密接な関係にある他国から

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『議論を尽くし、最後は私たちが適切に決める』と議論を拒む安倍政権

安倍首相の国会答弁の酷さが目に余って久しい。党首としてはいささか頓珍漢な蓮舫議員であるが、5日、国会での追求はとてもシャープ。北方領土問題から、解散の争点を開講でという方針はあるのか?あるとすれば違和感があるが、と質問。安倍総理は解散は考えていないとはぐらかし、争点はその時になってこちらが適切に判断すると答弁。


改憲問題では、安倍首相、毎度おなじみ、”総理大臣として立っているので、自民党の党首としての見解を述べるべきではない”という、実に奇妙な一人二役分離を盾に、話し合いの深化を拒む。憲法問題は憲法審査会で行うべきで、予算委員会では審議をしない、とトンデモ発言し、議事がストップ。蓮舫議員に、立法府には先人の積み重ねたルールがありその先例録には、”予算委員会は国政全般にわたり総括的な質疑が行われる”という予算委員会の存在意義の認識を正される始末。


蓮舫議員は続けて、自民改憲草案で家族を位置付けていることに触れ、総理の見解を求めた。安倍首相は家族は基本の位置付けであるので憲法で規定明記すべきと述べたが、だいたい権力者を縛るべき憲法で、家族の位置付けを規定すること自体、おかしなことで、権力者の国民の教化支配に他ならないので、論外である。家族問題一つ取っても、戦後の男女平等の進化を逆行させるものである。完全に親学思想に毒された考えだ。


ここでも、一人二役分離を盾に、議論を拒む。それなら自民党総裁として証人喚問するべきだ。安倍首相は野党の意見を聞くつもりも、議論をするつもりもない。
蓮舫議員は、憲法審査会で議論しろというが、審査会の審議を止めてきたのは与党であると指摘。「与党が止めていたかも含めて各委員会がお決めになることでありまして、行政府の長である私が口出しすることではないと思います」と答弁「意味不明だよ!!」の野次。本当に意味不明。蓮舫議員に「その答弁恥ずかしくないですか?」とグサリ。


改憲、社会保障、どれほど論理的に詰めようと、安倍首相の非論理的迷宮脳には響かない。短いループで同じことを繰り返し、最後は、『議論を尽くし、最後は私たちが適切に決める』という。



議論を尽くし=議論に乗らず、時間を稼ぎ 
最後は私たちが適切に決める=一切与党案など考慮せず、初めから決めていた政府案を強行採決。


ということだ。安倍総理、総理でいることが恥ずかしくないですか? 自民党議員諸君、こんな総理を掲げていて恥ずかしくないですか?


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