密接な関係にある他国から

アメリカと日本の社会、文化、日常感覚など、下から目線でつなげてみる。

ハーロウィンの怖い話=トランプが大統領になる(W)

ハーロウィン時の番組 "Full Frontal with Samantha Bee" でオバマ大統領のインタビューの話。

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は31日に放送された米TBSテレビの番組"Full Frontal with Samantha Bee" でハロウィーンにちなんだインタビューに応じ、目前に迫る大統領選などについて語った。
司会者(サマンサ・ビー)はこの中で、オバマ大統領が就任当時、米国生まれではないとの中傷を受けたことを指摘。民主党の大統領候補(女性大統領であることで同等の中傷を受けると擦るとどんなことだろうと思うか)ヒラリー・クリントン氏が当選した場合、女性である同氏はどんな中傷を受けると思うか、と尋ねた。


オバマ氏は「面白い質問だ」と答えた後、「同じような中傷があるとすれば、くたびれている(She's tiredー疲れている),気まぐれだ( she's moodyー気分屋である) 感情的になっている(she's being emotionalー感情的にことをなしている)という内容になると思う」と答えた。さらに「男性の野心は当たり前と受け取られるのに対し、女性が野心を示せばなぜだと追及される。追及は大統領の任期中ずっと続くだろうし、クリントン氏が何か隠しているという説もそこから来ている」というと、”なんて嫌な女だ!!ー"What a nasty woman," と、サマンサ・ビーが返した。(トランプが最後のディベートでヒラリーの発言中に彼女にに投げつけた言葉)


オバマ氏はまた、若者が投票することの重要性を強調。長女マリアさんが今回初めて選挙権を得て期日前投票を済ませたことに言及し、「娘と同様に多くの若者は投票することに誇りを感じると思う。かれらが関心を持っていることについて語り掛ける必要がある」と話した。


もし、人々がの投票しないとどういうことになるか、「怖い話」をしてほしいと司会者がリクエストすると、オバマ氏は「(共和党候補の)ドナルド・トランプ氏が大統領になってしまうかもしれない」と脅してみせた。
(CNNJapanの記事に原文記事のニュアンスを補足しました)
トランプ大統領は、本当にホラーだ。だが、このインタビューで最も重要な発言は、太字の部分。日本よりもずいぶん女性の地位が確立していて、男性も女性に優しいけれど、それでも、女が大統領になるなんてとんでもないとおもう人たちがいる、そういう人たちは、やはり黒人が大統領になるなんて我慢ならない人たちでもある、そしてそういう人たちはトランプサポーターであり、またドナルド・トランプその人だ。


前の記事に書いたが、ヒラリーが嘘つきだ、信用できないという印象は、何の検証結果もなく、根拠証拠もなく、ただそんな感じがつきまとう。なぜか、彼女が強く、賢く、妥協も媚びもせず戦ってきたからだ、そして彼女が女だからだ。


このところの逆風は、良識のあるアメリカ国民にはハーロウィンの怖いお話だ。
マッチョで差別主義のゾンビが徘徊し人々を食い散らかす、そんなことが決して現実に起こってはならない。



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