アメリカの憲法改正は非常に困難 ”お為し改憲”なんて恥ずかしい
今回の大統領選、ヒラリーがポピュラーヴォート(総投票数)が33万6千4百29票トランプを上回る結果が出ている。
しかし、選挙人総取り制度で、常に大票田フロリダなどで、民意と異なる結果に導かれる大統領選。今回もフロリダがネックになったことは言うまでもない。
大都市部のほとんどを、大差で勝利したヒラリー。 フロリダでも大都市部、マイアミエリア・タンパエリア(St Petersburgもこのエリアに属する)州都タラハシなど人口密集地区ではヒラリーが勝利、農村部でトランプ勝利し、地区別の得点集計でトランプが勝利。
他の各州でも農村部ではトランプ勝利しかし僅差の勝利が半分以上、都市部、ユニバーシティータウンではヒラリーが大差で勝利。人数の少ないところで細かく票を稼ぎ、最終的に得票でその州を制し選挙人を総取り。ブッシュ2の1期目の選挙でもこうしたことから大問題が浮上した。
こうした選挙制度の改正を考える人たちもいるが、なんと、これを変えるためには
憲法改正が必要。そしてアメリカでは憲法を改正するためには、まず幾つかの法律の改正が必要で、それだけでも長いプロセスと議論を必要とする。
そして今ブレイキングニュースは真剣に23回目の憲法改正の必要性を言及している。
国民総数を無視して、ブッシュ2の当選をきめ、国内外に膨大な死者をつくり、ニューオリンズに最大の悲劇を引き起こした。そしてまた、未知数の混乱が予想される選択ドナルドトランプの大統領選出を招いた。
この道のりは長いが、米国民のやるべき憲法改正だろう。日本国憲法に比してアメリカの憲法はたくさんの瑕疵がある(銃問題もその一つだ)その瑕疵と影響も含め、日本国憲法は日米両国によりほぼ完全な民主主義憲法として草案されたのだと思う。
それなのに、なんだかよその国はコロコロ憲法改正をしているという情報が日本では政府主導で流布されて、お試し会見なんて言っている。瑕疵のある古すぎる憲法でさえ、それには、ものすごい努力と必然性と、そのため経緯と手続き、そして尽くされる議論が必要なのだ。お試しなんて軽いものではないのだ。
もしそれでも変えたいという多くの意見と情熱と議論があったことを無視して回数だけで、日本は変えなすぎるななんて宣伝しているなら、大きなミスデレクションであると、このアメリカの苦々しい状況のついでに、日本に苦言を呈したい。
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