密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

フォートローダデール空港銃撃

病院の受付室のテレビで、このニュースが流れた。銃の保有立も高く、その分トラブルの多いフロリダではあるが、他の州から飛行機で銃を持参し、空港で無差別に銃撃というのは、あまりない。この空港は、大西洋側マイアミの少し北の小さな空港だそうだ。


日本の記事ではやや混乱があるようだが、アメリカでは、ケース入りで実弾装填されていない銃はチェックインの荷物として受け付ける。自身での機内持ち込みはできない。
リゾート地フロリダは、ハンティングも盛んである。


容疑者の居住地アラスカ州も銃保有率が高く、日常的にしよう、生活必需品と考えている人たちもいる。 ただ今回は、米東部に住む彼の叔母が、彼は州兵として10カ月間イラクへ派遣され、その後で人が変わったようになり、数カ月前からは連絡が途絶えていたという証言もある。 フロリダでは、オーランドのゲイ集まるバーで無差別銃撃があり、かなりの死傷者を出して記憶に新しい。

CNN) 米フロリダ州フォートローダーデールの空港で6日午後に起きた銃乱射事件について、捜査当局者らは計画的犯行だったとの見方を示している。
エステバン・サンティアゴ容疑者(26)は預け入れ荷物の受取所で銃を乱射したとして現場で逮捕された。当局の発表によると、この事件で5人が死亡、6人が負傷した。
直後にもさらに銃撃があったとの情報が流れ、あわてて避難しようとした旅行者ら40人近くが骨折などのけがをした。
複数の捜査当局者が7日、CNNに語ったところによると、サンティアゴ容疑者はしばらく前から犯行を計画していたとみられる。
同容疑者は最近、車などの持ち物を売り払い始めていた。本人がインターネット上で投稿した文章などからも、一定の計画期間があったことがうかがえるいう。
同容疑者はアラスカ州に住み、警備員の仕事をしていた。昨年11月に同州アンカレジの連邦捜査局(FBI)に押しかけ、精神鑑定を受けていた。6日の犯行現場で見つかった銃は、この時に持っていた銃だったとされる。
昨年1月には交際相手の女性に暴行を加えたとして逮捕されていた。
米東部に住むおばが7日、CNNに語ったところによると、同容疑者は州兵として10カ月間イラクへ派遣された後で人が変わったようになり、数カ月前からは連絡が途絶えていたという。
現地のFBI捜査官は7日、同容疑者がこの犯行を目的に現地へ飛んだの見方を示し、テロの可能性は排除できないと述べた。取り調べは7日早朝まで続き、本人は協力的な態度で応じていたという。
空港は6日いっぱい閉鎖された。発着便合わせて300便近くが欠航となり、旅行者1万人以上が影響を受けた。


今回のことは、今後どこででも起こりうる。ハイジャック以前の空港セキュリティーの問題点であり、真剣な議論と、即時の対応が求められるだろうが、だからと言って、銃保有者は、銃を手放そうとはしないだろう。そこだけは、確か、どうしようもないアメリカの愚かしさである。自衛のためなら自宅から持ち出さなければいい。
公共の場での攻撃に備えて銃を持ち歩くという発想は、言って見れば集団的自衛権の行使、その”自衛”の拡大には際限もなく、ルールも破壊する。



PVアクセスランキング にほんブログ村
ランキングに参加しています。宜しかったら、両方を
クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

にほんブログ村


人気ブログランキングへ