メディアを「不正直」「汚い」「偏っている」と非難し続けてきた。


 名指しで批判されたCNNの記者は「あなたは我々を攻撃している。質問する機会を与えるべきだ」「不適切(な批判)だ」などと食い下がったが、トランプ氏は無視した。


 こうした態度について、上智大学の前嶋和弘教授(米国政治)は「メディアを名指しして『偽ニュースだ』と発言したのは衝撃的だった。メディアを選別し、自分に都合良く報道しろという脅しで、反対するメディアとの決別宣言とも言える。ジャーナリストも権力の監視の役割を続けていくと思うが、懸念されるのは脅しに屈するメディアが増えることだ。どこの国のリーダーもアメリカを見てメディアをコントロールする手法を学ぶ側面があり、日本も無関係ではない」と話した。


日本の尺度でアメリカメディアを推し量らないでほしい。”メディアを選別し、自分に都合良く報道しろという脅しで、反対するメディアとの決別宣言”をしても困るのはトランプの方だ。この人は以前からしょっ中、自分にネガティブなことを書く雑誌などを訴えるなどと息巻いている御仁。トランプグリルをコテンパンに批評したバニティーフェア誌を攻撃して訴えるのなんの騒いで、他の雑誌にもバニティーフェアが正しいと、新たに批評を書かれたり、コメディアン ビル・マーを名誉毀損で10ミリオンダラー賠償で訴えると息巻いたり(トランプの弁護士からの通知を、ビルは番組内で公開し散々おちょくった)そんなことばかりしてきた人だ。


そんなやつが、またブーブーお馴染みの汚い言葉で罵っても、まともなメディアは恫喝などされはしない。”どこの国のリーダーもアメリカを見てメディアをコントロールする手法を学ぶ”???民主主義を守る上で、メディアをコントロールしてはいけないこと、コントロールできないことを分かった上で、丁々発止の攻防戦のスキルを学ぶ、の間違えじゃないの?昨今の民主主義の国でメディアコントロールしているなんて、そんなの日本ぐらいじゃない。 ”日本も無関係ではない”っていい方に回るな!!!




ニューヨーク(CNNMoney) 米国のドナルド・トランプ次期大統領は11日に開いた選挙後初の記者会見で、英情報機関の工作員がまとめたとされるメモをネットメディアの米バズフィードが未確認のまま公開したことを引き合いに、マスコミの報道は信用できないとする主張を展開した。
CNNは問題のメモについて確認を取った上で10日、2ページに要約した内容がトランプ氏とオバマ大統領に提示された極秘資料に添えられたと伝えていた。
トランプ氏はバズフィードが公表した内容を「偽ニュース」「いんちき」と決めつけ、「あの偽ニュースは主に1つのグループと1つのテレビ局によって書かれた」と主張してバズフィードとCNNを批判。バズフィードを「ごみの山」と形容し、CNNは「道を外れて」バズフィードをもとに報道したとかみついた。
CNNのジム・アコスタ記者からの質問は、「あなたのネットワークはひどい」「偽ニュースだ」と言って受け付けなかった。ただ数分後、別のCNN記者ジェレミー・ダイアモンド氏の質問には応じた。
大統領報道官に就任予定のショーン・スパイサー氏も記者会見の冒頭でバズフィードに触れ、「次期大統領に敵対していた左翼ブログが極めてみだらな偽情報を、大統領が就任する数日前にインターネットに掲載するのは言語道断であり非常に無責任」と酷評した。
(どうせなら投票前にやってほしかったな、、、)
スパイサー氏はCNNについても事実無根の内容を報じたと主張したが、CNNによれば、それは事実と異なる。ロシアがトランプ氏に対する不正侵入を試みていたとされる情報が同氏に提示されていたとCNNが報じた内容に誤りはなく、問題のメモの詳細について確認できなかった部分についてはCNNは報道を差し控えていた。
マイク・ペンス次期副大統領も、ニュースメディアが「偽ニュース」を流していると批判し、米国民はそうした報道に「むかつき、うんざりしている」と発言した。
CNNは記者会見後に発表した声明でバズフィードとの違いを強調し、「念入りな取材に基づいて我が国の政府の動向についての情報を公にしたCNNの判断は、裏付けのないメモの公表に踏み切ったバズフィードの判断とはまったく異なる」と主張。「トランプ陣営はそのことを知りながら、バズフィードの判断を利用してCNNの報道から注意をそらそうとしている」と分析している。
トランプ氏、ペンス氏、スパイサー氏が繰り返し「偽ニュース」をやり玉に挙げた背景には、そうした読者をだます意図をもって作成されたコンテンツを引き合いに、トランプ政権が自分たちの意に沿わない一切の報道を切り捨てようとする姿勢を強めていることがうかがえる。
バズフィードがメモの全文を公開したことに対しては、大手メディアやジャーナリストからも批判の声が相次いでいた。
この最後の文が、米メディアの倫理感。自分たち独自で検証し、信じるに足る根拠を得ていない内容、個人のプライバシー(これも状況によるが、セックスがらみのことなどは、報道の品位と個人お尊厳を不必要に傷つけるので’まとものメディアはやらない。こういうのはタブロイド誌の領域)に立ち入るものは報道すべきでなという、誇りと責任がある。


ちなみにこの”極めてみだらな偽情報”の内容を報じた米大手メディアはいな。日刊ゲンダイは書いているけどね。だから読んでびっくりしちゃったよ。
この辺の報道の品位と倫理観の違いはお国柄かな。


私は自分が目にして耳にしていて、アメリカのメディア人は本当に誇りと責任を自負していると感じている。(共和党寄りでオバマ氏に対してめちゃくちゃ言っている、FOXニュースであっても)だから、このトランプの”メディア恫喝?”が日本に無関係ではないなんて心配しなくても大丈夫です。


PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村


人気ブログランキングへ