密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

「大統領という職に就けば目が覚めるもの。現実にそぐわない意見や立場はすぐに一新されることになる」

オバマ大統領、トランプには、大統領になるために時間が必要。トランプは大統領にふさわしくなる努力ができる、という見方を示した。



オバマ米大統領は14日、大統領選の結果が出てから初めての記者会見に臨み、米国民はトランプ次期大統領に準備の時間を与える必要があると呼び掛けた。


トランプ氏が「全国民の大統領」を目指す気持ちに偽りはないとの見方を示した。


「大統領という職に就けば目が覚めるもの。現実にそぐわない意見や立場はすぐに一新されることになる」



賢明で説得力のある意見。トランプは、直感的で単純。敵愾心や馬鹿にされることに敏感で知性のある人間に馬鹿にされていると感じ反発する。それゆえ、トランプ支持者の白人たちと同じ心情を共有できた。しかし、実際に会い、言葉を交わし、彼らが公平で、すじが通っていて、自分を馬鹿にしていない、良い人間と解れば、考えを変化させる。
例えば、この記事

ワシントン(CNN) ドナルド・トランプ次期大統領は13日、当選後初となる正式なテレビ・インタビューに応じ、大統領選の民主党候補だったヒラリー・クリントン前国務長官の私用メール問題を捜査するため、特別検察官を任命すると表明していたことについて、「今後検討する」との考えを示した。


選挙後にクリントン氏だけでなく、夫のビル・クリントン元大統領とも話したことを明らかにし、夫妻を「傷つけたくない」「いい人たちだ」ともコメントした。


同性婚については、最高裁で合法との判断が出ているとして、それで構わないとの考えを示した。



トランプ氏は選挙戦で、州ごとの選挙人獲得数を競う大統領選の制度を批判し、総得票数で勝敗を決めるべきだと主張していた。実際には総得票数でクリントン氏が上回ったが、選挙人の数でトランプ氏が勝利した。



トランプ氏はインタビューで、総得票数に基づく制度を支持する立場に変わりはないと述べ、「自分が勝ったからといって意見を変えるつもりはない」と強調した。


憎しみは人を変える、しかし理解はもっと人を変える。そのことを体現するように、行動してきたオバマ大統領。その信念は変わらなだろう。大統領になる2年前に書いた著作
2006年出版の『合衆国再生』の中でも、人に興味を持ち、人との対話を重視し、出会った全ての人の立場(共和党、民主党を問わず、)を理解しようと努め、異差があれば、そのバックグラウンドも含め分析し、自分の答えを提示するように努めた文章で、「ちょっと人が良すぎなんでは?そんなんで手段を選ばない共和党にやられちゃうよぉ〜」なんて思いながら読んでいた。

合衆国再生―大いなる希望を抱いて
合衆国再生―大いなる希望を抱いて
ダイヤモンド社

そして大統領になって、それでも対話を求め、極力相手の立場を理解し、権力での抑えつけより、呼びかけを持って、アメリカ市民に向き合ってきた。普通はあれだけ無茶な妨害、理由なき(ただ黒人だという理由しか見つからない)妨害、政策潰し、中傷、デマ
にさらされても、この”いい人”の信念は変わらなかった。


トランプも”いい男だ”と会見後漏らしたという。この善人パワーが届かないのは、プーチン、ドゥテルテ、そしてあり種の鈍感さを呈している安倍晋三。


ともあれ、オバマ大統領にも、嫌いな人はいるだろう。差別や暴力・弾圧を憎んでもいるし、それに対しては強い態度で臨む(ように大統領として努力してきた)ただ個人的好き嫌いを職務には挟まないけれど。だからシンゾーにも会えば丁寧に接してくれていたし。しかし、トランプはそんな芸当は無理、せいぜい嫌われないように、屁っ放り腰でヨイショしてみるといい。ただし、
オバマ大統領はまた、トランプ氏が先週の会談で、主要な戦略的パートナーシップの維持に強い意欲を示したことを明らかにした。外遊で会談する各国指導者への伝言を託されたと述べ、「伝言のひとつは、北大西洋条約機構(NATO)と欧米間の同盟関係を維持するという意思表示だ」と語った。
日本は眼中になし?みたいだね。17日が楽しみだ。



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