密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

目覚めよ民進!!を待っている余裕はもうない。

世界情勢が混沌の様を呈してきた、2017年。舵取りを間違えれば沈没する。
すでに、日本丸の安倍船長の、海図の読めなさ、行き当たりばったり航海プラン、目的地不明(いや時空を超えた戦前回帰?)天候の読めなさ、そして乗組員の酷使支配。 
一部の上級船員が最上階ホールで、グラス片手に妄想に酔っている間にも、乗組員は疲労困憊、甲板から身投げしかないと追い詰められ、船体はそこの方から腐ってがボロボロ、将来的メンテナンス費用は、ただエンジンの空吹かしと、武装費用、そして社交パーティーに使われる。目指すべき道筋のないこの船は、もう迷妄な航海には耐えられない。


この船の航路を立て直し、船体のメンテナンス、乗組員の健康と生活を支える政策を行える者もいる。ただ、多くの船員が、真剣に彼らの意見、能力の信じることができないだけだ。なぜか、状況的反対派のもっとも多くのパーセンテージを占めるグループが、実は結束に足る政策を持っていないからだ。



「本気の共闘態勢をつくることができれば、安倍政権を退陣に追い込むことは十分可能だ」(共産党・志位委員長)


「野党がバラバラでは安倍政治の暴走を止めることはできない」(社民党・吉田党首)


 仕事始めの4日、野党党首2人が解散・総選挙での共闘の必要性を力説した。共産党は新しいポスターも4日発表。「力あわせ」の文字とともに、志位委員長が「結束」を意味する手話のポーズだ。昨年の党名変更直後に作った小沢自由党のポスターにも「結集」の文字が入っている。共産・社民・自由の共闘への意気込みは並々ならぬものがあるのだが、問題は蓮舫民進党がこれにどこまで真剣に向き合うか、である。


 4日の毎日新聞が1面で〈野党協力で逆転58区〉と書いていた。
2014年衆院選の結果に基づいて試算したもので、〈民進、共産、自由、社民4党が候補者を一本化すれば、計58の小選挙区で与党の現職を逆転する可能性がある〉としている。


だが、逆転はこんなものじゃ済まないのではないか。実際、都議会やカジノ法案を巡る対応で自公の関係がギクシャクしている。各小選挙区に2万~3万票とされる創価学会票が自民党にソッポを向けば、5000票や1万票なんてあっという間にひっくり返る。14年衆院選のデータでは、野党一本化候補と与党現職との差が5000票以内は18選挙区、1万票以内なら、さらに21区追加で39選挙区ある。つまり、毎日の試算した58区に39を足すと、逆転は97区にまで増えるのである。大島理森衆院議長、石原伸晃経済再生担当相、河井克行首相補佐官らが敗北危機だ。


 選挙予想に定評のある政治評論家・野上忠興氏がこう言う。


「昨夏のダブル選挙にしろ、年末年始選挙にしろ、与党が勝てるなら安倍首相は解散に踏み切ってますよ。安倍首相にとっての勝敗ラインは最低でも改憲勢力で3分の2確保です。そのハードルが越えられそうになければ解散を打てないわけです。自民党は現段階でも今より最低20議席、最大40議席減らすと分析している。衆院選が今夏以降になり、野党がじっくり腰を据えて共闘を協議できれば、私は自民の50議席減が現実になる可能性があるとみています」


 蓮舫氏は4日、「野党共闘は政策重視」との考えを示し、共闘に対しては相変わらずグズグズだ。政策と言うのなら「脱原発」や「立憲主義を守る」など4党で一致できるものは確実にあるし、共闘すれば暴走政権をストップさせられるのはデータで明らか。いよいよ民進党の本気度が問われている。


今まで何度こういう局面があったことか? 最初は期待に燃え、市民運動の声をバックに、暴政を止められる!変えられる!止めなくては、変えなくてはいけない!という機運が大きく盛り上がった。しかしその都度、民進(民主党)は言う”政策の違う党とは組めない”それを聞くたびに希望をぶち壊し集中力と勢いを削いできた。変化を期待する国民は、現状から抜け出られない無力感に襲われ、危険な現状維持に舵を切る。



山尾議員の働く女性・シングルマザーの先頭に立った真摯な国会追求も、大野議員の隙のない冷静な追求も、大西議員の福祉への情熱も、どれも素晴らしいのに、それのどこが、志位・小池両氏を先頭とする共産党議員の意見や追及姿勢と相いれないのか?全然わからない。


”政策が違う”というのみで、どこが、どの政策が、この日本沈没の危機よりもっと大きなこだわりを生むのか、きちんと提示してほしい。
その具体的に相いれない政策が、はっきり提示されたことも、また提示された部分を共産党側が、譲歩、理解、話し合いを拒んだという話も一向に聞かれない。


これだけ幾たびも後手に回り、共闘が進まないネックとして言われている”政策の違い”
これははっきりしてしまうと、実は自民と変わらない、国民よりある力のあるグループに不利なことはできないという、自分たちの覚悟のなさ、曖昧さ、二兎追うものの浅ましさ、が表面化するので、未だ一部に根強い共産党アレルギーを盾にして、ごまかしているとしか思えない。 


民進党首脳部に目を覚ましていただくより、国民が目を覚まし共産・社民・自由・市民連合の連立候補を全力で支援するほかないようにさへ思う。


いつか民進党が目覚めてくれる、そんな期待を持つ余裕はもはやない。


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