密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

アリャリャ、キング・トランプ本当にCIAに喧嘩売る?

前の記事で、自国の情報当局の調査も信用できないとすることは、トランプ王様ならいざ知らず、国民の大統領、憲法に従う義務のある(それをまず就任式だ誓う)大統領に許されることではない。異論があれば議論を重ねデーターを出し、彼らの調査とその結果が不当であると証明しなければならない(民主主義国家の基本、どうも忘れている人たちが多すぎる)。この調査結果で、奇しくもつかんだ大統領の座を追い落とされるなどということはないのだから(そうあって欲しいのは山々ですが)アメリカ大統領らしく調査を認めて、自益より国益の側に立ち、ロシアに対しきちんとした姿勢を示す方がいいと思うんですけど。 間違っても”ザ アプレンティス”よろしくCIAを“You're fired!”=お前はクビだ!”(すでにFBIにはそのような暴言を吐いたようだが)旧 KGBを採用なんて、なさらないといいのですが。
と書いたばかり、なのに、なんと速攻CIAを“You're fired!”!?!



ワシントン(CNN) 米国のドナルド・トランプ次期大統領が同国の情報機関を束ねる国家情報長官の職務権限を狭める方途を検討していることが5日までにわかった。政権移行チームに近い筋が明らかにした。
国家情報長官は米中央情報局(CIA)を含む16の情報機関のテロ関連情報の集約などの任務を担う。
同筋によると、情報長官の権限の制限の検討は長官が時として16情報機関の活動に支障を与えているとの判断を踏まえたものとなっている。トランプ新政権で国家安全保障担当の大統領補佐官に就任するマイケル・フリン退役陸軍中将がこの制限案を後押ししているとの見方もある。
同氏は2014年に国家情報長官の指揮下に入った米国防総省内局の国防情報局の局長職を追われた経歴を持つ。フリン氏は国防総省の上司である情報担当次官やクラッパー国家情報長官と折り合いが悪かったとされる。
長官の権限縮小案は米紙ウォールストリート・ジャーナルが最初に報じた。
トランプ氏はこれまで米情報機関の活動を再三にわたって強く批判。ロシアが昨年の米大統領選に影響を及ぼすため民主党全国委員会本部などにサイバー攻撃を仕掛けたとする米情報機関の結論も疑問視していた。
政権移行チームに近い筋によると、トランプ氏はまた、CIAで諜報(ちょうほう)活動に当たる人的資源の強化を図る案も検討している。米情報機関の指導部の陣容が固まった後、強化案などに関する評価や分析を望んでいるという。
米政界の保守派の間では、オバマ大統領下のCIAは電子戦での諜報収集や国家安全保障局(NSA)による通信傍受に過度に頼っているとする不満が積もっていたという。
ただ、国家情報長官の権限削減案については民主党から異論が出ている。

米下院の情報特別委員会で要職を務める民主党のアダム・シフ議員は国家情報長官の職権の有効性を削ぎ、2001年の米同時多発テロ以降に得た重要な成果を台無しにさせると指摘している。国家情報長官は米同時多発テロでの教訓を基に2004年に創設された。

恐るべし、トンデモ・トランプ この早い対応も、後で意見を変える要素の一つであるが、果たしてトランプ支持者でも、自国情報機関より、ロシアに信頼を置くことを納得するのだろうか?選挙時はそれだけ、ヒラリーが嫌われたいた。嫌われた理由もネットに流布する彼女への悪意のある噂、陰謀論が主流で、実際それを熱っぽく語る反ヒラリーの人たちにもあったが、誰も根拠を確かめた人、情報を見比べた人はいない。FOXが言っていた、ネットで書いてあった、というのが、一番の根拠という人心操作であったが、ネット上では、ロシア訛りの英語でも問題ないわけで、親分同様扱いやすい人々だったのだ。
この人心操作のうまさは、シリア停戦国連制裁を潰しておいて、間をおかず独自で停戦に持ち込んだ手腕や、オバマ大統領の制裁を帰化にも寛容に受け流す態度の公表にも見られる。オッチョコチョイのトランプ次期大統領が喜び勇んで相乗りしたのが、お笑いぐさだった。今後の関係も決したな、というところだ。


私は、アメリカが世界の警察で、自分たちの行動は、民主主義の擁護で人権の保護を目的とした、必要悪の戦闘、という理由を全面的に信用できないし、成果が見合うかも難しいところもある。同じ目的であれば(あれば!!)ロシアのやり方、中国のやり方が即、悪であり、危機であるとは思わない。


ただ、最近人気急上昇のプーチン大統領の、戦略的行動を見ていると、彼の原動力は決して民主主義の擁護のためではないと思われるし、必要とあれば当然人権は無視されるべきという、判断を即下す司令官でもあると思う。
優秀で複雑な人物のようだから、単純なトランプ大統領とはさぞ仲良くしてくれるだろう、利用価値のあるうちは。人を利用して後でポイする能力に長けているトランプ氏ではあるが、複雑さが違うプーチン氏と理解を深めたり、ましてやコントロールしたりなどできようはずもない(相手はできる)。


トランプが猿でプーチンが猿回しの国際情勢が見られる日も近い。それは、一歩間違うと大変恐ろしい様相を呈する。プーチンの良識と人間性にすがるよりほかはない。
ここにヨーロッパ諸国と中国が絡んでこの2017年はカオスになる。


このまま理念なきコウモリコッコ安倍政権なら、日本は世界の中心で、アップアップするばかりだろう。



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