どの国にもいるトンデモ有識者、トランプ政権、移民登録制度を示唆
どの国にもトンデモ有識者がいる。テレビ番組のインタビューの中で、第2次世界大戦中に日系人が強制収容された歴史を前例にすべきだと発言したのだ。
もちろん祖父母、両親が収容所に送られた日系人議員は強く反発。
もとより登録するというのは、ナチスはユダヤ人にバビデの星を胸につけさせたことも思い起こさせる。ユダヤ系からも反発がありそう。
ただし、これはトランプ支持者の発言で、トランプがどう思うっているかは全く関係ない。
強い反発を示したマーク・タカノ下院議員 両親と祖父母が米国によって強制収容されたという
ワシントン(CNN) 米次期大統領ドナルド・トランプ氏の打ち出した強硬な移民政策を巡り、同氏を支持する識者がこのほどテレビ番組のインタビューの中で、第2次世界大戦中に日系人が強制収容された歴史を前例にすべきだと発言した。この発言に司会者は眉をひそめ、日系議員は強く反発している。
米海軍特殊部隊の元兵士で作家のカール・ヒグビー氏は16日、フォックスニュースの番組で、トランプ氏の政権移行チームがイスラム教国からの移民を対象に何らかの登録制度を設ける政策を打ち出したと伝えらえたことについて質問され、「我々はイランに対してそうしてきたし、かつて第2次世界大戦中に日本人に対してそうしてきた」と語った。
司会者のミーギン・ケリー氏が「強制収容所の時代に戻ろうと提案しているわけではないですよね」と口をはさむと、ヒグビー氏は「私は前例があると言っただけだ。賛成するとは言っていない」と応じている。
ケリー氏はまだ信じられないといった様子で、そうした発言はトランプ氏の政策に対して米国民に恐怖を抱かせると指摘。
これに対してヒグビー氏は、「大統領はまず米国人を守らなければならない。そのために米国憲法で保護されていない人たちを何らかの形で登録して真の脅威とその出所を見極めるというのなら、私はそれを支持する」と断言した。
トランプ氏の移民政策顧問クリス・カバ氏は移民登録制度について、危険度が高い国からの移民に重点を置いた国家移民登録制度になると話している。
第2次世界大戦では日本による真珠湾攻撃を受けて、日系米国人は戦争が終わるまで強制収容所に収容された。この時代は米国の民主主義における汚点とみなされている。
マーク・タカノ下院議員(民主党)は17日、トランプ氏に対してヒグビー氏の発言を非難するよう促し、自身の両親と祖父母が強制収容された歴史を「米国史上、最悪級の汚点」と位置付けて、「10万人以上の日系米国人が犯罪を犯していないのに罪に問われ、裁判を受けることなく収容されて所持品をはぎ取られた」と指摘した。「次期政権にかかわる人たちが、トランプ政権で実行され得る政策の前例として私の家族の経験を持ち出すことに戦慄(せんりつ)を覚える。そうした発言は、多くの米国人がトランプ政権に対して抱く不安を裏付けるものであり、我が国の政策論議における警戒すべき人種主義や排外主義の台頭を反映している」。タカノ議員はそう警鐘を鳴らしている。
ここにも、決してトランプ政権の好きなようにはさせない気概あり。
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